こんにちは、ブジカエルです。
2023年2月、社会福祉士の試験に合格したと思われるので、精神保健福祉士国家試験に向けての学びを始めました。
この記事では、過去問題をしゃぶり尽くします。
↓過去問題はここ↓
社会福祉振興・試験センター>精神保健福祉士国家試験>過去の試験問題
問題36 次の記述のうち、第二次世界大戦後のアメリカの精神保健福祉に関する説明として、正しいものを1つ選びなさい。
- クラブハウスモデルとしてファウンテンハウスが設立された。
- 精神科病院中心の医療からセクター制度への転換が進められた。
- 法律第180号を制定して公立精神科病院の閉鎖を国の政策とした。
- 精神科サバイバー・ネットワークがオヘイガン(OʼHagan, M.)らによって立ち上げられた。
- 「精神保健に関するナショナル・サービス・フレームワーク」が公表された。
設問について
諸外国の精神保健福祉についての理解が問われる問題。
中央法規当該科目テキストI(第2版)p26~に、諸外国の事情についての記載あり。
正答以外の選択肢についても理解しておきたい。
各選択肢について
選択肢1:クラブハウスモデルとしてファウンテンハウスが設立された。
〇
クラブハウスは、精神障害者の力に着目することを具体化した活動で、職業リハビリテーションを重視し、当事者がクラブの運営に主体的に参加することを通じて、障害からの回復を目指す。
1948年にクラブハウス活動がニューヨークで結成されており、「私たちは一人ぼっちではない We are notalone」を合言葉にファウンテンハウスに集まった精神障害当事者たちは、自分たちでお互いの相談に乗り、ソーシャルワーカーを雇用していった。クラブハウス活動は現在では世界クラブハウス連盟に28ヶ国約400ヶ所が加盟するまでになっている(2018年時点)。
クラブハウスモデルについては、
・中央法規当該科目Iテキスト第2版p28~、
・中央法規「生活支援システム」テキスト第3版p275~等。
選択肢2:精神科病院中心の医療からセクター制度への転換が進められた。
×
第二次世界大戦のフランスの説明。
選択肢3:法律第180号を制定して公立精神科病院の閉鎖を国の政策とした。
×
1978年のイタリアの説明。
選択肢4:精神科サバイバー・ネットワークがオヘイガン(OʼHagan, M.)らによって立ち上げられた。
×
1990年代のニュージーランドの説明。
選択肢5:「精神保健に関するナショナル・サービス・フレームワーク」が公表された。
×
1999のイギリスの説明。
「精神保健に関するナショナル・サービス・フレームワーク」は精神保健に関する10年計画。
正答
1(クラブハウスモデルとしてファウンテンハウスが設立された。)