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問題36|第25回 精神保健福祉士 国家試験 ④精神保健福祉の理論と相談援助の展開

勉強するウサギのイラスト

こんにちは、ブジカエルです。

2023年2月、社会福祉士の試験に合格したと思われるので、精神保健福祉士国家試験に向けての学びを始めました。

この記事では、過去問題をしゃぶり尽くします。

↓過去問題はここ↓
社会福祉振興・試験センター>精神保健福祉士国家試験>過去の試験問題

目次

問題36 次の記述のうち、第二次世界大戦後のアメリカの精神保健福祉に関する説明として、正しいものを1つ選びなさい。

  1. クラブハウスモデルとしてファウンテンハウスが設立された。
  2. 精神科病院中心の医療からセクター制度への転換が進められた。
  3. 法律第180号を制定して公立精神科病院の閉鎖を国の政策とした。
  4. 精神科サバイバー・ネットワークがオヘイガン(OʼHagan, M.)らによって立ち上げられた。
  5. 「精神保健に関するナショナル・サービス・フレームワーク」が公表された。

設問について

諸外国の精神保健福祉についての理解が問われる問題。

中央法規当該科目テキストI(第2版)p26~に、諸外国の事情についての記載あり。
正答以外の選択肢についても理解しておきたい。

各選択肢について

選択肢1:クラブハウスモデルとしてファウンテンハウスが設立された。

クラブハウスは、精神障害者の力に着目することを具体化した活動で、職業リハビリテーションを重視し、当事者がクラブの運営に主体的に参加することを通じて、障害からの回復を目指す。

1948年にクラブハウス活動がニューヨークで結成されており、「私たちは一人ぼっちではない We are notalone」を合言葉にファウンテンハウスに集まった精神障害当事者たちは、自分たちでお互いの相談に乗り、ソーシャルワーカーを雇用していった。クラブハウス活動は現在では世界クラブハウス連盟に28ヶ国約400ヶ所が加盟するまでになっている(2018年時点)。

クラブハウスモデルについては、
・中央法規当該科目Iテキスト第2版p28~、
・中央法規「生活支援システム」テキスト第3版p275~等。

選択肢2:精神科病院中心の医療からセクター制度への転換が進められた。

×

第二次世界大戦のフランスの説明。

選択肢3:法律第180号を制定して公立精神科病院の閉鎖を国の政策とした。

×

1978年のイタリアの説明。

選択肢4:精神科サバイバー・ネットワークがオヘイガン(OʼHagan, M.)らによって立ち上げられた。

×

1990年代のニュージーランドの説明。

選択肢5:「精神保健に関するナショナル・サービス・フレームワーク」が公表された。

×

1999のイギリスの説明。
「精神保健に関するナショナル・サービス・フレームワーク」は精神保健に関する10年計画。

正答

1(クラブハウスモデルとしてファウンテンハウスが設立された。)

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この記事を書いた人

このブログを運営しているブジカエル、カエル好きですがカエルにはあまり詳しくありません。精神障害者の地域生活を支援する精神保健福祉士、社会福祉士、国家資格キャリアコンサルタント。旅好き、学び好き、放送大学12年目のマルチポテンシャライト。科学的な幸福の研究に興味津々なポジティブ心理学実践インストラクター。健康管理好き、2013年に健康管理士、食生活アドバイザー3級&2級を取得。
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