こんにちは、ブジカエルです。
2023年2月、社会福祉士の試験に合格したと思われるので、精神保健福祉士国家試験に向けての学びを始めました。
この記事では、過去問題をしゃぶり尽くします。
↓過去問題はここ↓
社会福祉振興・試験センター>精神保健福祉士国家試験>過去の試験問題
問題39 次の記述のうち、精神保健福祉士が退院支援をしているクライエントから、「俳優になりたい」と聞いたとき、プランニング段階での関わりとして、適切なものを1つ選びなさい。
- 症状の安定に努め、俳優のことは退院後に検討することを伝える。
- 過去の職歴を聞き、合っている仕事は何か一緒に検討する。
- 病棟での患者ミーティングの司会を担って、人前で話すことに慣れるよう勧める。
- 俳優になるために何が必要かを話し合う。
- 入院中にオーディションを受けられるよう調整する。
設問について
相談援助の基本姿勢と展開過程に関する理解が問われる問題。
中央法規当該科目Iテキスト第2版p276等。
下記は諳んじておきたい。
ケース発見(相談面接、スクリーニング、アウトリーチ)
↓受理面接と契約(インテーク:援助関係の形成、情報収集、契約)
↓課題分析(アセスメント:情報収集、ニーズの明確化、社会資源の検討)
↓支援計画(プランニング:支援目標の設定、支援の計画設定、支援会議の開催)
↓支援の実施と経過の観察(インターベンション、モニタリング:チームアプローチ、経過の観察、ネットワーク形成)
↓効果測定と支援の評価(エバリュエーション)
(↓課題分析に戻る、または終結へ)
↓終結(ターミネーション)とアフターケア
各選択肢について
選択肢1:症状の安定に努め、俳優のことは退院後に検討することを伝える。
×
「俳優になりたい」というクライエントのニーズに対して適切な関わりとは言えない。
選択肢2:過去の職歴を聞き、合っている仕事は何か一緒に検討する。
×
クライエントは「俳優になりたい」と言っているので、適切とは言えない。
選択肢3:病棟での患者ミーティングの司会を担って、人前で話すことに慣れるよう勧める。
×
クライエントは「俳優になりたい」と言っているので、適切とは言えない。
選択肢4:俳優になるために何が必要かを話し合う。
〇
プランニングの段階では、課題分析で明らかになったニーズを充足する社会資源を選定する。それに合わせて必要なことと言える。
選択肢5:入院中にオーディションを受けられるよう調整する。
×
クライエントは「俳優になりたい」と言っているが、入院中にオーディションを受けたいかどうかは明らかではない。
正答
4(俳優になるために何が必要かを話し合う。)