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問題55|第25回 精神保健福祉士 国家試験 ④精神保健福祉の理論と相談援助の展開

勉強するウサギのイラスト

こんにちは、ブジカエルです。

2023年2月、社会福祉士の試験に合格したと思われるので、精神保健福祉士国家試験に向けての学びを始めました。

この記事では、過去問題をしゃぶり尽くします。

↓過去問題はここ↓
社会福祉振興・試験センター>精神保健福祉士国家試験>過去の試験問題

事例問題3

次の事例を読んで、問題について答えなさい。
〔事例〕
人口7万人のQ市は、人口減少や世帯の小規模化が進み、地域のつながりの希薄化が課題となっている。X障害者基幹相談支援センターのE相談支援専門員(精神保健福祉士)(以下「E専門員」という。)はピアサポーターから、「地域の事業所は、精神障害への偏見の修正や生活のしづらさの改善のために、地域にどう関わり、支援に活かしているのか」と聞かれた。E専門員は地域内の取組を伝えながら、幾つかの課題が頭に浮かび、それを整理する必要があると考えた。そこでE専門員は、翌月開催されたQ市「協議会」の部会で、「各事業所及び事業所がある地区の強みと弱みなどを可視化して、現状や課題を探ってみませんか」と参加者に提案した。
その後、8事業所から参加協力を得て学習会を開催し、市内各地区のマトリックス表を作成した。実施後に参加者から、「地区別の各事業所の課題と役割が分かった」「市全域と各地区との関係が分かった」「現状を各地区の実践にどう活かすかが今後の課題だ」と報告があった。(問題55)
E専門員は報告を取りまとめ、「この結果を実践に活かすために、各事業所が個々の支援で工夫していることや課題と、今回地区ごとに可視化できたこととを結び付けてみてはどうでしょう。それらを精査して、地区やQ市の戦略的方策を考えていきませんか」と学習会において新たに提案した。(問題56)
その後、学習会で検討した結果、「取組はあるが、その実践スキルやノウハウが集約できていない」「取組成果が地域に発信されていない」「住民からフィードバックを受ける仕組みが整っていない」ことが整理された。そこで「協議会」ではそれらを戦略的方策として、地域住民や当事者、その家族と事業所の協働で、地域実践を蓄積する方法を開発し、外部評価の仕組み作りを進めていった。この活動が継続していくと、参加する住民や団体も増え、Q市各地区での信頼感や結束力の高まりがみられるようになった。(問題56)

(注)「協議会」は、「障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律」に基づき、障害者等への支援体制の整備を図るため、保健医療関係者、福祉関係者等で構成される。

目次

問題55 次のうち、マトリックス表の作成時に用いられた方法として、正しいものを1つ選びなさい。

  1. PERT法
  2. グラウンデッド・セオリー
  3. SWOT分析
  4. デルファイ法
  5. アクションリサーチ

設問について

地域アセスメントについての理解が問われる問題。

正答以外の選択肢についても、精神保健福祉に直接関連するものは理解しておきたい。

各選択肢について

選択肢1:PERT法

×

PERT(Program Evaluation and Review Technique)とは、プロジェクトの工程管理を定量的、科学的に行う手法の一つ。各工程の依存関係を図示して、所要期間を見積もったり、重要な工程を見極めたりする。1950年代に米海軍で弾道ミサイル開発プロジェクトのために考案された。

地域で何らかのプロジェクトを進行させる際に使えそう。

選択肢2:グラウンデッド・セオリー

×

グラウンデッド・セオリー・アプローチ(GTA) は、データを基にして(ここから grounded と名付けられている)分析を進め、データの要約にとどまらず、データの中に出てきた現象がどのようなメカニズムで生じているのかを示す『理論』を産出しようとする研究法。

選択肢3:SWOT分析

SWOT分析は、環境をアセスメントする方法の1つ。

内部環境と外部環境について、強み(Strength)、弱み(Weakness)、機会(Opportunity)、脅威(Threat)を整理して、4つのマトリックスによるクロス分析を行う。組織や事業の状況を把握するためのフレームワーク。

SWOT分析については中央法規当該科目IIテキスト第2版p308。

選択肢4:デルファイ法

×

デルファイ法は、技術予測のための研究手法で、予測すべき問題に対して専門家集団が匿名のアンケートに回答し、その集計結果を専門家集団へフィードバックして調査を繰り返すことで意見を集約し、予測を行うもの。

米国のランド研究所が開発。

選択肢5:アクションリサーチ

×

社会心理学者 K.レビンが提唱した,集団力学の理論を社会生活に応用し,具体的な事態の改善を試みることを意図する研究。集団活動の過程を,実際の展開場面において,しかも実験的に刺激を加え,それによって生じた変動の過程として観察,記録していく。

コトバンク

正答

3(SWOT分析)

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この記事を書いた人

このブログを運営しているブジカエル、カエル好きですがカエルにはあまり詳しくありません。精神障害者の地域生活を支援する社会福祉士、国家資格キャリアコンサルタント。旅好き、学び好き、放送大学11年目のマルチポテンシャライト。科学的な幸福の研究に興味津々なポジティブ心理学実践インストラクター。健康管理好き、2013年に健康管理士、食生活アドバイザー3級&2級を取得。
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