こんにちは、ブジカエルです。
2023年2月、社会福祉士の試験に合格したと思われるので、精神保健福祉士国家試験に向けての学びを始めました。
この記事では、過去問題をしゃぶり尽くします。
↓過去問題はここ↓
社会福祉振興・試験センター>精神保健福祉士国家試験>過去の試験問題
目次
問題29 次の記述のうち、トランスディシプリナリ・モデルによる多職種チームに関する特徴として、適切なものを1つ選びなさい。
- チームリーダーである医師の指示により、各専門分野の役割を実行する。
- 各職種の専門性をいかし、チームの意思決定に主体的に関与する。
- 専門分野別に目標を設定し、支援する。
- 共通の達成課題を掲げ、各専門職の役割代替が認められる。
- 緊密な相互連携を形成し、多分野からのサービス提供を行う。
設問について
多職種連携のモデルについての理解が問われる問題。
多職種連携のモデルについては、中央法規当該科目テキストp280-281に記載がある。
- マルチディシプリナリ・モデル
チームを構成する専門職の間に階層関係があり、各専門職のチーム内での役割は固定的であり、それゆえに相互作用性も小さいところに特徴がある。
例:手術チーム(リーダーである医師の指示で全員が動き【階層性】、各メンバーはあらかじめ決められた役割を果たす【役割の固定制】) - インターディシプリナリ・モデル
メンバー間に階層性はなく、各メンバーの役割は概ね固定的であるものの一部流動的で、その分相互作用が相対的に大きくなる。
例:ケアカンファレンス、ケア会議などのチームワーク(各メンバーがそれぞれ平等に各専門性の枠内で発言しつつ【階層性無し】、それを超えての包括的な議論がなされる【相互作用性が大きく、役割固定だが、一部流動的】) - トランスディシプリナリ・モデル
インターディシプリナリ・モデルよりも役割固定性が一層弱く、各専門職の役割代替が容認されている。
例:野球チーム(ファーストの選手は、状況によりセカンドを守ることもある)
各選択肢について
選択肢1:チームリーダーである医師の指示により、各専門分野の役割を実行する。
×
前述の通り、これはマルチディシプリナリ・モデル。
選択肢2:各職種の専門性をいかし、チームの意思決定に主体的に関与する。
×
これはインターディシプリナリ・モデル。
選択肢3:専門分野別に目標を設定し、支援する。
×
これはマルチディシプリナリ・モデル。
選択肢4:共通の達成課題を掲げ、各専門職の役割代替が認められる。
〇
これがトランスディシプリナリ・モデル。
選択肢5:緊密な相互連携を形成し、多分野からのサービス提供を行う。
×
これはインターディシプリナリ・モデル。
正答
4(共通の達成課題を掲げ、各専門職の役割代替が認められる。)
第21回 精神保健福祉士 国家試験 全問題はこちら
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