こんにちは、ブジカエルです。
2023年2月、社会福祉士の試験に合格したと思われるので、精神保健福祉士国家試験に向けての学びを始めました。
この記事では、過去問題をしゃぶり尽くします。
↓過去問題はここ↓
社会福祉振興・試験センター>精神保健福祉士国家試験>過去の試験問題
問題23 次のうち、最も早く設立された社会福祉に関する職能団体として、正しいものを1つ選びなさい。
- 日本医療社会事業家協会( 現公益社団法人日本医療社会福祉協会 )
- 日本介護福祉士会( 現公益社団法人日本介護福祉士会 )
- 日本社会福祉士会( 現公益社団法人日本社会福祉士会 )
- 日本精神医学ソーシャル・ワーカー協会( 現公益社団法人日本精神保健福祉士協会 )
- 日本ソーシャルワーカー協会( 現特定非営利活動法人日本ソーシャルワーカー協会 )
設問について
日本におけるソーシャルワーカーの発展過程に関する理解が問われる問題。
ソーシャルワーカーの職能団体は日本に複数ある。
日本におけるソーシャルワークの発展過程を踏まえて、代表的な職能団体の設立の背景・社会状況を知っておきたい。
中央法規当該科目テキストに複数の関連箇所あり。
各選択肢について
選択肢1:日本医療社会事業家協会( 現公益社団法人日本医療社会福祉協会 )
〇
1953(昭和28)年、浅賀ふさらの尽力によって日本医療社会事業家協会が結成され、精神科領域を含む150名程度の医療ソーシャルワーカーが加入したとされている。
1958(昭和33)年に日本社会事業協会へと改組。
これを機に、精神科ソーシャルワーカーたちが自らの専門職アイデンティティを求めて独自の組織づくりに向けた機運が高まっていった。
ということが、中央法規当該科目テキストp130に書かれている。
選択肢2:日本介護福祉士会( 現公益社団法人日本介護福祉士会 )
×
介護福祉士は、1987(昭和62)年に創設された介護・福祉分野の国家資格。
日本介護福祉士会は、介護福祉士の職能団体として、1994(平成6)年に設立された。
日本社会の高齢化や家族構造の変化に対応し、介護を担う専門職が求められていた。
選択肢3:日本社会福祉士会( 現公益社団法人日本社会福祉士会 )
×
社会福祉士は、1987(昭和62)年に創設された社会福祉分野の国家資格。
日本社会福祉士会は、社会福祉士の職能団体として、1993(平成5)年に設立された。
複雑化、多様化する生活課題、社会システムの変化等による生じる生活問題に対して、社会福祉の観点から相談援助を行う専門職が求められていた。
選択肢4:日本精神医学ソーシャル・ワーカー協会( 現公益社団法人日本精神保健福祉士協会 )
×
日本精神医学ソーシャル・ワーカー協会の設立は、1964(昭和39)年(テキストp3~)。
当時の主な構成員は、精神科病院に勤務するソーシャルワーカー。
1997(平成9)年に、精神保健福祉士法が成立。
1999年に第1回精神保健福祉士国家試験が行われた。
1999年、「日本精神保健福祉士協会」に名称変更
選択肢5:日本ソーシャルワーカー協会( 現特定非営利活動法人日本ソーシャルワーカー協会 )
×
日本ソーシャルワーカー協会の誕生は、1960年。
会長は竹内愛二ですって。すごい。
でも数年後に休眠状態に・・。
1983年、再建。
1986年に日本でで国際社会福祉会議及び、国際ソーシャルワーカー連盟、学校連盟の会議が開催されることとなり、それに先立ち再度ソーシャルワーカー協会組織化の問題が取り上げられ再建されたそうな。
正答
1(日本医療社会事業家協会( 現公益社団法人日本医療社会福祉協会 ))