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問題39|第20回 精神保健福祉士 国家試験 ④精神保健福祉の理論と相談援助の展開

勉強するウサギのイラスト

こんにちは、ブジカエルです。

2023年2月、社会福祉士の試験に合格したと思われるので、精神保健福祉士国家試験に向けての学びを始めました。

この記事では、過去問題をしゃぶり尽くします。

↓過去問題はここ↓
社会福祉振興・試験センター>精神保健福祉士国家試験>過去の試験問題

目次

問題39 次の記述のうち、就労移行支援事業所が行う職業リハビリテーションのプロセスにおけるインターベンションとして、正しいものを1つ選びなさい。

  1. 利用者と関係諸機関で話し合い、新たに職場適応援助者制度の利用を決めた。
  2. 利用者の職場実習の前に当該事業所で職場体験を行い、仕事内容等を整理した。
  3. 就職を希望する利用者に同行し、ハローワークで求職登録を支援した。
  4. 就職が決まった利用者と、それまでの支援内容について検討した。
  5. 初めて来所した利用者に対して事業所の支援内容を説明した。

設問について

リハビリテーションのプロセスに関する理解が問われる問題。
リハビリテーションのプロセスについては、中央法規当該科目Iテキスト(第2版)p158。

一般にリハビリテーションのプロセスは、査定(アセスメント)、計画策定(プランニング)、介入(インターベンション)、追跡(モニタリング)、評価(エバリュエーション)の順で進行する。

同上テキストp158

各選択肢について

選択肢1:利用者と関係諸機関で話し合い、新たに職場適応援助者制度の利用を決めた。

×

利用者と関係諸機関での話し合いは、サービス担当者会議。
どんな介入を行うかを話し合う場であり、介入前に行うこと。

第十五条

(中略)

十一 相談支援専門員は、支給決定又は地域相談支援給付決定を踏まえてサービス等利用計画案の変更を行い、指定障害福祉サービス事業者等、指定一般相談支援事業者その他の者との連絡調整等を行うとともに、サービス担当者会議(相談支援専門員がサービス等利用計画の作成のために当該変更を行ったサービス等利用計画案に位置付けた福祉サービス等の担当者(以下この条において「担当者」という。)を招集して行う会議をいい、テレビ電話装置その他の情報通信機器(第二十二条第三項第一号及び第二十八条の二第一号において「テレビ電話装置等」という。)を活用して行うことができるものとする。以下同じ。)の開催等により、当該サービス等利用計画案の内容について説明を行うとともに、担当者から、専門的な見地からの意見を求めなければならない。

障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律に基づく指定計画相談支援の事業の人員及び運営に関する基準

選択肢2:利用者の職場実習の前に当該事業所で職場体験を行い、仕事内容等を整理した。

×

「職場実習」が重要な介入であれば、その前に職場体験を行って仕事内容を整理することは、計画策定(プランニング)に該当する。

選択肢3:就職を希望する利用者に同行し、ハローワークで求職登録を支援した。

本人の希望に基づいてハローワークに同行し求職者登録を支援することは介入(インターベンション)に該当する。

選択肢4:就職が決まった利用者と、それまでの支援内容について検討した。

×

評価(エバリュエーション)に該当する。

選択肢5:初めて来所した利用者に対して事業所の支援内容を説明した。

受理面接(インテーク)に該当する。

正答

3(就職を希望する利用者に同行し、ハローワークで求職登録を支援した。)

第20回 精神保健福祉士 国家試験 全問題はこちら

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この記事を書いた人

このブログを運営しているブジカエル、カエル好きですがカエルにはあまり詳しくありません。精神障害者の地域生活を支援する精神保健福祉士、社会福祉士、国家資格キャリアコンサルタント。旅好き、学び好き、放送大学12年目のマルチポテンシャライト。科学的な幸福の研究に興味津々なポジティブ心理学実践インストラクター。健康管理好き、2013年に健康管理士、食生活アドバイザー3級&2級を取得。
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