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問題38|第20回 精神保健福祉士 国家試験 ④精神保健福祉の理論と相談援助の展開

勉強するウサギのイラスト

こんにちは、ブジカエルです。

2023年2月、社会福祉士の試験に合格したと思われるので、精神保健福祉士国家試験に向けての学びを始めました。

この記事では、過去問題をしゃぶり尽くします。

↓過去問題はここ↓
社会福祉振興・試験センター>精神保健福祉士国家試験>過去の試験問題

目次

問題38 精神科リハビリテーションの原則に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。

  1. 発病前の状態に戻すことを到達点とする。
  2. 回復期への移行とともに速やかに開始する。
  3. 特定の技法やプログラムを基本とする。
  4. 個人の社会生活技能の改善と環境面での支援開発を行う。
  5. 障害支援区分を基準に実施する。

設問について

精神科リハビリテーションの原則に関する理解が問われる問題。

精神科リハビリテーションについては、中央法規当該科目テキストI(第2版)第3章、その原則については同章第2節。

各選択肢について

選択肢1:発病前の状態に戻すことを到達点とする。

×

アンソニーの基本原則(1)「精神科リハビリテーションの最大の焦点は、精神障害を抱えた人の能力を改善することである。」

生活環境への適応の重視と社会再統合

第三に、精神科リハビリテーションの目標は、生活環境への適応の重視だけでなく、一人ひとりの当事者にとって意味のある社会生活と人生の回復、新しい人生を切り開くこと、そして社会再統合を目指すものである。今日の精神科リハビリテーションを代表する概念であるリカバリーやソーシャルインクルージョンは、基本原則に加えてよいと考える。

中央法規当該科目テキストI(第2版)p120

選択肢2:回復期への移行とともに速やかに開始する。

×

早期介入

第四に、精神科リハビリテーションの開始は段階論ではなく、早期介入が基本である。2008年6月、イギリスで開かれた国際会議では、早期介入からの持続的支援が確認された。主に若年の精神障害者の就学、研修、就業に治療初期から介入することで、治療の転帰にも肯定的な影響が期待されることから取り上げられた。わが国での取り組みはまだ始まったばかりであるが、家族の再統合を含む精神科リハビリテーションの早期介入も原則となろう。

同上 p120-121

選択肢3:特定の技法やプログラムを基本とする。

アンソニーの基本原則(3)「精神科リハビリテーションは、さまざまなテクニックを駆使するという意味で臨機応変である。」

統合的アプローチ

第五に、多職種および当事者・家族を含む、市民との協働による統合的アプローチが基本である。すでに、地域のリハビリテーションでは、当事者や家族を含む市民との協働(コラボレーション)が始まっている。基本は“ひと”である。さまざまな専門家、行政機関や社会福祉法人、NPO法人、セルフヘルプグループ、地域家族会、精神保健福祉ボランティアが対等な立場から精神科リハビリテーションのプログラムを話し合い、地域の資源開発に協働している。家族と障害者仲間、そして専門家に地域住民を加えた四大サポート資源が、精神科リハビリテーションを推進する

同上 p121

選択肢4:個人の社会生活技能の改善と環境面での支援開発を行う。

アンソニーの基本原則(8)「当事者の技能開発と環境的支援開発が、精神科リハビリテーションの二大介入である。」

選択肢5:障害支援区分を基準に実施する。

×

精神科リハビリテーションと障害支援区分は無関係。

正答

4(個人の社会生活技能の改善と環境面での支援開発を行う。)

第20回 精神保健福祉士 国家試験 全問題はこちら

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この記事を書いた人

このブログを運営しているブジカエル、カエル好きですがカエルにはあまり詳しくありません。精神障害者の地域生活を支援する精神保健福祉士、社会福祉士、国家資格キャリアコンサルタント。旅好き、学び好き、放送大学12年目のマルチポテンシャライト。科学的な幸福の研究に興味津々なポジティブ心理学実践インストラクター。健康管理好き、2013年に健康管理士、食生活アドバイザー3級&2級を取得。
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