こんにちは、ブジカエルです。
2023年2月、社会福祉士の試験に合格したと思われるので、精神保健福祉士国家試験に向けての学びを始めました。
この記事では、過去問題をしゃぶり尽くします。
↓過去問題はここ↓
社会福祉振興・試験センター>精神保健福祉士国家試験>過去の試験問題
問題23 事例を読んで、この時点で、サービス管理責任者であるB精神保健福祉士がCさんに行うべき対応として、適切なものを1つ選びなさい。
〔事例〕
就労移行支援事業所を利用しているCさん( 47歳、男性)は、企業への就職を目標としている。支援を受けながら就職活動を続けているが、採用面接を受けてもなかなか決まらないでいる。最近では、イライラを募らせ物に当たったり、反対に塞ぎ込んだりする様子が見られていた。昨日、Cさんは感情を抑えることができず、若い職員に対して、「なぜ、他の人には良い職場を紹介するんだ」「どうせ俺は働けないと馬鹿にしているんだろう」「お前は素人か」と語気を強めた。そこでB精神保健福祉士は、今後のことについてCさんと話合いをすることにした。
- 就職に結び付かない現状を受け止められるよう、つらさをくみとる。
- 若い職員であっても、十分な知識や技術を持っていることを説明する。
- これからはCさんと同年代の職員が、常に担当することを提案する。
- 求職活動を一旦中断し、趣味の時間を増やすことを勧める。
- 感情を抑えることができなければ、利用中止になることを伝える。
設問について
就労移行支援事業所と、そのサビ管の役割、および面接の原則についての理解が問われる問題。
各選択肢について
選択肢1:就職に結び付かない現状を受け止められるよう、つらさをくみとる。
〇
バイステックの7原則のうちの受容の原則。
選択肢2:若い職員であっても、十分な知識や技術を持っていることを説明する。
×
若い職員に対して語気強く発したのはCさんが感情的になって出てきた言葉であり、Cさんの思いを受け止める前にこの説明をすることはCさんの状態を悪化させかねない。
選択肢3:これからはCさんと同年代の職員が、常に担当することを提案する。
×
若い職員に対して語気強く発したのはCさんが感情的になって出てきた言葉であり、同年代職員が担当することは問題の解決に寄与しない。
選択肢4:求職活動を一旦中断し、趣味の時間を増やすことを勧める。
×
ストレスを何らかの方法で解消することが有益である可能性はあるが、この時点では求職活動を一旦中断する前にやるべきことがある。
選択肢5:感情を抑えることができなければ、利用中止になることを伝える。
×
就労移行支援事業所は、感情を抑えることを要求するのではなく、一般就労が継続できる程度に感情をコントロールすること(誰かの力を借りてでも)を習得する機会を設けるべし。
正答
1(就職に結び付かない現状を受け止められるよう、つらさをくみとる。)