こんにちは、ブジカエルです。
2023年2月、社会福祉士の試験に合格したと思われるので、精神保健福祉士国家試験に向けての学びを始めました。
この記事では、過去問題をしゃぶり尽くします。
↓過去問題はここ↓
社会福祉振興・試験センター>精神保健福祉士国家試験>過去の試験問題
問題14 次のうち、不登校児童生徒の社会的自立に資する相談・指導を行う目的で教育委員会等が設置するものとして、正しいものを1つ選びなさい。
- 教育支援センター
- 児童自立支援施設
- 地域若者サポートステーション
- 児童相談所
- 放課後児童クラブ
設問について
不登校児童生徒の支援についての理解が問われる問題。
不登校については中央法規当該科目テキスト第3版p136~。
各選択肢について
選択肢1:教育支援センター
〇
児童自立支援施設
「教育支援センター(適応指導教室)」(以下、教育支援センターとする。)とは、不登校児童生徒等に対する指導を行うために教育委員会及び首長部局(以下「教育委員会等」という。)が、教育センター等学校以外の場所や学校の余裕教室等において、学校生活への復帰を支援するため、児童生徒の在籍校と連携をとりつつ、個別カウンセリング、集団での指導、教科指導等を組織的、計画的に行う組織として設置したものをいう。なお、教育相談室のように単に相談を行うだけの施設は含まない。
文部科学省
選択肢2:児童自立支援施設
×
不良行為をした、またはそのおそれのある児童および家庭環境、その他の環境上の理由により生活指導などを要する児童が入所、または保護者のもとから通い、個々の児童の状況に応じて必要な指導を行い、その自立を支援する施設です。かつては「教護院」と呼ばれていましたが、1998年に名称が変更されました。
具体的には、窃盗や浮浪、性的悪戯、傷害、恐喝、暴力、乱暴、反抗、怠学など反倫理的、または反社会的な不良行為、もしくはそのような不良行為のおそれのある児童などに対し、適切な生活と教育の環境を与え、その行動を改善するため、児童自立支援専門員や児童生活支援員による生活指導、教諭による学校教育を中心に自立支援を行います。
ただし、この施設は非行児童の心理的な矯正や懲罰を科すところではなく、あくまでも家庭的な小さな集団のなかで情緒の安定を図る一方、生活や学習への積極性を育み、職業生活への関心を高めることにより児童の社会的な自立を助長するところに目的があります。
WAM NET
選択肢3:地域若者サポートステーション
×
地域若者サポートステーション
地域若者サポートステーション(愛称:「サポステ」)では、働くことに悩みを抱えている15~49歳までの皆さまを対象に、就労に向けた支援を行う機関です。
厚生労働省が委託した全国の若者支援の実績やノウハウがある民間団体などが運営しており、全国の方が利用しやすい「身近に相談できる機関」として、全ての都道府県に設置しています(全国177か所の所在地はこちら)。サポステの支援対象者
厚生労働省
「働きたいけど、どうしたらよいのかわからない・・・」、「働きたいけど、自信が持てず一歩を踏み出せない・・・」、「働きたいけど、コミュニケーションが苦手で・・・不安」、「働きたいけど、人間関係のつまずきで退職後、ブランクが長くなってしまった・・・」など、働くことに悩みを抱えている15歳~49歳までの方の就労を支援しています。
選択肢4:児童相談所
×
児童相談所とは…
東京都
児童相談所は、児童福祉法に基づいて設置される行政機関です。
原則18歳未満の子供に関する相談や通告について、子供本人・家族・学校の先生・地域の方々など、どなたからも受け付けています。
児童相談所は、すべての子供が心身ともに健やかに育ち、その持てる力を最大限に発揮できるように家族等を援助し、ともに考え、問題を解決していく専門の相談機関です。
選択肢5:放課後児童クラブ
×
放課後児童健全育成事業(放課後児童クラブ)
子ども家庭庁
概要
児童福祉法第6条の3第2項の規定に基づき、保護者が労働等により昼間家庭にいない小学校に就学している児童に対し、授業の終了後等に小学校の余裕教室や児童館等を利用して適切な遊び及び生活の場を与えて、その健全な育成を図るものです。
正答
1(教育支援センター)