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合格レポート付き!〈レポート課題7〉精神保健福祉援助演習(専門)|精神保健福祉士養成課程通信科

勉強するウサギのイラスト

こんにちは、ブジカエルです。

2023年2月に社会福祉士国家試験に合格したので、2023年3月に精神保健福祉士養成短期コースに申し込みました。

その学習についての記録です。

この記事では、精神保健福祉士養成課程通信科(短期)の、7つめのレポート課題の作成過程についてまとめます。

目次

レポート作成の準備

テーマ分析

今回のレポート課題、テーマはこれ。

・レポートテーマ:「教科書(テキスト)『精神保健福祉援助演習(基礎・専門)』の第8章の実践モデルおよびアプローチの中から3つ選び、その特徴について整理し、まとめなさい。」(800字~1200字以内)

社会福祉士の養成課程で学ぶ際に考えた、合格するレポートの書き方を活用しつつ進めていこうと思います。

レポートを課す側の意図としては、ざっくりですが以下のようなものがあると思われます。

  • 精神障害者の相談支援について理解を深める
  • 精神障害者の相談支援の、実践モデルとアプローチを知り理解する
  • 以上の学びから新たな気付きを得る、自分の今後の課題を考える

テーマだけ見て考えていると効率が悪いので、材料を集めながらテーマの分析を進めていきます。

材料を集める

課題で指定されている、中央法規の『精神保健福祉援助演習(基礎・専門)』(第2版)第8章はp210~。

この章に記載されている実践モデルとアプローチの中から3つ選び、その特徴について整理して、800字~1200字程度にまとめたものとするわけですが。

その作業をしながら、出題意図のカケラを拾い集めて、これまでになかった新たな気付きが得られることを目指します。

今回も、chatGPTに尋ねてレポートを作ってもらってみました。
参考程度です。

目次を作る

材料を集めながら目次(構成)を考えていきます。
見出しを付けるかどうかは後で考えます。

  • はじめに
  • さあどうしようかな。
  • おわりに

集めた材料メモ

現時点で、日頃の業務ですぐにも役立つものを選びました。
切って貼って1000文字くらいにするよ。

*()内は当該科目テキストのページ数

ストレングスモデルの特徴

精神保健福祉の理論と相談援助の展開Iのテキストから

(269)ストレングスモデルでは、クライエントの主観的世界を尊重し、クライエントのストレングスを知る手がかりとして語りを位置付ける。ソーシャルワーカーはクライエントの経験値から学ぶと言う無知の姿勢で、クライエントと対話を重ね、クライエントと共同して最適な解決方法を導き出すことが求められる。

(270)ストレングスはクライエント個人だけでなく、クライエントを取り巻く環境である、物理的・対人関係的・制度的環境にも着目しているところに特徴がある。

(271)ストレングスモデルは生態学における「適所(niche)」という概念を応用して、個々人にとって可能性の開かれた生活の場を「社会的適所(social niche)」と呼称し、他者との協働性や社会性を重視する。ソーシャルワーカーは、クライエント自身に外在する環境のストレングスをクライエントの目標達成に役立つものとして意味付けする支援を行うとともに、そのストレングスを活用できる環境整備や資源開発が求められている。

精神保健福祉の理論と相談援助の展開IIのテキストから

(264)ストレングスモデルのケースマネジメント(ケアマネジメント)では、クライエントが本来もっている能力や環境の側の潜在的能力にも着目し、それを引き出し、活用したり、セルフケア能力を高めることに重点を置く。ストレングスモデルのケースマネジメントは、(中略)セルフケア能力、家族の力、地域の力、専門家の能力の向上に焦点を当てている。

(264)ストレングスモデルの目標は、クライエントが設定した目標を達成することでクライエント自身が自分の人生を立て直し、リカバリーすることを支援することである。

(265)ストレングスモデルはリカバリーの理念を背景にし、クライエントの役割、希望や自信を取り戻す手助けをする。

危機介入について

相談援助演習のテキストから

(233)危機介入とは、危機に直面している個人や家族に対して積極的に働きかけることによって、その危機的状況から脱することを目的とする援助方法である。(中略)
 危機介入では、クライエントの訴えを受容し、現実にある問題を明確にして解決の優先順位を検討し、危機的状況を克服できるように新しい解決方法を習得するよう支援するとともに、周囲の支援体制の組織化や自助グループの活用・組織化を行っていく。

精神保健福祉の理論と相談援助の展開IIのテキストから

(p73-74より抜き書き)

①本人への危機介入・支援の要点
  1. できるだけ早期発見、早期介入が大切
  2. 相談者の不安を和らげ、よく聴き、相談者が何を求めているかを理解する
  3. 同時並行的に、相談をどのように解決に向けて展開すべきか判断する
    ・傾聴と困り感の引き出し
    ・参加型の自己決定の工夫
    ・様々な対応策や社会資源活用への配慮
    ・守秘義務への配慮
②本人以外からの精神保健福祉(危機)相談への対応の要点
  1. 家族からの相談
    ・来所家族へのねぎらい
    ・普段の生活スタイルや個性と病気との違いについての助言
    ・最終手段としての行政診察の説明と守秘義務の確認
  2. 近隣からの相談
    ・来談者と対象者の事実(利害)関係や来談者の適正さの確認
    ・家族等への協力依頼(連絡)
    ・守秘・利害への配慮
    ・様々な対応策や社会資源活用への配慮
    ・最終手段としての行政診察の説明と手続きに関する説明
③行政診察と保健所の役割
  1. まず本人と面談し、意思確認する
  2. 全体状況の把握(相談展開のなかの次のステップ判断)
  3. 傾聴と困り感の引き出し
  4. 参加型の自己決定の工夫(できるだけ自主受診を勧める)
  5. 様々な対応策や社会資源活用への配慮
  6. 強制と人権権利擁護への配慮
  7. 移送上の配慮
  8. インフォームドコンセントおよび入院後のフォロー(退院準備のための病院訪問=見捨てられるのではないという意識づけ)

チームアプローチについて

精神保健福祉の理論と相談援助の展開Iのテキストから

(249)チームワークに関する用語や概念は統一されておらず、混同されて用いられている。(中略)本節では、多職種との協働・連携をチームアプローチとして論じる。チームアプローチとは、2人以上の専門の異なる職能集団と、当事者や家族が、継続的に協働して、共通の目標を達成するために協力することである。その目標のもとに、複数の人の知識と技術、知恵を結集する、問題解決の手法である。

(249)チームには、同一機関、施設、組織内におけるチームと、他機関、他施設、他組織でのチームがある。また、精神科病院で展開されるような同一分野の異なる専門職種のチーム、弁護士と社会福祉士などが携わる権利擁護関連事業といった、複数分野の複数の専門職のチーム、ボランティアや近隣住民も一緒に展開するような、専門職と非専門職のチームとに分類できる。そうしたチームの構成員も、チームの規模も、目標によって規定され、柔軟に変化する。

(250)チームアプローチは、(中略)固定化・パターン化したものでなく、クライエントの状況に合わせて変化するものである。

(250)チームアプローチを機能させるうえで最も重要なのは、クライエントの参加である。

(251)チームアプローチが機能すれば、それぞれの専門職の観点からクライエントやクライエントがおかれている環境の評価(診断やアセスメント)がなされ、それらが統合されることで、クライエントのニーズに対して包括的に、かつ重層的にサービスが進められる。それはクライエントにとっては、多様な専門職に相談できること、多職種から受ける個々のサービスを一貫した支援として利用できること、自らが利用するサービスの全体像とその提供者を把握できること、多様な専門職の視点が取り入れられた包括的サービスを利用できることといったメリットになる。さらに専門職にとっても、多職種のなかで自らの専門性や役割を認識し、責任をもって支援に貢献することで成長できること、コンサルテーションを受けられること、困難に直面しても、カンファレンスなどを通してチームの支えを受けられること、チームメンバー同士が学び合う経験と、相互に違いによる葛藤を解決していくプロセスによって成長できること、といった利点がある。

(253-254から抜き書き)
チームアプローチを進めていく上での課題、留意点
・専門職個々の役割を明確にし、多職種に伝えあい、理解し合う
・重複する領域については、クライエントのその時々のニーズや状況に合わせて、柔軟に役割を分担する
・情報の共有化について:日常的な情報交換のあり方を検討する必要がある。各チームメンバーによる情報発信と情報収集が必須である。カンファレンスや申し送りの方法を検討する。守秘義務と情報共有についてクライエントの了解が必要。
・対等な関係:メンバーはそれぞれ独立し、対等な感稀有を維持する。
・精神保健福祉士の拡充:精神保健福祉士は、生活モデル、あるいは社会モデルに依拠し、クライエントの疾患ではなく生活と人生に焦点を合わせる専門職である。クライエントの自己決定を尊重し、権利を擁護する、社会福祉学を基盤とする専門職が、医療チームのなかに存在する意味は大きい。生活者としてのクライエントが主体的に人生を切り開くために、社会福祉専門職としてチームに貢献するために、社会福祉士は自らの専門性を向上させるとともに、コミュニケーション力、交渉能力、柔軟性を保持することが求められる。

6/14、一応できました。
しばらく温めます。

合格レポート

提出して、合格となったレポートを掲載します。
ご参考になれば幸いです。
丸写しはダメですよ。

 本レポートでは、ストレングスモデル、危機介入、チームアプローチの3つについてまとめることとする。
1.ストレングスモデル
 ストレングスモデルでは、クライエントが役割、希望や自信を取り戻す手助けをする中で、クライエントが設定した目標を達成することで自分の人生を立て直し、リカバリーすることを支援する。クライエントの主観的世界を尊重し、クライエントのストレングスを知る手がかりとして語りを位置付け、ソーシャルワーカーはクライエントの経験値から学ぶという無知の姿勢で、クライエントと対話を重ね、クライエントと共同して最適な解決方法を導き出す。クライエントが本来もっている能力だけでなく、物理的・対人関係的・制度的環境の潜在的能力にも着目し、そのストレングスを活用できる環境整備や資源開発を行う。
2.危機介入
 危機介入とは、危機に直面している個人や家族に対して積極的に働きかけることによって、その危機的状況から脱することを目的とする援助方法である。クライエントの訴えを受容してクライエントの不安を和らげ、相談者が何を求めているかを理解し、現実にある問題を明確にして解決の優先順位を検討し、危機的状況を克服できるように新しい解決方法を習得するよう支援する。さらに、周囲の支援体制の組織化や自助グループの活用・組織化を行っていく。本人や家族への危機介入・支援だけでなく、近隣住民からの相談への対応や、行政診察と保健所の役割についても体系だった支援の方法がある。
3.チームアプローチ
 チームアプローチでは、2人以上の専門の異なる職能集団と当事者や家族が、継続的に協働して共通の目標を達成するために協力し、その目標のもとに、複数の人の知識と技術、知恵を結集する。そのあり方は固定化・パターン化したものでなく、クライエントの状況に合わせて変化する。チームの構成員や規模も目標によって柔軟に変化する。チームアプローチを機能させる上で最も重要なのは、クライエントの参加である。
 チームアプローチでは、クライエントやクライエントを取り巻く環境の評価を、チームの成員それぞれの観点から行い、それらを統合することで。クライエントのニーズに対して包括的かつ重層的にサービスを提供していく。クライエントにとっては、多様な専門職に相談できる、多職種から受ける個々のサービスを一貫した支援として利用できるといったメリットがある。専門職にとっても、学び合いや成長の機会が増える、コンサルテーションやカンファレンスなどを通してチームの支えを受けられるといった利点がある。
 留意点としては、専門職個々の役割を明確化し理解し合うこと、重複する領域についてはその時々のニーズや状況に合わせて柔軟に役割を分担すること、情報の共有化についての共通理解、対等な関係、といったことが挙げられる。

講師講評

レポート作成お疲れさまでした。
精神保健福祉領域の法制度に「入院医療中心から地域生活中心へ」という理念が掲げられるようになり、近年では精神保健福祉士の活躍の場が、施設基準や報酬請求上で配置が必要とされる施設や機関をはじめ、精神疾患・障害及びメンタルヘルス諸課題のある人々を支援する多様な場に広がってきています。
このような背景を踏まえると、これからの精神保健福祉士(ソーシャルワーク専門職)には、専門性に基づき、各職場・領域の特性に応じた役割の発揮や業務遂行が求められることとなります。つまり、精神保健福祉士として役割を果していくためには、様々なモデルやアプローチに精通し、それらを組み合わせながらクライエントのニーズ・状況等に応じて駆使することができる実践力が重要になると考えます。このような理由から、教科書に登場している実践モデルおよびアプローチについて複数(61つ)選んでいただきまとめていただきました。
今後の学習のポイントとして、特にストレングスモデルは、毎年国家試験でも必ずと言っていいほど出題されるのでしっかりと復習しておきましょう。復習する際は、併せて医学モデルや社会モデル、生活モデル、それぞれの特徴や違い等を整理しておくことをお勧めします。次にリハビリテーションモデルについてですが、教科書では、SST、心理教育、集団精神療法が取り上げられていました。この中でもSST(社会生活技能訓練)は、国家試験でも狙われることが多く、教科書で取り上げられていた『SSTの進め方』は特に把握しておくとよいでしょう。危機介入(アプローチ)は、その成り立ちやポストベンション(自殺による周囲の人々の心理的ダメージを最小限にする対応)について押さえておくとよいでしょう。アウトリーチ・チームアプローチ・ケアマネジメントについては、それぞれの目的、方法、実際の展開過程について理解しておくことが大切になります。以上のポイントを基に今後の学習に役立てていただければと思います。

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この記事を書いた人

このブログを運営しているブジカエル、カエル好きですがカエルにはあまり詳しくありません。精神障害者の地域生活を支援する精神保健福祉士、社会福祉士、国家資格キャリアコンサルタント。旅好き、学び好き、放送大学12年目のマルチポテンシャライト。科学的な幸福の研究に興味津々なポジティブ心理学実践インストラクター。健康管理好き、2013年に健康管理士、食生活アドバイザー3級&2級を取得。
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