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〈レポート課題10〉精神保健福祉の理論と相談援助の展開Ⅰ・Ⅱ③|精神保健福祉士養成課程通信科

勉強するウサギのイラスト

こんにちは、ブジカエルです。

2023年2月に社会福祉士国家試験に合格したので、2023年3月に精神保健福祉士養成短期コースに申し込みました。

その学習についての記録です。

この記事では、精神保健福祉士養成課程通信科(短期)の、10コめのレポート課題の作成過程についてまとめます。

目次

レポート作成の準備

今回も、社会福祉士の養成課程で学ぶ際に考えた、合格するレポートの書き方を活用しつつ進めます。

テーマ分析

今回のレポート課題、テーマはこれ。

「地域を基盤にした相談援助の主体と対象についてまとめなさい。」(800字~1200字以内)

・「地域を基盤とする相談援助」とはどういうことかを理解した上で
・相談援助の「主体」と「対象」についてそれぞれまとめる
あたりを意識してレポートを書くと及第点はもらえるのではと。

材料を集める

中央法規当該科目テキストI(第2版)の第7章第1節「地域を基盤とした相談援助」、およびIIの第7章「地域を基盤にした支援とネットワーキング」となっていて、この章節の内容が核になるかと思います。

p277-278から
精神障害者本人、家族、地域住民、地域そのもの
・自ら援助を求めている場合
・援助がとどいていない場合(援助の必要性に気付いていない/援助の必要性に気付いているが支援やサービスの利用を拒否している・何らかの事情で利用できない/援助の必要性に地域住民が気付いていながら相談機関につながらない)
・個々人の生活課題が地域の普遍的な課題としてとらえられる場合

第7章第1節「地域を基盤とした相談援助」から

  • 精神保健福祉士が行う相談援助は相談機関における構造化された面接にとどまらず、クライエントが生活している地域に出向き、クライエントが地域を構成する一員として自分らしい生活が可能となるように地域支援体制を構築することも求められてきている。
  • 個々のクライエントに現れた生活課題の特殊性をクライエントの生活が展開する地域状況と関連付けて理解し、地域そのものへのはたらきかけが求められている。
  • 地域を基盤としたソーシャルワーク実践=クライエント個人の地域生活支援とクライエントの地域生活を可能にする地域援助
  • 地域を基盤としたソーシャルワークに基づく相談援助では、クライエントや地域住民こそが課題を解決する方策を知る存在であり、課題を解決する主体と位置づけられている。(p274)
  • 精神保健福祉士が自身もまた援助の主体として位置付けられ、クライエントや地域住民がそれぞれのもつ力を活用しながら課題を解決することができるように側縁的に支援を行う。(p274)
  • 地域を基盤とした相談援助では、クライエントの地域生活支援への個別援助とクライエントの地域生活支援を可能にする地域援助の双方が求められる(p275)

p276以降に地域を基盤とするソーシャルワークについての詳細があるので、その内容を用いて上記の3つのポイントに肉付けしていくことにします。

中央法規当該科目テキストII(第2版)にも、第7章等、地域を基盤にした支援についての記載があるのでそっちも見ておきます。

また、当該科目は「理論と相談援助の展開」ですが、中央法規「相談援助の基盤」テキスト第1章「精神保健福祉士の役割と意義」、第2章「社会福祉士の役割と意義」、第3章「相談援助の定義と概念」、第9章(長いので割愛)あたりの内容を踏まえる必要があります。

相談援助の主体について

  • 「相談援助」を業として規定されている国家資格は社会福祉士および精神保健福祉
  • 社会福祉士と精神保健福祉士は、名称独占で福祉に関する相談援助をその業務とする。
  • 業務独占ではないので、社会福祉士・精神保健福祉士以外の人もその業務を行える
    ⇒社会福祉士・精神保健福祉士の資格がなくても、相談援助(ソーシャルワーク)を業務とする人

相談援助の対象

  • 社会福祉士:身体上若しくは精神上の障害があること又は環境上の理由により日常生活を営むのに支障がある者
  • 精神保健福祉士:精神科病院その他の医療施設において精神障害の医療を受け、又は精神障害者の社会復帰の促進を図ることを目的とする施設を利用している者
  • ソーシャルワークのグローバル定義:人々、クライエント、社会

地域基盤の援助展開(中央法規「相談援助の基盤」テキストp262~)

  • 一定の地域エリアで、地域と結びついて活動する「コミュニティソーシャルワーク」
  • 利用者に即応した制度やサービス資源だけではなく、地域社会に潜在する人材、情報、組織、団体、資金などを発掘し、地域社会資源として改善・活用・開発していくことも含む
  • 個別化と脱個別化の統合
  • 個別アセスメントと地域アセスメントの連結
  • 専門職と非専門職の結合によるアプローチ
  • 公民協働による支援のコーディネート
  • 予防的なアプローチの重視
  • 援助システムの一要素から総合的援助システムの再構築

8/20 一応できたのでしばらく温めます。

(つづく)

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この記事を書いた人

このブログを運営しているブジカエル、カエル好きですがカエルにはあまり詳しくありません。精神障害者の地域生活を支援する精神保健福祉士、社会福祉士、国家資格キャリアコンサルタント。旅好き、学び好き、放送大学12年目のマルチポテンシャライト。科学的な幸福の研究に興味津々なポジティブ心理学実践インストラクター。健康管理好き、2013年に健康管理士、食生活アドバイザー3級&2級を取得。
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