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問題57|第20回 精神保健福祉士 国家試験 ④精神保健福祉の理論と相談援助の展開

勉強するウサギのイラスト

こんにちは、ブジカエルです。

2023年2月、社会福祉士の試験に合格したと思われるので、精神保健福祉士国家試験に向けての学びを始めました。

この記事では、過去問題をしゃぶり尽くします。

↓過去問題はここ↓
社会福祉振興・試験センター>精神保健福祉士国家試験>過去の試験問題

事例問題3

次の事例を読んで、問題に答えなさい。

〔 事例 〕
Kさん( 77歳、男性 )は、小学校の校長を定年まで務めた。退職後は地域での活動を積極的に行い、1年ほど前まで民生委員も務めていた。妻の話では、民生委員を引退してからは、外出や人と接することが少なくなった。特に、3か月ほど前からは、時々食事をしたことを忘れていたり、県外に住む長男家族が帰省した時も、孫の名前を何度も聞いていたと言う。心配した妻は、Kさんが高血圧のために定期通院をしている内科クリニックに相談をした。そうしたところ、主治医から認知症疾患医療センター(以下「センター」という。 )を紹介され、まずは、妻が電話をすることにした。
センターでは、L精神保健福祉士が電話を受け、妻に日常生活において感じていることなどを聞いた。妻は、Kさんが食事をしたことを忘れていることや、孫の名前が出てこないことなどを話した。(問題55)
傍らで聞いていたKさんは、妻が、「認知症ですか」などと発言したことに怒り始め、「そんなことはない」と大きな声で否定した。L精神保健福祉士は、妻にKさんのセンターへの受診を勧めた。しかし、Kさんは頑なに拒み、センターの利用には至らなかった。
2か月が経過した頃、民生委員の後輩のMさんが、民生委員・児童委員協議会の公開シンポジウムにKさんを誘い、一緒に行くことになった。そこで、同年代の認知症の人がシンポジストとして話をするのを聞き、Kさんは、「認知症になってもあれだけの話ができるんだ」と感心した。これが契機となり、Kさんはセンターの受診を受け入れた。二日後にセンターを訪れたKさんと妻は、L精神保健福祉士の面接を受けた。(問題56)
その後、Kさんは各種の臨床検査や心理テストを受け、診察の結果、初期の認知症と診断された。Kさんは診察の中で、たとえ認知症であっても地域の中で活動をしてみたいと言い、再びL精神保健福祉士に今後のことについて相談をした。(問題57)

目次

問題57 次のうち、この場面でL精神保健福祉士が提案したこととして、最も適切なものを1つ選びなさい。

  1. 認知症家族会の運営
  2. 民生委員への再就任
  3. デイサービスの利用
  4. 孫の世話
  5. 当事者活動への参加

設問について

精神保健福祉士としてクライエントの思いに寄り添うことについての理解が問われる問題。
というか、事例の内容を理解できているかが問われているというか。

Kさんが認知症と診断された後で発言した、たとえ認知症であっても地域の中で活動をしてみたいという思いに寄り添う提案で、当該事例の内容・流れに即した選択肢を選ぶ。

各選択肢について

選択肢1:認知症家族会の運営

×

家族会の運営は家族が行うもの。

選択肢2:民生委員への再就任

×

当該事例で民生委員にまたなりたいとKさんが希望していることは読み取れない。
また、Kさんが民生委員を務めていたのは1年前までであり、現在は別の人が務めており、定員上空きがあるとは考えられない。

選択肢3:デイサービスの利用

×

デイサービスの利用が「たとえ認知症であっても地域の中で活動を」することに該当するとは思われない。また、Kさんがデイサービスを利用すべき状態であるとは読み取れない。

選択肢4:孫の世話

×

孫の世話が「たとえ認知症であっても地域の中で活動を」することに該当するとは思われない。また、Kさんが孫の世話を希望しているとは読み取れない。

選択肢5:当事者活動への参加

同年代の認知症の人がシンポジストとして公開の場で活躍しているのを見たKさんが、センターでの受診と認知症の診断を受け入れたことから、認知症の当事者として地域の中での活動を提案するのは自然な流れ。

正答

5(当事者活動への参加)

第20回 精神保健福祉士 国家試験 全問題はこちら

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この記事を書いた人

このブログを運営しているブジカエル、カエル好きですがカエルにはあまり詳しくありません。精神障害者の地域生活を支援する社会福祉士、国家資格キャリアコンサルタント。旅好き、学び好き、放送大学11年目のマルチポテンシャライト。科学的な幸福の研究に興味津々なポジティブ心理学実践インストラクター。健康管理好き、2013年に健康管理士、食生活アドバイザー3級&2級を取得。
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