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問題1|第21回 精神保健福祉士 国家試験 ①精神疾患とその治療

勉強するウサギのイラスト

こんにちは、ブジカエルです。

2023年2月、社会福祉士の試験に合格したと思われるので、精神保健福祉士国家試験に向けての学びを始めました。

この記事では、過去問題をしゃぶり尽くします。

↓過去問題はここ↓
社会福祉振興・試験センター>精神保健福祉士国家試験>過去の試験問題

目次

問題1 神経系の構造に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。

  1. 末梢神経系は脊髄と末梢神経からなる。
  2. 間脳は視床が大部分を占める。
  3. 脊髄の上端は小脳に続く。
  4. 錐体路は脊髄で交叉する。
  5. 大脳基底核は大脳皮質にある。

設問について

神経系の構造に関する理解が問われる問題。
過去問解説本によると、標準的な問題だそうで。

各選択肢について

選択肢1:末梢神経系は脊髄と末梢神経からなる。

×

神経系の構成は以下の通り。(中央法規の当該科目テキスト(第2版)p7)

  • 中枢神経系
     ー脳(大脳・間脳・小脳・中脳・橋・延髄)
     ー脊髄
  • 末梢神経系
     ー脳神経
     ー脊髄神経
    (脳脊髄と身体の部位を結ぶ伝導路のうち、脳脊髄外の部分)

選択肢2:間脳は視床が大部分を占める。

中枢神経(脊髄、延髄、橋、中脳、小脳、間脳、大脳)の1つ、間脳。
間脳は多数の部位から構成されていて、大部分を占めるのが視床。

視床には嗅覚以外のすべての感覚神経の線維が入力し、そこで中継されて大脳皮質に至っていて、視床は全身の感覚の中継核として機能する。

その他、中央法規の当該科目テキスト(第2版)p12は必読かと。

選択肢3:脊髄の上端は小脳に続く。

×

脊髄は、脊柱管の中にあり、上端は頭蓋の入り口あたりで延髄へ移行。
下端は第1腰椎よりやや下方の高さで終わり、馬尾に移行。

その他、中央法規の当該科目テキスト(第2版)p9~10は読んでおきたい。

選択肢4:錐体路は脊髄で交叉する。

×

延髄から脊髄へ入る直前=延髄下端で交叉(錐体交叉)し、これが延髄と脊髄の境となる。

錐体路は、精緻で熟練を要するような随意運動をつかさどる神経伝導路。延髄腹側面に膨隆している錐体の内部を集中的に通過することから錐体路と名付けられた。

その他、中央法規の当該科目テキスト(第2版)p10は読んでおきたい。

選択肢5:大脳基底核は大脳皮質にある。

×

大脳半球は、表面を被う灰白質があって大脳皮質を形成している。
その内側に白質からなる大脳髄質があり。
その白質の中に灰白質の塊をなす大脳基底核がある。
大脳基底核は、神経細胞群が集まったもので、主な核は、尾状核・被殻・淡蒼球・扁桃核など。

大脳半球の外表面は、前頭葉・頭頂葉・後頭葉・側頭葉の4つの脳葉からなる。

その他、中央法規の当該科目テキスト(第2版)p13-14, 21は読んでおきたい。

正答

2(間脳は視床が大部分を占める。)

第21回 精神保健福祉士 国家試験 全問題はこちら

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この記事を書いた人

このブログを運営しているブジカエル、カエル好きですがカエルにはあまり詳しくありません。精神障害者の地域生活を支援する精神保健福祉士、社会福祉士、国家資格キャリアコンサルタント。旅好き、学び好き、放送大学12年目のマルチポテンシャライト。科学的な幸福の研究に興味津々なポジティブ心理学実践インストラクター。健康管理好き、2013年に健康管理士、食生活アドバイザー3級&2級を取得。
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