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問題2|第21回 精神保健福祉士 国家試験 ①精神疾患とその治療

勉強するウサギのイラスト

こんにちは、ブジカエルです。

2023年2月、社会福祉士の試験に合格したと思われるので、精神保健福祉士国家試験に向けての学びを始めました。

この記事では、過去問題をしゃぶり尽くします。

↓過去問題はここ↓
社会福祉振興・試験センター>精神保健福祉士国家試験>過去の試験問題

目次

問題2 次のうち、パニック障害でみられる症状として、正しいものを1つ選びなさい。

  1. 強迫行為
  2. 体感異常
  3. 幻視
  4. チック症状
  5. 閉所恐怖

設問について

パニック障害の症状についての問題。
すべての選択肢について、疾患との関係を理解しておきたい。

パニック障害については、中央法規の当該科目テキスト(第2版)p152。

各選択肢について

選択肢1:強迫行為

×

強迫行為とは、強迫観念が行動に出たもの、ばかばかしいとわかっている行為を繰り返さないと気が済まないのが脅迫行為。

この脅迫行為が本人の重大な苦痛な苦痛、あるいは社会的な活動の妨げになると、強迫症と診断される。

強迫症については、中央法規の当該科目テキスト(第2版)p155-。

選択肢2:体感異常

×

体感異常は、十分に言語化することができない身体的な不快感で、身体深部に限局する解剖学的な秩序を無視した異質な感覚で、体感幻覚(セネストパチー)として幻覚に区分する場合もある。五感に対応しない幻覚で、「身体の中に(実際にはいるはずのない)虫がいる」など。統合失調症やうつ病などで見られ、パニック障害では原則的に見られない。

幻覚については、中央法規の当該科目テキスト(第2版)p44-45。

選択肢3:幻視

×

幻覚は「対象なしに生じる知覚」で、幻視は視覚に対応する幻覚。幻視が生じる代表的な疾患は、レビー小体型認知症、アルコール離脱、統合失調症、上部脳幹の限局的病変に由来する脳脚性幻覚など。パニック障害では原則的に見られない。

幻覚については、中央法規の当該科目テキスト(第2版)p44-45。

選択肢4:チック症状

×

チックとは、限局した筋群に突発的・反復的に起こる不随意の運動や発生。生物学的な素因で発症するが、症状は心因的要因で変動する。パニック障害では原則的に見られない。

幻覚については、中央法規の当該科目テキスト(第2版)p209。

選択肢5:閉所恐怖

日本の若い女性のパニック症は、閉所恐怖と関係していることが多く、欧米のパニック症は広場恐怖と関係していることが多いそう。

パニック症については、中央法規の当該科目テキスト(第2版)p152-153。

正答

5(閉所恐怖)

第21回 精神保健福祉士 国家試験 全問題はこちら

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この記事を書いた人

このブログを運営しているブジカエル、カエル好きですがカエルにはあまり詳しくありません。精神障害者の地域生活を支援する精神保健福祉士、社会福祉士、国家資格キャリアコンサルタント。旅好き、学び好き、放送大学12年目のマルチポテンシャライト。科学的な幸福の研究に興味津々なポジティブ心理学実践インストラクター。健康管理好き、2013年に健康管理士、食生活アドバイザー3級&2級を取得。
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