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問題3|第21回 精神保健福祉士 国家試験 ①精神疾患とその治療

勉強するウサギのイラスト

こんにちは、ブジカエルです。

2023年2月、社会福祉士の試験に合格したと思われるので、精神保健福祉士国家試験に向けての学びを始めました。

この記事では、過去問題をしゃぶり尽くします。

↓過去問題はここ↓
社会福祉振興・試験センター>精神保健福祉士国家試験>過去の試験問題

目次

問題3 次のうち、重篤で進行性の身体疾患に罹患している可能性への頑固なとらわれが主な症状である疾患として、正しいものを1つ選びなさい。

  1. 心気障害
  2. 神経衰弱
  3. 身体化障害
  4. 離人・現実感喪失症候群
  5. 身体表現性自律神経機能不全

設問について

身体症状症(DSM-5)/身体表現性障害(ICD-10)に関する問題。
過去問解説本によると、やや発展的な内容だそうで。

各選択肢について

選択肢1:心気障害

病気不安症(DSM-5)/心気障害(ICD-10)では、何か重大な病気が隠れているのではないかと、執拗に体の病気の心配をしている病態。

病気不安症(DSM-5)/心気障害(ICD-10)については、中央法規の当該科目テキスト(第2版)p166-167。

選択肢2:神経衰弱

×

神経衰弱(ICD-10)とは、それほど大変ではないはずの精神的な努力の後に、普段にもまして疲労が大きく蓄積した状態になること。精神的な努力の後に、身体的あるいは肉体的に衰弱・消耗し、筋肉の鈍痛や疼痛、頭痛などが持続しリラックスできない状態。

神経衰弱については、中央法規の当該科目テキスト(第2版)p167。

選択肢3:身体化障害

×

身体化障害は、様々な身体症状を繰り返し訴え、その内容がしばしば変わる病態。心気障害と比較すると、心気障害では症状の根底に重篤な疾患の存在への注目があり疾患の存在や程度を確認するための検査を求めるのに対し、身体化障害では症状が自分に及ぼす影響に注目があり症状を取り除くための治療を求める傾向がある。

選択肢4:離人・現実感喪失症候群

×

自分の精神活動や周囲の状況が、何か現実でない、しっくりしない、質的に変化して自動化されているように感じるリジン体験が繰り返し持続する病態。

離人・現実感喪失症については、中央法規の当該科目テキスト(第2版)p164。

選択肢5:身体表現性自律神経機能不全

×

ICD10コード:F45.3。
心血管系、消化器系、呼吸器系といった、自律神経の支配下にある器官や臓器にかかわる症状を繰り返す。動機、過呼吸、しゃっくり、下痢・しめつけ・膨満感などの自覚が多い。重篤な疾患の存在を疑うこともあるが、それが主な症状であるとは言えない。

正答

1(心気障害)

第21回 精神保健福祉士 国家試験 全問題はこちら

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この記事を書いた人

このブログを運営しているブジカエル、カエル好きですがカエルにはあまり詳しくありません。精神障害者の地域生活を支援する精神保健福祉士、社会福祉士、国家資格キャリアコンサルタント。旅好き、学び好き、放送大学12年目のマルチポテンシャライト。科学的な幸福の研究に興味津々なポジティブ心理学実践インストラクター。健康管理好き、2013年に健康管理士、食生活アドバイザー3級&2級を取得。
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