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問題11|第21回 精神保健福祉士 国家試験 ②精神保健の課題と支援

勉強するウサギのイラスト

こんにちは、ブジカエルです。

2023年2月、社会福祉士の試験に合格したと思われるので、精神保健福祉士国家試験に向けての学びを始めました。

この記事では、過去問題をしゃぶり尽くします。

↓過去問題はここ↓
社会福祉振興・試験センター>精神保健福祉士国家試験>過去の試験問題

目次

問題11 ストレスに関連する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。

  1. 急性ストレス反応とは、被災や被害後、症状が1か月を超えて持続するものである。
  2. ライフイベントとは、並外れた脅威や破局的な性質の体験のことである。
  3. ストレッサーとは、外部からの刺激によって生ずる歪みのことである。
  4. バーンアウトとは、逆境を跳ね返して生きる力のことである。
  5. ストレスコーピングとは、個人が有するストレスへの対処方法のことである。

設問について

ストレスに関連する語句の理解が問われる問題。
中央法規の当該科目テキスト(第3版)p36~にストレスに関する記述がある。
ストレス反応、ストレス関連障害群については、中央法規「精神疾患とその治療」(第2版)p157~。

各選択肢について

選択肢1:急性ストレス反応とは、被災や被害後、症状が1か月を超えて持続するものである。

×

急性ストレス反応は、激しいストレスとなる出来事が生じてすぐに発現し、数時間から数日以内に治まる一過性の障害。その時のことをしばしば後で思い出せない。

症状が1か月を超えて持続するものはPTSD(心的外傷後ストレス障害)。

詳細は中央法規「精神疾患とその治療」p158-160。

選択肢2:ライフイベントとは、並外れた脅威や破局的な性質の体験のことである。

×

ライフイベントは、人生の中で遭遇し得る日常生活の大きな出来事のこと。
例えば、配偶者の志望、離婚、別居、留置所拘留、家族の志望、自分の病気・けが、結婚、解雇される、等。
中央法規の当該科目テキスト(第3版)p37-38。

選択肢3:ストレッサーとは、外部からの刺激によって生ずる歪みのことである。

×

ストレッサーは、ストレスを引き起こす外部環境からも刺激。
中央法規の当該科目テキスト(第3版)p36。

選択肢4:バーンアウトとは、逆境を跳ね返して生きる力のことである。

×

バーンアウトは、意欲的に働き続けていた人が、燃え尽きたように働かなくなったり、働くのを厭うようになったりし、それから復活できなくなること。
中央法規の当該科目テキスト(第3版)p39。

逆境を跳ね返して生きる力はレジリエンス。

選択肢5:ストレスコーピングとは、個人が有するストレスへの対処方法のことである。

本人がストレスを自覚し、現実の場面でこれに対処できるような予防方法や対処行動を身に付けること。

職場における精神保健福祉士の役割として、服薬治療以外に、本人がストレスコーピングを身に付けることを目的として、本人のストレスマネジメント力を向上させるための心理教育やカウンセリング、アサーショントレーニングやリラクゼーション方などを取り入れたグループワークが挙げられている。
中央法規の当該科目テキスト(第3版)p214。

正答

5(ストレスコーピングとは、個人が有するストレスへの対処方法のことである。)

第21回 精神保健福祉士 国家試験 全問題はこちら

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この記事を書いた人

このブログを運営しているブジカエル、カエル好きですがカエルにはあまり詳しくありません。精神障害者の地域生活を支援する精神保健福祉士、社会福祉士、国家資格キャリアコンサルタント。旅好き、学び好き、放送大学12年目のマルチポテンシャライト。科学的な幸福の研究に興味津々なポジティブ心理学実践インストラクター。健康管理好き、2013年に健康管理士、食生活アドバイザー3級&2級を取得。
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