こんにちは、ブジカエルです。
2023年2月、社会福祉士の試験に合格したと思われるので、精神保健福祉士国家試験に向けての学びを始めました。
この記事では、過去問題をしゃぶり尽くします。
↓過去問題はここ↓
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問題13 「平成28年度公立学校教職員の人事行政状況調査」(文部科学省)における、精神疾患による病気休職者の人数に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
- 平成19年度以降、5,000人前後で推移している。
- 身体疾患による病気休職者よりも少ない。
- 年代別では、20歳代が最も多い。
- 職種別では、校長が最も多い。
- 性別では、女性が男性の約2倍となっている。
設問について
文部科学省「公立学校教職員の人事行政の状況調査」からの問題。
この調査は平成20年以降、毎年行われているようで。
内容は、公立学校教職員の人事行政状況(教育職員の精神疾患による病気休職者等数、教育職員の懲戒処分等、女性管理職の割合等)について調査したその結果。
参考 文部科学省:公立学校教職員の人事行政の状況調査について
各選択肢について
選択肢1:平成19年度以降、5,000人前後で推移している。
〇
第21回の平成28年度では〇だけど、現時点で最新の令和3年度調査では×。
令和3年度調査では過去最多で、6000人近いので。
1 教育職員の精神疾患による病気休職者数(令和3年度)
○教育職員(※)の精神疾患による病気休職者数は、5,897人(全教育職員数の0.64%)で、令2年度(5,203人)から694人増加し、過去最多。
(※)公立の小学校、中学校、義務教育学校、高等学校、中等教育学校、特別支援学校における校長、副校長、教頭、主幹教諭、指導教諭、教諭、養護教諭、栄養教諭、助教諭、講師、養護助教諭、実習助手及び寄宿舎指導員 (総計919,922人(令和3年5月1日現在))
文部科学省:令和3年度公立学校教職員の人事行政状況調査について
選択肢2:身体疾患による病気休職者よりも少ない。
×
第21回の平成28年度調査でも、現時点で最新の令和3年度調査でも×。
文言諸部の状況一覧を見ると、病気休職者合計は8,314、うち精神疾患による病気休職者は5,897で、全体の71%にのぼる。
選択肢3:年代別では、20歳代が最も多い。
×
第21回の平成28年度調査でも、現時点で最新の令和3年度調査でも×。
どっちの調査でも、50代が最多。
以下令和3年度調査から年代別の病気休職者の内訳、カッコ内は精神疾患。
20代 1,318 (1,164)
30代 2,139 (1,617)
40代 1,987 (1,478)
50代 2,574 (1,522)
60代 296 (116)
選択肢4:職種別では、校長が最も多い。
第21回の平成28年度調査でも、現時点で最新の令和3年度調査でも×。
どっちの調査でも、教諭等が最多。
以下令和3年度調査から職種別の病気休職者の内訳、カッコ内は精神疾患。
校長 64 (22)
副校長等 163 (99)
主観教諭等 153 (94)
教諭等 7,482 (5,392)
養護教諭等 289 (180)
栄養教諭 53 (39)
実習助手 65 (38)
寄宿舎指導員45 (33)
選択肢5:性別では、女性が男性の約2倍となっている。
×
第21回の平成28年度調査でも、現時点で最新の令和3年度調査でも×。
以下令和3年度調査から男女別の病気休職者の内訳、カッコ内は精神疾患。
男性 3,160 (2,406)
女性 5,154 (3,491)
正答
1(平成19年度以降、5,000人前後で推移している。)