こんにちは、ブジカエルです。
2023年2月、社会福祉士の試験に合格したと思われるので、精神保健福祉士国家試験に向けての学びを始めました。
この記事では、過去問題をしゃぶり尽くします。
↓過去問題はここ↓
社会福祉振興・試験センター>精神保健福祉士国家試験>過去の試験問題
問題45 次の記述のうち、グループワークの作業期における精神保健福祉士の関わりとして、正しいものを1つ選びなさい。
- メンバーのニーズを把握して計画を立てる。
- グループ内でのルールをメンバーと決める。
- 個々のメンバーと波長合わせを行う。
- グループ内に形成されたサブグループを活用する。
- グループ目標の達成度をメンバーと評価する。
設問について
グループワークに関する理解が問われる問題。
グループワークの概要については、中央法規当該科目テキストII、p38-46。
本問のグループワーク展開過程については、p45-46。
各選択肢について
選択肢1:メンバーのニーズを把握して計画を立てる。
×
準備期~開始期に行うこと。
準備期にはメンバー個々の課題を把握しグループワークの目標を設定する。
開始期にはメンバーとともにプログラムの計画を立てる。
選択肢2:グループ内でのルールをメンバーと決める。
×
開始期に行うこと。
開始期には、グループ活動を始めるにあたって、グループの目標や活動上の留意点をメンバーに説明し、契約を交わす(=メンバーとともに注意事項などを含めて確認する)。
選択肢3:個々のメンバーと波長合わせを行う。
×
準備期に行うこと。
グループの形成を準備する時期に、ワーカーがあらかじめメンバーの感情を理解しておくこと。ワーカー自身のグループに対する感情を客観的に把握しておくことも含む。
選択肢4:グループ内に形成されたサブグループを活用する。
〇
作業期に行うこと。
作業期にはメンバー間のコミュニケーションや交流により相互作用が生まれ、サブグループが形成される。そのサブグループが持つ力を、メンバーの生活課題の解決に活用されるように働きかける。
選択肢5:グループ目標の達成度をメンバーと評価する。
×
終結期に行うこと。
終結期には、メンバーと共にグループ活動の振り返りを行い、目標の達成度を評価する。
正答
4(グループ内に形成されたサブグループを活用する。)