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問題44|第21回 精神保健福祉士 国家試験 ④精神保健福祉の理論と相談援助の展開

勉強するウサギのイラスト

こんにちは、ブジカエルです。

2023年2月、社会福祉士の試験に合格したと思われるので、精神保健福祉士国家試験に向けての学びを始めました。

この記事では、過去問題をしゃぶり尽くします。

↓過去問題はここ↓
社会福祉振興・試験センター>精神保健福祉士国家試験>過去の試験問題

目次

問題44 次のうち、G精神保健福祉士が行った面接の技法として、適切なものを1つ選びなさい。

地域活動支援センターに勤務するG精神保健福祉士は、利用者のHさんから、次のような相談を受けた。

Hさんは、「今のマンションに一人暮らしをするようになって半年経ったけれど、昨日、管理人さんから自転車を停める場所が間違っていると注意を受けたんです。停める場所には、いつも注意しているので、絶対に間違っていないと話したのですが、なかなか信じてもらえずに・・・。もう一度確認してもらったら、管理人さんの勘違いだったんです。どうして疑われたのかな・・・。病気だからかな」と、涙ぐみながら話した。
G精神保健福祉士は、「半年も住んでいるのに、悔しかったですよね」と返答した。

次のうち、G精神保健福祉士が行った面接の技法として、適切なものを1つ選びなさい。

  1. 要約
  2. 繰り返し
  3. 感情の反映
  4. 言い換え
  5. 支持

設問について

面接技法に関する理解が問われる問題。
面接技法については、中央法規当該科目テキストIのp316-321。

本問は特に、バーバル・コミュニケーションにおける面接技法について。
バーバル・コミュニケーションにおける面接技法については下記とその内容を諳んじておきたい。

  1. 繰り返し
  2. 指示
  3. 明確化
  4. 感情の反映
  5. 要約
  6. 沈黙を待つ

各選択肢について

選択肢1:要約

×

要約は、クライエントの語った内容を要約してクライエントに伝え返すこと。

選択肢2:繰り返し

×

繰り返しは、クライエントにの話のポイントを、クライエントが語った表現を使用して、クライエントにそのまま繰り返して伝えること。

選択肢3:感情の反映

クライエントが受容できなかったり、気付かずにいる自身に内在する感情を、受容して言語化してクライエントに伝え返すこと。

選択肢4:言い換え

×

言い換えは、クライエントが発言したことを、意味を変えずに別の表現で本人に伝えること。支援者が言い換えることで事実関係を整理し、本人の気持ちや考えを具体化するために行う。

選択肢5:支持

×

支持とは、クライエントの体験や思いを受容し、クライエントを精神的に支えること。

正答

3(感情の反映)

第21回 精神保健福祉士 国家試験 全問題はこちら

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この記事を書いた人

このブログを運営しているブジカエル、カエル好きですがカエルにはあまり詳しくありません。精神障害者の地域生活を支援する精神保健福祉士、社会福祉士、国家資格キャリアコンサルタント。旅好き、学び好き、放送大学12年目のマルチポテンシャライト。科学的な幸福の研究に興味津々なポジティブ心理学実践インストラクター。健康管理好き、2013年に健康管理士、食生活アドバイザー3級&2級を取得。
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