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問題76|第21回 精神保健福祉士 国家試験 ⑥精神障害者の生活支援システム

勉強するウサギのイラスト

こんにちは、ブジカエルです。

2023年2月、社会福祉士の試験に合格したと思われるので、精神保健福祉士国家試験に向けての学びを始めました。

この記事では、過去問題をしゃぶり尽くします。

↓過去問題はここ↓
社会福祉振興・試験センター>精神保健福祉士国家試験>過去の試験問題

目次

問題76 精神障害者の地域生活支援に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。

  1. 精神科救急情報センターは、市町村に設置義務がある。
  2. AAは、薬物依存症者の家族の会である。
  3. セルフヘルプグループは、フォーマルな社会資源の代表的なものである。
  4. 障害福祉サービスを担う民間組織には、特定非営利活動法人がある。
  5. 福祉事務所は、日常生活自立支援事業を行う公的機関である。

設問について

社会資源に関する理解が問われる問題。

精神障害者が利用できる資源について、運営主体や性質等の概要を整理しておきたい。

各選択肢について

選択肢1:精神科救急情報センターは、市町村に設置義務がある。

×

精神科救急医療体制整備は、都道府県又は指定都市に努力義務がある。

厚生労働省「精神科救急医療システム整備事業実施要綱」は目を通しておきたい。

第四節 精神科救急医療の確保
第十九条の十一 都道府県は、精神障害の救急医療が適切かつ効率的に提供されるように、夜間又は休日において精神障害の医療を必要とする精神障害者又はその家族等その他の関係者からの相談に応ずること、精神障害の救急医療を提供する医療施設相互間の連携を確保することその他の地域の実情に応じた体制の整備を図るよう努めるものとする。

精神保健福祉法

選択肢2:AAは、薬物依存症者の家族の会である。

×

AAはアルコホーリクス・アノニマスの略。
飲酒問題があり、飲酒の問題から解放されたいと願う人たちの自助グループ。

依存症の関連の自助グループや家族会は知っておきたい。
厚生労働省の依存症対策も見ておきたいところ。

選択肢3:セルフヘルプグループは、フォーマルな社会資源の代表的なものである。

×

セルフヘルプグループが基づくべき法律等制度はなく、インフォーマルな社会資源。

選択肢4:障害福祉サービスを担う民間組織には、特定非営利活動法人がある。

選択肢5:福祉事務所は、日常生活自立支援事業を行う公的機関である。

×

日常生活自立支援事業を行うのは都道府県・指定都市の社会福祉協議会。

第三章 福祉に関する事務所
(設置)
(中略)
5 都道府県の設置する福祉に関する事務所は、生活保護法、児童福祉法及び母子及び父子並びに寡婦福祉法に定める援護又は育成の措置に関する事務のうち都道府県が処理することとされているものをつかさどるところとする。
6 市町村の設置する福祉に関する事務所は、生活保護法、児童福祉法、母子及び父子並びに寡婦福祉法、老人福祉法、身体障害者福祉法及び知的障害者福祉法に定める援護、育成又は更生の措置に関する事務のうち市町村が処理することとされているもの(政令で定めるものを除く。)をつかさどるところとする。

社会福祉法

正答

4(障害福祉サービスを担う民間組織には、特定非営利活動法人がある。)

第21回 精神保健福祉士 国家試験 全問題はこちら

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この記事を書いた人

このブログを運営しているブジカエル、カエル好きですがカエルにはあまり詳しくありません。精神障害者の地域生活を支援する精神保健福祉士、社会福祉士、国家資格キャリアコンサルタント。旅好き、学び好き、放送大学12年目のマルチポテンシャライト。科学的な幸福の研究に興味津々なポジティブ心理学実践インストラクター。健康管理好き、2013年に健康管理士、食生活アドバイザー3級&2級を取得。
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