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問題77|第21回 精神保健福祉士 国家試験 ⑥精神障害者の生活支援システム

勉強するウサギのイラスト

こんにちは、ブジカエルです。

2023年2月、社会福祉士の試験に合格したと思われるので、精神保健福祉士国家試験に向けての学びを始めました。

この記事では、過去問題をしゃぶり尽くします。

↓過去問題はここ↓
社会福祉振興・試験センター>精神保健福祉士国家試験>過去の試験問題

目次

問題77 次のうち、「若者の会」の活動に該当するものとして、適切なものを1つ選びなさい。

統合失調症のため精神科クリニックに通院しているBさん(23歳、男性)は、クリニックの精神保健福祉士から、精神障害のある若者たち自身がそれぞれ費用を出し合って、地域で自主的に運営している「若者の会」を紹介された。
「若者の会」では、軽食を持ち寄ってゲームや会話を楽しむ活動を行っている。
また、そこには自分の生きづらさや将来への希望など何でも話せる雰囲気があり、当事者だからこそできる共感や支え合いがある。Bさんは「若者の会」に興味を持った。

次のうち、「若者の会」の活動に該当するものとして、適切なものを1つ選びなさい。

  1. アドボカシー
  2. ピアサポート
  3. ソーシャルグループワーク
  4. ゲートキーパー
  5. フォーマルサポート

設問について

社会資源に関する理解が問われる問題。

各選択肢について

選択肢1:アドボカシー

×

アドボカシーは「権利擁護」やそれに類する言葉を意味する。
本問の事例から若者の会について権利擁護に関する活動をしていることは読み取れない。

選択肢2:ピアサポート

本問の若者の会は、精神障害のある若者たち自身がそれぞれ費用を出し合って、地域で自主的に運営していることから自助グループと思われ、「当事者だからこそできる共感や支え合い」からピアサポートであることが読み取れる。

選択肢3:ソーシャルグループワーク

×

ソーシャルグループワークとは、グループを活用した援助技術の体系を指し、その要素にはソーシャルワーカーによる介入が含まれる。

本問の若者の会ではソーシャルワーカーによる介入があることが読み取れない。

選択肢4:ゲートキーパー

×

「ゲートキーパー」とは、自殺の危険を示すサインに気づき、適切な対応(悩んでいる人に気づき、声をかけ、話を聞いて、必要な支援につなげ、見守る)を図ることができる人のことで、言わば「命の門番」とも位置付けられる人のことです。

厚生労働省 ゲートキーパー

選択肢5:フォーマルサポート

×

本問の若者の会は、当事者が自主的に運営する自助グループ。
フォーマルサポートとは言えない。

正答

2(ピアサポート)

第21回 精神保健福祉士 国家試験 全問題はこちら

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この記事を書いた人

このブログを運営しているブジカエル、カエル好きですがカエルにはあまり詳しくありません。精神障害者の地域生活を支援する精神保健福祉士、社会福祉士、国家資格キャリアコンサルタント。旅好き、学び好き、放送大学12年目のマルチポテンシャライト。科学的な幸福の研究に興味津々なポジティブ心理学実践インストラクター。健康管理好き、2013年に健康管理士、食生活アドバイザー3級&2級を取得。
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