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問題28|第22回 精神保健福祉士 国家試験 ③精神保健福祉相談援助の基盤

勉強するウサギのイラスト

こんにちは、ブジカエルです。

2023年2月、社会福祉士の試験に合格したと思われるので、精神保健福祉士国家試験に向けての学びを始めました。

この記事では、過去問題をしゃぶり尽くします。

↓過去問題はここ↓
社会福祉振興・試験センター>精神保健福祉士国家試験>過去の試験問題

目次

問題 28 精神科病院で精神保健福祉士が行う人権擁護に関する次の記述のうち,最も適切なものを 1 つ選びなさい。

  1. 「退院はさせないでください」という家族からの求めに応じ,患者に入院の継続を勧める。
  2. 「もう歳だから」と退院を諦めている長期入院の患者に対して,退院の動機づけを行う。
  3. 「もう家に帰ります」と突然怒り出した患者を心配し,隔離室に入室させる。
  4. 「迷惑電話で困っている」という近所の店舗からの苦情を受け,患者が電話をかける機会を制限する。
  5. 「二人だけで面会させてください」と希望する患者の病状を面会時に判断して,面会に立ち会う。

設問について

人権擁護について

なぜか私の中では「人権と言えばアムネスティ」。

人権とは

この世に生きるすべての人は、性別、国籍、年齢を問わず、生まれながらにして、かけがえのない価値を持っています。同時に、一人ひとりがみな「人間らしく生きる権利」を持っています。この権利は平等であり、決して奪うことはできません。

この権利を社会全体で守り、尊重することによって、より多くの人びとが平和に、そして自由に暮らせる社会が築かれるのです。この人間のための権利。それが「人権」です。

人権とは : アムネスティ日本 AMNESTY

↓精神保健福祉士が持つべき価値、倫理、規範はここ。
精神保健福祉士の倫理綱領

各選択肢について

選択肢1:

精神保健福祉士はクライエントの自己決定を尊重するべきであり、「退院はさせないでください」という家族からの求めに応じて入院を勧めるのはNG。

選択肢2:

「もう歳だから」と退院を諦めている長期入院の患者に対しても、退院の動機づけを行われたいたいものです。

選択肢3:

「もう家に帰ります」と突然怒り出した患者について、心配しての対応だとしても、いきなり隔離室に入室させたら人権侵害。

選択肢4:

「迷惑電話で困っている」という近所の店舗からの苦情があったとしても、患者が電話をかける機会を制限するのは人権侵害。

選択肢5:

面会は原則自由。面会の制限は患者の医療・保護に欠くことができない限度で、精神保健医師の判断によって行われることはあっても、精神保健福祉士は判断しない。

正答

2(「もう歳だから」と退院を諦めている長期入院の患者に対して,退院の動機づけを行う。)

第22回 精神保健福祉士 国家試験 全問題はこちら

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この記事を書いた人

このブログを運営しているブジカエル、カエル好きですがカエルにはあまり詳しくありません。精神障害者の地域生活を支援する精神保健福祉士、社会福祉士、国家資格キャリアコンサルタント。旅好き、学び好き、放送大学12年目のマルチポテンシャライト。科学的な幸福の研究に興味津々なポジティブ心理学実践インストラクター。健康管理好き、2013年に健康管理士、食生活アドバイザー3級&2級を取得。
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