こんにちは、ブジカエルです。
2023年2月、社会福祉士の試験に合格したと思われるので、精神保健福祉士国家試験に向けての学びを始めました。
この記事では、過去問題をしゃぶり尽くします。
↓過去問題はここ↓
社会福祉振興・試験センター>精神保健福祉士国家試験>過去の試験問題
問題 47 次のうち,精神障害者支援におけるアドヒアランスに関する記述として,正しいものを 1 つ選びなさい。
- 患者が専門職からの指示を遵守することをいう。
- 患者が積極的に治療方針の決定に参加し,主体となって治療を受けることをいう。
- 専門職が本人のために最善と思われる方針を決定することをいう。
- 支援者が権利を侵害されやすい利用者に代わり,権利を表明することをいう。
- 利用者が担当者以外の専門的知識を有する第三者に意見を求めることをいう。
設問について
アドヒアランスとは
「アドヒアランス(adherence)」とは、「固守」、「執着」という意味の名詞です。医療現場では「患者が治療方針の決定に賛同し積極的に治療を受ける」ことを意味します。
(略)
アドヒアランスとコンプライアンスのどちらも「治療を受ける」という行為においては同じですが、決定的な違いは、「治療を受ける」という行為に対し患者の意思が関わっているかどうかという点です。
コンプライアンスは医療従事者から患者への一方的な指導関係であるのに対し、アドヒアランスは医療従事者と患者の相互理解を基にした関係です。
患者自身が積極的に参加し、その決定に沿って治療を受けることで、患者が自身の病気を理解し、治療に対しても主体的に関わることになり、より高い治療効果が期待できます。
日本ジェネリック製薬協会 | アドヒアランス
各選択肢について
選択肢1:患者が専門職からの指示を遵守することをいう。
×
これは「コンプライアンス」。
選択肢2:患者が積極的に治療方針の決定に参加し,主体となって治療を受けることをいう。
〇
上記引用の通りで〇。
選択肢3:専門職が本人のために最善と思われる方針を決定することをいう。
×
これは「パターナリズム」。
選択肢4:支援者が権利を侵害されやすい利用者に代わり,権利を表明することをいう。
×
これは「アドボカシー」。
選択肢5:利用者が担当者以外の専門的知識を有する第三者に意見を求めることをいう。
×
これは「セカンドオピニオン」。
正答
2(患者が積極的に治療方針の決定に参加し,主体となって治療を受けることをいう。)