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問題29|第23回 精神保健福祉士 国家試験 ③精神保健福祉相談援助の基盤

勉強するウサギのイラスト

こんにちは、ブジカエルです。

2023年2月、社会福祉士の試験に合格したと思われるので、精神保健福祉士国家試験に向けての学びを始めました。

この記事では、過去問題をしゃぶり尽くします。

↓過去問題はここ↓
社会福祉振興・試験センター>精神保健福祉士国家試験>過去の試験問題

目次

問題29 次の記述のうち、マルチディシプリナリ・モデルの説明として、正しいものを1つ選びなさい。

  1. 専門職はあらかじめ決められた役割をこなす。
  2. 各職種の役割はおおむね固定的であるものの、一部流動することもある。
  3. 多職種間で役割固定がなく、横断的な支援を行う。
  4. 各職種の専門性を基に活発に意見交換する。
  5. 専門職間に階層性がなく、相互作用性は大きい。

設問について

多職種連携の種類についての理解が問われる問題。
中央法規当該科目テキスト第2版p280~。

チームのあり方は下記3つに分類できる。

  1. マルチディシプリナリ・モデル
    専門職間に階層関係がある
    各専門職のチーム内での役割は固定的
    相互作用性は小さい
    例:手術や救急医療、急性期医療の連携チーム
  2. インターディシプリナリ・モデル
    メンバー間に階層性がない
    メンバーの役割は概ね固定的、一部流動することあり
    各職種の専門性を基に活発に意見交換を行い、相互作用性は相対的に大きい
    利用者が持つ複数のニーズに対応するために一つの目標に対して意見を緊密に交換し、相互連携のもと多分野からのサービス提供を行う
    例:退院を目指した精神科リハビリテーション病棟の患者層や高齢者のケア、ケアカンファレンス、ケア会議などのチームワーク
  3. トランスディシプリナリ・モデル
    役割固定性が一層低く、各専門職の役割交替が容認される
    意図的に役割解放が行われる
    例:包括型地域生活支援プログラム(ACT)のチーム、野球チーム

各選択肢について

選択肢1:専門職はあらかじめ決められた役割をこなす。

選択肢2:各職種の役割はおおむね固定的であるものの、一部流動することもある。

×

インターディシプリナリ・モデルの説明。

選択肢3:多職種間で役割固定がなく、横断的な支援を行う。

×

トランスディシプリナリ・モデルの説明。

選択肢4:各職種の専門性を基に活発に意見交換する。

×

インターディシプリナリ・モデルの説明。

選択肢5:専門職間に階層性がなく、相互作用性は大きい。

×

インターディシプリナリ・モデルもしくはトランスディシプリナリ・モデルの説明。

正答

1(専門職はあらかじめ決められた役割をこなす。)

第23回 精神保健福祉士 国家試験 全問題はこちら

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この記事を書いた人

このブログを運営しているブジカエル、カエル好きですがカエルにはあまり詳しくありません。精神障害者の地域生活を支援する精神保健福祉士、社会福祉士、国家資格キャリアコンサルタント。旅好き、学び好き、放送大学12年目のマルチポテンシャライト。科学的な幸福の研究に興味津々なポジティブ心理学実践インストラクター。健康管理好き、2013年に健康管理士、食生活アドバイザー3級&2級を取得。
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