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問題39|第23回 精神保健福祉士 国家試験 ③精神保健福祉の理論と相談援助の展開

勉強するウサギのイラスト

こんにちは、ブジカエルです。

2023年2月、社会福祉士の試験に合格したと思われるので、精神保健福祉士国家試験に向けての学びを始めました。

この記事では、過去問題をしゃぶり尽くします。

↓過去問題はここ↓
社会福祉振興・試験センター>精神保健福祉士国家試験>過去の試験問題

目次

問題39 次の記述のうち、精神科デイ・ケアにおけるリワークプログラムとして、適切なものを1つ選びなさい。

  1. 職場復帰してから開始する。
  2. 病気の再発防止よりも、作業能力向上を目指す。
  3. プログラム終了の判断は産業医が行う。
  4. グループワークで、職場の人間関係の課題が再現された場合に気付きを促す。
  5. 本人の同意の有無にかかわらず、情報は精神科デイ・ケア内にとどめる。

設問について

精神科リハビリテーションの構成と展開について、特にリワークプログラムについての理解が問われる問題。
中央法規当該科目テキストI第2版p125, 138, 221等。

参考:日本うつ病リワーク協会

各選択肢について

選択肢1:職場復帰してから開始する。

×

リワークは、職場復帰前に、職場復帰に向けて、行うもの。

リワークとは、return to workの略語です。
気分障害などの精神疾患を原因として休職している労働者に対し、職場復帰に向けたリハビリテーション(リワーク)を実施する機関で行われているプログラムです。復職支援プログラムや職場復帰支援プログラムともいいます。

上記参考サイト

選択肢2:病気の再発防止よりも、作業能力向上を目指す。

×

リワークプログラムでは、復職後にうつ病を再発しないための疾病教育や認知行動療法などの心理療法も行われる。休職になった時の働き方や考え方を振り返ることで休職に至った要因を確認するとともに復職した時に同じ状況(休職)にならないための準備等もしていく。

選択肢3:プログラム終了の判断は産業医が行う。

×

精神科デイ・ケアにおけるリワークプログラムなので、産業医は関係ないと考えられる。

デイケアの利用は主治医の指示によるもので、デイケアのリワークプログラムについてはスタッフのの評価等から主治医やデイケアの担当医師が判断する。

選択肢4:グループワークで、職場の人間関係の課題が再現された場合に気付きを促す。

復職後にうつ病を再発しないための疾病教育や認知行動療法などの心理療法や、休職になった時の働き方や考え方を振り返ることで休職に至った要因を確認するとともに復職した時に同じ状況(休職)にならないための準備につながる。

選択肢5:本人の同意の有無にかかわらず、情報は精神科デイ・ケア内にとどめる。

×

本人の同意を得て、職場関係者(産業医、人事担当者、上司など)、就労・復職支援機関等、精神科デイケア外の関係機関と情報共有を行い連携する必要がある。

正答

4(グループワークで、職場の人間関係の課題が再現された場合に気付きを促す。)

第23回 精神保健福祉士 国家試験 全問題はこちら

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この記事を書いた人

このブログを運営しているブジカエル、カエル好きですがカエルにはあまり詳しくありません。精神障害者の地域生活を支援する精神保健福祉士、社会福祉士、国家資格キャリアコンサルタント。旅好き、学び好き、放送大学12年目のマルチポテンシャライト。科学的な幸福の研究に興味津々なポジティブ心理学実践インストラクター。健康管理好き、2013年に健康管理士、食生活アドバイザー3級&2級を取得。
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