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問題12|第25回 精神保健福祉士 国家試験 ②精神保健の課題と支援

勉強するウサギのイラスト

こんにちは、ブジカエルです。

2023年2月、社会福祉士の試験に合格したと思われるので、精神保健福祉士国家試験に向けての学びを始めました。

この記事では、過去問題をしゃぶり尽くします。

↓過去問題はここ↓
社会福祉振興・試験センター>精神保健福祉士国家試験>過去の試験問題

目次

問題12 次のうち、この取組の考え方として、適切なものを1つ選びなさい。

市の保健センターに勤務するB精神保健福祉士は、同僚の保健師から、「訪問に行っていると、家族も含めて、ストレスへの対処の仕方が分からない人がそれなりにいるんです。住民の皆さんにストレス対処についての正しい知識を知ってもらう必要があると思います」と聞いた。このため、センターとして一般住民向けにストレス対処に関する普及啓発用のパンフレットの作成に取り組むことにした。
次のうち、この取組の考え方として、適切なものを1つ選びなさい。

  1. ユニバーサルデザイン
  2. 第二次予防
  3. ハイリスクアプローチ
  4. 支持的精神保健
  5. ポピュレーションアプローチ

設問について

精神保健分野等における取組・概念についての理解が問われる問題。

正答以外の選択肢についても理解しておきたい。

各選択肢について

選択肢1:ユニバーサルデザイン

×

ユニバーサルデザインとは、障害者や高齢者等、特定の人を対象とするバリアフリーデザインに代わり、誰にとっても使いやすいという考え方。自らも障害者であるメイスが提唱。

選択肢2:第二次予防

×

精神医学の領域における予防の概念は、以下の通り。

1次予防 精神障害の発生予防
2次予防 精神障害を発症した人の早期発見・早期治療
3次予防 精神障害者の社会復帰の促進・リハビリテーション

カプラン(Caplan, G.)が取り入れた。

選択肢3:ハイリスクアプローチ

×

ハイリスクアプローチとは、健診などでスクリーニングして、疾患を発症しやすい高リスクの個人を対象に、リスクを下げるよう行動変容を促すようアプローチする方法。
二次予防の役割を果たす。

選択肢4:支持的精神保健

×

中央法規当該科目テキスト(第3版)p333~334。

吉川武彦先生らによる精神保健の3つの側面からの概念化は以下の通り。

  1. ポジティブメンタルヘルス(積極的精神保健)
  2. サポーティブメンタルヘルス(支持的精神保健)
  3. トータルメンタルヘルス(総合的精神保健)

メンタルヘルスには三分野あることを示しておこうと思う(表ー1)。その一は、ポジティブメンタルヘルス(積極的精神保健)という考えである。これはひと言でいえば、いまある心の健やかさをより高め、あるいは維持していくための理論や実際活動を指す。その二は、サポーティブメンタルヘルス(支持的精神保健)で、心悩ませ、心を乱し、心を痛め、心を病んでいる人々にどのようなサポートが必要であるのかということを理論的に、また実際活動としてそれを行うことをいうものである。その三は、トータルメンタルヘルス(総合的精神保健)という理論と実際を指している。トータルメンタルヘルスは社会のあり方であるともいえ、今日的にいえば、老いてもボケても地域で生きられる地域社会づくりを目指すものである。それは当然のことながら障害をもつものももたざるものも共に生きていくという地域づくりを目指すものでなければならない。そしてさらに、精神障害をもつものも共に生きる地域社会づくりを目指している。

横浜市『調査季報』(調査季報104号・特集/都市生活とメンタルヘルス(1898年12月発

選択肢5:ポピュレーションアプローチ

ハイリスクアプローチがハイリスクの集団を対象に働きかけるのに対して、ポピュレーションアプローチは、リスクの大きさに関わらず集団全体を対象として働きかけを行い、全体としてリスクを下げる取り組み方法。

正答

5(ポピュレーションアプローチ)

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この記事を書いた人

このブログを運営しているブジカエル、カエル好きですがカエルにはあまり詳しくありません。精神障害者の地域生活を支援する社会福祉士、国家資格キャリアコンサルタント。旅好き、学び好き、放送大学11年目のマルチポテンシャライト。科学的な幸福の研究に興味津々なポジティブ心理学実践インストラクター。健康管理好き、2013年に健康管理士、食生活アドバイザー3級&2級を取得。
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