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問題11|第25回 精神保健福祉士 国家試験 ②精神保健の課題と支援

勉強するウサギのイラスト

こんにちは、ブジカエルです。

2023年2月、社会福祉士の試験に合格したと思われるので、精神保健福祉士国家試験に向けての学びを始めました。

この記事では、過去問題をしゃぶり尽くします。

↓過去問題はここ↓
社会福祉振興・試験センター>精神保健福祉士国家試験>過去の試験問題

目次

問題11 次のうち、青年期の発達課題は、同一性(アイデンティティ)の確立に特徴づけられると規定した人物として、正しいものを1つ選びなさい。

  1. エリクソン(Erikson, E.)
  2. カプラン(Caplan, G.)
  3. ピアジェ(Piaget, J.)
  4. フロイト(Freud, S.)
  5. ハヴィガースト(Havighurst, R.)

設問について

発達課題に関する著名な人物とその功績についての理解が問われる問題。

各選択肢について

選択肢1:エリクソン(Erikson, E.)

青年期の発達課題:同一性(アイデンティティ)の確立、とくればエリクソン一択。
中央法規当該科目テキスト第3版p24~。

エリクソンは、8段階からなるライフサイクルにおける人格発達論を提唱。
ライフサイクルとは、人はその人生の中において各年代で生じる生物学的・心理的・社会的変化に適応させて人格の統合を行いつつ成熟していくというもの。精神保健学上のほとんどの課題が、ライフサイクルおよび発達課題と関連をもちながら出現してくる。

エリクソン(Erik Homburger Erikson、1902~1994年)は、ユダヤ系デンマーク人。1933年にアメリカに移住。8段階からなるライフサイクルにおける人格発達論を提唱。アイデンティティ論も有名。

選択肢2:カプラン(Caplan, G.)

×

カプラン(Caplan, G.)が精神医学の領域に初めて予防の概念を取り入れた。
主著書:
『予防精神医学』(1964)
『地域精神衛生の理論と実際』(1997)

ついでに復習。
『予防精神医学』(1964)によれば、第1次~第3次予防でそれぞれ以下の点に重点を置く。

1次予防 精神障害の発生予防
2次予防 精神障害を発症した人の早期発見・早期治療
3次予防 精神障害者の社会復帰の促進・リハビリテーション

選択肢3:ピアジェ(Piaget, J.)

×

ピアジェは、認知発達理論、4つの発達段階を提唱した人。
共通科目「心理学理論と心理的支援」で詳しく学ぶはず。

児童の認知機能の発達を下記の4つに区分、それぞれの特徴をスキーマ構造の質的変化で説明した。

0歳~2歳:感覚運動期
2歳~7歳:前操作期
7歳~11歳:具体的操作期
11歳以降:形式的操作期

選択肢4:フロイト(Freud, S.)

×

(Sigmund Freud ジグムント━) オーストリアの神経科医。精神分析学の創始者。ヒステリー症の治療法の研究から、無意識の存在を確信し、カタルシスや自由連想法を用いる精神分析の方法を発見、深層心理学を樹立した。著「夢判断」「精神分析入門」など。

コトバンク

選択肢5:ハヴィガースト(Havighurst, R.)

正答

1(エリクソン(Erikson, E.))

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この記事を書いた人

このブログを運営しているブジカエル、カエル好きですがカエルにはあまり詳しくありません。精神障害者の地域生活を支援する精神保健福祉士、社会福祉士、国家資格キャリアコンサルタント。旅好き、学び好き、放送大学12年目のマルチポテンシャライト。科学的な幸福の研究に興味津々なポジティブ心理学実践インストラクター。健康管理好き、2013年に健康管理士、食生活アドバイザー3級&2級を取得。
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