MENU

問題16|第25回 精神保健福祉士 国家試験 ②精神保健の課題と支援

勉強するウサギのイラスト

こんにちは、ブジカエルです。

2023年2月、社会福祉士の試験に合格したと思われるので、精神保健福祉士国家試験に向けての学びを始めました。

この記事では、過去問題をしゃぶり尽くします。

↓過去問題はここ↓
社会福祉振興・試験センター>精神保健福祉士国家試験>過去の試験問題

目次

問題16 次のうち、このチームの名称として、正しいものを1つ選びなさい。

N県で大規模災害が発生したことから、P県に勤務するC精神保健福祉士に対し、その担当部署より被災地支援チームの一員として参加するよう要請がなされた。当該支援チームの主な活動内容は、急性期の精神科医療ニーズへの対応、精神保健医療ニーズの把握、他の保健医療体制との連携、専門性の高い精神科医療の提供と精神保健活動の支援である。C精神保健福祉士は国が認めた専門的な研修・訓練も受け、同チームの構成メンバーとして登録されている。
次のうち、このチームの名称として、正しいものを1つ選びなさい。

  1. DHEAT
  2. DMAT
  3. DPAT
  4. DWAT
  5. JMAT

設問について

災害時に活動する被災地支援チームについての理解が問われる問題。
災害時の精神保健の対策については、中央法規当該科目テキスト第3版p256~。

正答以外の選択肢についても理解しておきたい。

各選択肢について

選択肢1:DHEAT

×

DHEAT=災害時健康危機管理支援チーム
Disaster Health Emergency Assistance Team

重大な健康危機が発生した際に、
○ 健康危機管理に必要な情報収集・分析や全体調整などの専門的研修・訓練を受けた都道府県及び指定
都市の職員によって組織された災害時健康危機管理支援チームであり、
○ 被災都道府県等に派遣され、
○ 被災都道府県等の本庁及び保健所に設置される健康危機管理組織の長による指揮調整機能等を
補佐するもの

選択肢2:DMAT

DMAT=災害派遣医療チーム
Disaster Medical Assistance Team

災害急性期に活動できる機動性を持ったトレーニングを受けた医療チーム。

医師、看護師、業務調整員(医師・看護師以外の医療職及び事務職員)で構成され、大規模災害や多傷病者が発生した事故などの現場に、急性期(おおむね48時間以内)から活動できる機動性を持った、専門的な訓練を受けた医療チーム。

厚生労働省 DMAT事務局

選択肢3:DPAT

DPAT=災害派遣精神医療チーム
Disaster Psychiatric Assistance Team

自然災害や航空機・列車事故、犯罪事件などの集団災害の後、被災地域に入り、精神科医療および精神保健活動の支援を行う専門的なチーム。

自然災害や犯罪事件・航空機・列車事故等の集団災害が発生した場合、被災地域の精神保健医療機能が一時的に低下し、さらに災害ストレス等により新たに精神的問題が生じる等、精神保健医療への需要が拡大する。このような災害の場合には、被災地域の精神保健医療ニーズの把握、他の保健医療体制との連携、各種関係機関等とのマ ネージメント、専門性の高い精神科医療の提供と精神保健活動の支援が必要である。
このような活動を行うために都道府県によって組織される、専門的な研修・訓練を受けた災害派遣精神医療チーム。

厚生労働省委託事業
DPAT事務局

選択肢4:DWAT

×

DWAT=災害派遣福祉チーム
Disaster Welfare Assistance Team

災害時における、長期避難者の生活機能の低下や要介護度の重度化など二次被害防止のため、一般避難所で災害時要配慮者(高齢者や障がい者、子ども等)に対する福祉支援を行う民間の福祉専門職で構成するチーム。

選択肢5:JMAT

×

JMAT=日本医師会災害医療チーム
Japan Medical Association Team

被災者の生命及び健康を守り、被災地の公衆衛生を回復し、地域医療の再生を支援することを目的とする。

主に、災害急性期以降における避難所・救護所等での医療や健康管理(災害前からの医療の継続)。
さらに、被災地の医療機関への円滑な引き継ぎに至るまで、多様かつ広範囲に及ぶ 。

正答

3(DPAT)

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

このブログを運営しているブジカエル、カエル好きですがカエルにはあまり詳しくありません。精神障害者の地域生活を支援する精神保健福祉士、社会福祉士、国家資格キャリアコンサルタント。旅好き、学び好き、放送大学12年目のマルチポテンシャライト。科学的な幸福の研究に興味津々なポジティブ心理学実践インストラクター。健康管理好き、2013年に健康管理士、食生活アドバイザー3級&2級を取得。
プロフィール詳細はこちら

目次
閉じる