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問題43|第25回 精神保健福祉士 国家試験 ④精神保健福祉の理論と相談援助の展開

勉強するウサギのイラスト

こんにちは、ブジカエルです。

2023年2月、社会福祉士の試験に合格したと思われるので、精神保健福祉士国家試験に向けての学びを始めました。

この記事では、過去問題をしゃぶり尽くします。

↓過去問題はここ↓
社会福祉振興・試験センター>精神保健福祉士国家試験>過去の試験問題

目次

問題43 次の記述のうち、B精神保健福祉士の促しによって、グループに生まれた効果として、適切なものを2つ選びなさい。

B精神保健福祉士は、精神科デイ・ケアで自立生活に関する学習会を担当している。5回目のテーマは前回に続き「互いの経験から学ぶ」である。参加者Cさんが、「私は病気になって、自分なんて価値がないと思っていたけど、今は生きていていいと思えるようになりました」と話した。すると参加者Dさんが、「でもやっぱり、なんで病気になったんだろう」とつぶやいた。B精神保健福祉士はDさんの気持ちを受け止めて、Cさんに、「なぜそう思えるようになったのですか」と発言を促した。Cさんは、「前回、生き生きと自分の体験を語っていた人の話を聞いたことがきっかけですね」と話した。するとDさんが、「僕もあのように堂々と生きていきたいなって思った」と語った。
次の記述のうち、B精神保健福祉士の促しによって、グループに生まれた効果として、適切なものを2つ選びなさい。

  1. 生活に必要な生きた情報が共有される。
  2. 社会的に必要なスキルを身に付ける。
  3. 他者の乗り越えた体験を知り希望を抱く。
  4. 自分だけの問題ではないという安心感を得る。
  5. 他者への関わりの結果から対人関係について学ぶ。

設問について

集団精神療法についての理解が問われる問題。
中央法規当該科目Iテキストp194~、IIテキストp38~、等。

当該科目Iテキストはグループの力を下記のようにまとめている。

  1. 情報の伝達(必要な情報を伝えること)
  2. 行動の模倣(メンバーの良い行動をまねること)
  3. 社会的スキルの発達
  4. 感情の表出(安全な場で気持ちを表せる)
  5. 普遍性(自分だけがこのような体験をしているのではないとわかる)
  6. 希望(他の人の乗り越えた体験を知り、希望を持つ)
  7. 他者援助(他の人を助ける体験をする)
  8. 対人関係の学習(他者へのかかわり方の結果を理解し、そこから学ぶ。人への気遣いを示すと、人にも承認される)

ヤーロム, A.は下記の11因子にまとめている。

  1. 希望をもたらすこと:「ここに来るとホッとする」「なんとかやっていけそうな気がする」など、将来への希望が持てる場面を得ることができる。
  2. 普遍性:様々な人々と接することで「自分だけではない」という安心感が得られる。
  3. 情報の伝達:病気の症状や日々の生活上の困りごとへの対処法など、他のメンバーから自分に役立つ情報を得ることができる。
  4. 愛他主義:グループでの自分の言動が誰かの役に立ち、誰かに喜ばれることで、自分自身が必要とされている存在だと感じることができる。
  5. 初期の家族関係の修正的繰り返し:現実の家族と異なる許容的なグループで、受け入れがたい感情すら受け入れられる体験を通し、過去の圧倒的な感情の陰に隠されていた別の感情に気づくことができる。
  6. 社会適応技術の発達:安心感のあるグループのなかで、疑似的な社会体験を得て成長することができる。
  7. 模倣行動:生活技能、対人関係などにおいて、他のメンバーが持つパターンを参考にしたり、模倣して新しい対処法を得ることができる。
  8. 対人学習:グループのなかで言語的あるいは非言語的コミュニケーションが健全に機能することにより、安全な対人関係が体験できる。
  9. グループの凝集性:一体感の強いグループにおいて、受け入れられたという安心感によりコミュニケーションが活発化して、互いに強い影響を与えあう。
  10. カタルシス:グループの中で受け入れられたと感じることで、奥底にしまっていた感情(特にネガティブな感情)に直面し、それを語ることでこころが癒されていく。
  11. 実存的因子:生きる意味や孤独、死などといった人生の真実について、ひとりではなくグループの中で探索することにより、次第に向き合っていけるようになる。

各選択肢について

選択肢1:生活に必要な生きた情報が共有される。

×

グループワークに期待される効果の1つではあるが、この場面では当てはまらない。

選択肢2:社会的に必要なスキルを身に付ける。

グループワークに期待される効果の1つではあるが、この場面では当てはまらない。

選択肢3:他者の乗り越えた体験を知り希望を抱く。

テキストおよびヤーロムの「希望」「希望をもたらすこと」に当たる。

選択肢4:自分だけの問題ではないという安心感を得る。

テキストおよびヤーロムの「普遍性」に当たる。

選択肢5:他者への関わりの結果から対人関係について学ぶ。

×

グループワークに期待される効果の1つではあるが、この場面では当てはまらない。

正答

3(他者の乗り越えた体験を知り希望を抱く。)
4(テキストおよびヤーロムの「普遍性」に当たる。)

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この記事を書いた人

このブログを運営しているブジカエル、カエル好きですがカエルにはあまり詳しくありません。精神障害者の地域生活を支援する社会福祉士、国家資格キャリアコンサルタント。旅好き、学び好き、放送大学11年目のマルチポテンシャライト。科学的な幸福の研究に興味津々なポジティブ心理学実践インストラクター。健康管理好き、2013年に健康管理士、食生活アドバイザー3級&2級を取得。
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