こんにちは。
就労移行支援事業所で就労支援員として働いているブジカエルです。
人口のおよそ1パーセントの人が発症すると言われている「統合失調症」。勤務先には現在2人の統合失調症の方がいて、過去にも何人かいました。
統合失調症の方たちにはどんな支援ができるのか、考えます。
目次
統合失調症とは
統合失調症には様々な症状があるため、全体を理解するのはなかなか困難ですが、統合失調症の特徴は大まかに以下の6つ。
- 幻覚(幻聴が多い)・妄想:自分を悪く評価する声、自分に命令する声、何者かから注目を浴び迫害を受けるという被害妄想など。
- 自我障害:思考や行動における能動感・自己所属感の喪失。「考えていることが声となって聞こえてくる」、「自分の意思に反して誰かに考えや体を操られる」、「自分の考えが世界中に知れわたっている」など。
- 不統合:まとまりのない会話、行動など目標に向けて思考や行動を組織する障害
- 感情や意欲の低下を背景とした思考や行動における自発性の低下(精神運動貧困、陰性症状(狭義))
- 上記の症状についての自己認識と自己対処の困難(病識障害)
- それらにもとづく対人関係、身辺処理、職業・学業における機能低下。
統合失調症の方のリカバリーをサポートする
統合失調症の方と話すときの姿勢、話す内容、支援の方向性についてとても参考になります。
例えば、私が今までに出会った統合失調症の方は皆「死にたい」としばしば口にしました。そういう時に何と言えばいいのか、とか。
統合失調症の方のための意思決定支援ツール
統合失調症を持つ当事者やそのご家族の意見をもとに作られた質問集。
どんな治療をするのか。
どんな生活をしていくのか。
自分の考え方や価値観、人生観に沿って、周りのサポートを受けながら、主体的に意思決定していくことを支援してくれるツールです。