【この記事は書きかけです】
私が就労移行支援事業所の支援員になりたての頃から現在まで、残念なことに、支援員に必要な知識やスキルはほとんど教えてもらえませんでした。
研修もなく、必要な知識やスキルが体系立ててあることもなく。
今はだいぶんマシになり、研修も多少は行われるようになりましたが、まだまだ十分とは到底言えないレベル。
本当に残念すぎる事業所です。
同じように(?)残念な環境で働く新人支援員さんや、上司や先輩に恵まれない支援員さん、スキルを伸ばしたいけどどうしたらいいのかわからない!という方の参考になったら幸いです。
関わり方
私は福祉未経験、対人援助未経験で入職し、右も左も全く分からない初日から、何の研修もなくいきなり現場(訓練室)に放り込まれました。
ではOJTが充実していたかというと全くそんなことはなく、むしろ真逆。
OJTもOFF-JTもろくにないという、ひどい事業所でした。
幸い、利用者さんたちはみんないい方たちばかりで、とても優しく親切に接してくれました。
でも、それだけで就労移行支援の業務が成り立つわけがないんです。
支援者の接し方次第で、利用者さんは変わります。
良いようにも、悪いようにも。
みなさんはぜひ、良い関わりをして、利用者さんとの関わりを楽しんでください。
「関わる」ということに対して目が開かれてくると、これほど面白い仕事はないのではないかと思えてくるかも?
アセスメント
対人援助の領域では、支援の起点となるアセスメントが必須です。
そして就労移行支援では、就労移行支援のためのアセスメントがとても大切です。
就労移行支援に関する知識・資料
就労移行支援の基本的なことは、厚生労働省による『就労移行支援ガイドブック』が最もよくまとめられていると思います。
入職したてであれば、このガイドブックをバイブルとして毎日読むくらいでいいかも。
厚生労働省:障害者の就労支援対策の状況も参考になります。
発達障害に関する資料は汎用性高し
厚労省の事業によって作られた、就労移行支援事業所のための「発達障害のある人の就労支援マニュアル」もかなり参考になります。
また、国立障害者リハビリテーションセンターのウェブサイトでまとめられている以下のページはお宝ものの資料が山積みになっています。
以下、大きな枠組みから順に掲載します。
憲法・法律、制度
- 憲法
- 障害者福祉全体に関する知識(法律・制度含む)
- 障害者雇用促進法・雇用制度に関する知識
- 労働基準法、最低賃金法等雇用に関する法律・制度
理念、考え方
- 障害者差別禁止
- 合理的配慮
- 職業リハビリテーションの理念
障害に関する知識
- 障害特性に関する知識
- 障害特性に応じた職業的課題に関する知識
障害者福祉なので、まずは障害に関する基本的なことは押さえておきたいところです。
事業所によっては、障害の種類を限定しているところもあるので、そういうところだと学ぶべきことも限定されます。私の勤務先では障害の種類を限定せず、いわゆる三障害全ての方を受け入れているので、学ぶべきことが膨大でした。
厚労省の運営サイト、大手就労移行支援のサイトなど、障害そのものについての情報源は山ほどあるので、検索して色々なところを見てみて、自分にとって読みやすいサイトを選んで勉強するといいと思います。
また、事業所に資料があればぜひそれを活用し、なければ事業所に買ってもらうとか自分で買うとか、図書館で借りるとかしてもいいかもしれません。
それぞれの障害に関すること
発達障害に関する知識が万能とはいえ、それだけでは利用者さんのそれぞれの特性に対応しきれません。やはり、障害それぞれについてそれぞれの特性があるので、それぞれの障害について学ぶ必要はあるかと思います。
勤務先の事業所に資料があればそれでよし。
なければ、放送大学の教科書は入手しやすく、内容がしっかりしていてかつわかりやすいのでおすすめです。
例えば以下の書籍では、精神疾患全体の基本的なことから、うつ・統合失調症・不安障害等の個別の精神疾患についての基本的なことを学べます。
★★以下に関しては、今後コンテンツを増強します★★
障害者の希望や特性を踏まえた、仕事の選択やマッチング支援
プログラムの企画、進行
グループワークの進行
生活全般
面談
記録
意思決定
意欲喚起
職場体験実習
就職活動、就活準備
関連機関
まとめ
〈この記事を書き終えたら書きます〉