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問題26|第22回 精神保健福祉士 国家試験 ③精神保健福祉相談援助の基盤

勉強するウサギのイラスト

こんにちは、ブジカエルです。

2023年2月、社会福祉士の試験に合格したと思われるので、精神保健福祉士国家試験に向けての学びを始めました。

この記事では、過去問題をしゃぶり尽くします。

↓過去問題はここ↓
社会福祉振興・試験センター>精神保健福祉士国家試験>過去の試験問題

目次

問題 26 対人援助領域におけるレジリエンス(resilience)に関する次の記述のうち,適切なものを 1 つ選びなさい。

  1. 生活経験の乏しさから発する,日常生活を送る上での技術の不十分さをいう。
  2. 精神疾患の病因モデルによる,人が持っている脆弱性をいう。
  3. 精神科医療において,治療を行っても症状が改善しない状態をいう。
  4. 人に潜在的に備わっている,逆境から復元できる力のことをいう。
  5. 利用者が社会参加する際に,障害となる全てのものを取り除くことをいう。

設問について

レジリエンスとは

レジリエンスとは,困難で脅威を与える状況にもかかわらず,うまく適応する過程や能力,および適応の結果のことで,精神的回復力とも訳される。

レジリエンスとは? 意味や使い方 – コトバンク

各選択肢について

選択肢1:

生活経験が乏しく日常生活を送る上での技術が不十分である状態が何であるかは不明。こういう状態に有効なリハビリテーションの一つがSST(社会生活技能訓練)。

選択肢2:

「精神疾患の病因モデルによる,人が持っている脆弱性」は、もともとの脳の弱さであり、先天的・後天的いずれにも獲得される。

選択肢3:

「精神科医療において,治療を行っても症状が改善しない状態」が指す言葉は不明。少なくともレジリエンスではない。

選択肢4:

「人に潜在的に備わっている,逆境から復元できる力」はレジリエンスの意味するところ。

選択肢5:

「利用者が社会参加する際に,障害となる全てのものを取り除くこと」は「バリアフリー」の概念に近い。

正答

正答:4(人に潜在的に備わっている,逆境から復元できる力)

第22回 精神保健福祉士 国家試験 全問題はこちら

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この記事を書いた人

このブログを運営しているブジカエル、カエル好きですがカエルにはあまり詳しくありません。精神障害者の地域生活を支援する精神保健福祉士、社会福祉士、国家資格キャリアコンサルタント。旅好き、学び好き、放送大学12年目のマルチポテンシャライト。科学的な幸福の研究に興味津々なポジティブ心理学実践インストラクター。健康管理好き、2013年に健康管理士、食生活アドバイザー3級&2級を取得。
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