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スタンディングデスクにもメリデメあり:絶賛も否定もあるけれど

立って仕事をするミーアキャットスタンディングワーク

こんにちは、ブジカエルです。
今日も立ってこの記事を書いています。

昨日、以下記事を書く際にスタンディングデスクについて調べたら、記事がたくさんあってびっくりしました。

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私が座業で下肢のむくみに悩んでいた頃、特に2012年~2013年頃がひどかったのですが、スタンディングデスクについて調べても、参考にしたいような日本語の記事はあまりなく、商品数もごく限られていました。

スタンディングデスクが売ってる!と思うと、名前を変えただけじゃないの?と思うような、ただの「台」でしかないものだったり。
外国から輸入する、すごく高価なものだったり。
私の味方はいないのね、と思っていました。

今は、当時とは様変わり。
スタンディングデスクの商品数も利用者も増えたようでとても嬉しいです。

一方、「まだ座って仕事してるの?」といった挑戦的な書き方で、座って仕事をすることを否定するような記事もあれば、スタンディングデスク利用による健康上のリスクや、スタンディングデスクを利用することのデメリットをことさらに強調するような、否定的な記事も多くなっていました。

今回は、このような状況を踏まえて、スタンディングワークの一実施者としての意見をまとめておきたいと思います。

目次

話題性に乗っかっただけの記事も多い印象

楽天がスタンディングデスクの全面的な導入を発表したあたりからかと思いますが、話題になっているから記事にしただけかな?的な、薄い内容のページが結構ありました。

大手企業有名企業がいいと言っているから、もしくは話題になっているから、それに乗っかってついでに自分も大絶賛しておく、みたいなノリというか…「まだ座って仕事してるの?」なんて挑戦的な語調のタイトルもあり…ページビュー稼ぎ狙いでしょうか。

せっかく記事にするなら、もう少し自分の頭で何かを考えて、あるいは身をもって体験した上で、意見なり感想なりを記事にしてくれると、スタンディングワーク愛好者としては嬉しいです。

下手に話題になると、あまり実のない薄っぺらい似たような内容のページが続々と作られて、有益な情報を探しづらくなってしまうんですね。
少々厄介です。
Googleには実のないページの検索結果順位をもっと下げてほしいと思いました。
思いましたが、どうにもできないので、思っただけで終わり。残念。

絶賛され始めると、敢えて落とそうとする人が出てくる

そういうふうにスタンディングワークやスタンディングデスクが注目されて絶賛されると、立って仕事をするとかえってデメリットあるよ!というような否定的な意見を言う人はきっと現れるだろうと予想はつきますが、案の定いました。

デメリットは主に、健康上のリスクと、仕事の効率が落ちるというもの。

スタンディングデスク利用による健康上のリスク:心臓病

立っている時間が長すぎると、血管が膨張するらしいです。
職場で立っていることが多い人は、座っていることが多い人のほぼ2倍、心臓病にかかりやすいのだとか。

座っている時間が長いと心臓病になる。
立っている時間が長くても心臓病になる。
じゃあ寝てろってのか?

寝ている状態が最も心臓に負担がかからないと思われる。
心臓だけでなく体全体への負担が少ない分、筋力が衰えて別の病気になる。

でも、寝転がって仕事OKな会社もあったような…。

結局のところ、「立ちっぱなし」「座りっぱなし」の「っぱなし」がダメだということではないかと思いますがいかがでしょう。

スタンディングデスク利用による健康上のリスク:腰痛

スタンディングデスクは腰痛を誘発するという警告もありましたが、それも、悪い姿勢を長時間続けるからでは?

座っていても、姿勢が悪い人は腰痛を患いやすいもの。

立っていても座っていても、良い姿勢を保つのは大切なことです。

また、就寝中たくさん寝返りを打つように、起きている間も、立っていようが座っていようが、姿勢をちょいちょい変えたり、歩いたり、走ったり、する必要があるのだと思います。

人間も「動物」だから。
そもそも人間の体は、動いてなんぼ。
かつて、特権階級以外の人は、動いている時間が長かったのだから。

どのくらいかつてかと言えば、ホモサピエンス誕生から、産業革命まで。

スタンディングデスクを導入したとしても、出社から退社まで立ちっぱなしは、人体にとっては不自然。仕事中は、立ったり、座ったり、歩いたり、走ったり、するのがいいのだということではないかと思います。

会社の偉い人とか総務の人へ

特にデザイン経営とか健康経営を自認している組織の方に提案です。

仕事をする際の姿勢を、従業員が選べるようにしませんか?

スタンディングデスク使用のデメリットとして、「創造的な思考に向かない」と言っている人がいました。
でもこれって、個人差があると思うんです。

座っていると落ち着かない人、立っていると思考がまとまらない人、集中して「作業」する時には座っていたい人…それぞれですよね。

一番望ましいのは、仕事をする際の姿勢を、個人が選べることではないかと思うのです。
例えば、重要な決断のため考える時は座る、集中して効率よく作業するときには立つ、会議では立っておく、のように。

何をする時にどういう姿勢がいいかは、人によって異なります。

各人がそれぞれに健康的で、かつ自分のワークスタイルに合う姿勢を自ら選べるようになることで、効率も幸福度も健康度も上がるのではないか。それは会社の売り上げ、業績や健康度、ひいては国の幸福度にもつながるのでは、と思ったのでした。

スタンディングデスクについての意見まとめ

座っていたり、寝転がったりしているのは、立ったり、歩いたり走ったりするより、楽ですよね。

でも、動かずにずっと楽な姿勢でいたら、筋力は衰えます。
それって、早死にするんです。

技術の発展で益々動かなくなってきている人間がスタンディングデスクを考え付いたのは、その生き残り戦略上必然だったのかもしれません。

人にとって、座りっぱなしでも立ちっぱなしでも、どっちにしてもリスクがある。

であれば、立って仕事をすることが向く人がスタンディングデスクで仕事をできるようになることが、望ましいのではないかと思うのです。

立ったり座ったり動いたりは各自が適度に行うこととして、スタンディングデスクには、一過性のブームに終わらずにオフィスや各世帯で根付いてほしいものです。

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この記事を書いた人

このブログを運営しているブジカエル、カエル好きですがカエルにはあまり詳しくありません。精神障害者の地域生活を支援する精神保健福祉士、社会福祉士、国家資格キャリアコンサルタント。旅好き、学び好き、放送大学12年目のマルチポテンシャライト。科学的な幸福の研究に興味津々なポジティブ心理学実践インストラクター。健康管理好き、2013年に健康管理士、食生活アドバイザー3級&2級を取得。
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