新型コロナウイルス感染症の影響で、今年度のスクーリングはオンライン学習となりました。
公私共にとても忙しいし、学校があるのは人出の多いにぎやかな街でそういうところには行きたくなかったので、ちょっとラッキーなような。
同じ目標を持つ人たちとのつながりを持つ機会が減ったということでもあるのですが。
↓1年次のスクーリングについての記事はこちら
1日目の学習内容
- 自己覚知
- 基本的なコミュニケーション技術
- 基本的な面接技術
態度
- 無防衛:リラックス、非言語的メッセージ
- 共感
- 受容
- 熱意
- 傾聴
- 間:余裕を持った態度
- 距離:心理的な立ち位置を常に確認
技法
- 促し:意図的に反応する
- 繰り返し:「~ですね」
- 要約
- 解釈:因果関係の明確化
- 共感:同感、同情ではない
- 保証:理由、根拠を示しつつ
- 沈黙:待つ
- 明確
- 質問:開いた質問・閉じた質問
- 対決
課題1:相談援助でワーカーが気をつけるべきコミュニケーション
さて、スクーリング初日の課題は、相談援助でワーカーが気をつけるべきコミュニケーションについてまとめるというもの。
掲載されていた課題の文章は異なる表現で書かれているのですが、日本語としては少しな文章だったので解釈し、上記のようになりました。スクーリング以外のレポート課題でも、てにをはをはじめ、何かがおかしな文章が多いのです。なので、「こういう意味だろう」と、いちいち解釈しています。
さて、課題1に取り組みます。
学校で指定されたテキスト『相談援助演習』に「コミュニケーション技法」という節があり、ここをまとめるといいのではないかと考えました。
また、序章の中にも使えそうな内容がありました。
例えば、SWに求められる臨床トレーニングとして以下のことが記載されています。
- 自己覚知を深め、偏見なく当事者を見る
- 基本的な対人関係やコミュニケーション技法の習得によって、当事者との関係の中で安心感や信頼関係の構築がより適切に積み上げられる
- 当事者との適切な空間距離の確保、言語・非言語によるコミュニケーションの理解
次に「コミュニケーション技法」の節から、箇条書きでざっと書き出します。
関係づくり1:基本的姿勢
- 注意深い受動的な姿勢
- クライエントのニーズに耳を傾け、クライエントに寄り添い、見守り続ける
- 良好な関係を築く
関係づくり2:専門的援助関係
- 役割関係としてのクライエントと援助者の関係と、人間関係としてのクライエントと援助者の関係の間に、一定のバランスを保つ
援助者の態度
- 適切なコミュニケーションをとる能力
- 互いを受容し共感し合う
コミュニケーションの基本
- 言語的メッセージ、準言語的メッセージ、非言語的メッセージのそれぞれを意識的に使う
- メッセージ(言葉)とメタメッセージ(態度)を一致させる
- コミュニケーション技法の1つ、マイクロカウンセリングの考え方に拠り、クライエントとの間に良好な関係を築き援助を展開する
マイクロカウンセリングに拠る、受容的な雰囲気を作り出す態度、かかわり行動
- クライエントや援助者にマイナスの影響を与えない場所・時間を選ぶ
- 位置関係に配慮する(対面、情、斜め45度等)
- 表情、視線
- 身体言語
- 言葉遣い、声の抑揚
- 言語的追跡
こんなところでしょうか。
これをまとめて回答します。
課題1:講師解説
スクーリング2日目に行われた、講師による解説をまとめます。
- 自分の非言語の部分まで意識する。
- ワーカーが自分の考えを押し付ける・決めつけて話すということがあってはならない。
- 相手の話すことに耳を傾けて、相手の表情や話し方、非言語まで含めて受け止める。
- 自分の考える解決法を指示的に伝えるのはNG、一緒に解決法を考える。
- クライエントが「自分が頑張ったから解決できた」と思える支援・コミュニケーションを行う。
こんなところが含まれていればOKなようでした。
課題2:面接技法を用いて面接を行う際に留意すべきこと・気づいたこと
先生が「技法の1つ1つについて講義の中で説明したことをつらつら書いてほしいわけではない」という趣旨の発言をしていました。
そうするとこの課題の意図は何なんでしょうね。
こんなことを盛り込んでみようかなと思いつくことを箇条書きで書き出してみます。
留意すべきこと
- 相談援助は面接技法に関する専門的な知識と技術に基づき行うこと
- 相談者とのやりとりを俯瞰しながら、相談者の話を聴き、意図性のある応対を行うこと
- それぞれの技法が持つ意味を踏まえて応対すること
- 技法を用いて行う応対の全てに、説明可能な根拠を持って行うこと
- 相談者が示す感情や沈黙などの持つ意味を踏まえて応答を選ぶこと
- 自分の現在の状態を客観的に捉えながら応答すること、普段から自己理解に努めること
- 現在相談者がどのような段階にいるのかを意識・把握し、そこで必要な技法や質問の内容を選び応対すること
気づいたこと
- 対人援助の技法は領域をまたいで共通
- 他の対人援助にも用いられる理論に基づいている
- 言うは易く行うは難し、練習というか訓練が必要
- 「自己覚知」は自己一致、純粋性?
- スーパービジョンが必要なんだろうなぁ、見られるのは何となく嫌だけど
- 優れた面接の例を見て学びたい(学生同士のもいいかもしれないけれども、やっぱりベテランさんの例からの方がたくさん学べそうだよ)
所感
私は国家資格キャリアコンサルタントの資格を先に取得したので、今回の動画視聴で新たに学んだことや気づいたことは、正直なところあまりありません。強いて言えば、対人援助の仕事で必要な要素、態度や技法は共通であるということを改めて確認した、というくらい。
そんな私に何を書けと?と思ったのですが。
そんな私にも意味のある課題とするために考えました。
課題2:講師解説
スクーリング2日目に行われた、講師による解説をまとめます。
- クライエントが中心、主人公
- 技法を意識して適切に用いる
といったことが含まれていればOKなようでした。
また今後、実務で面接を重ねていきながら、「今回はできた・できなかった」という単純な評価ではなく、「次回もっと良くするには」を考えていってねということが強調されていました。
所感
課題1も2も、少し深く考えすぎた気がします。
私の癖が出たかもです。
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