こんにちは、ブジカエルです。
2023年2月に社会福祉士国家試験に合格したので、2023年3月に精神保健福祉士養成短期コースに申し込みました。
その学習についての記録です。
この記事では、精神保健福祉士養成課程通信科(短期)の、5つめのレポート課題の作成過程についてまとめます。
レポート作成の準備
テーマ分析
今回のレポート課題、テーマはこれ。
・レポートテーマ:「精神科リハビリテーションにおける精神保健福祉士の役割について教科書(テキスト)をまとめ、あなたの考えを述べなさい。」(800字~1200字以内)
社会福祉士の養成課程で学ぶ際に考えた、合格するレポートの書き方を活用しつつ進めていこうと思います。

レポートを課す側の意図としては、ざっくりですが以下のようなものがあると思われます。
- 精神科リハビリテーションについて理解を深める
- 精神科リハビリテーションにおける精神保健福祉士の役割について考える
- 以上の学びから新たな気付きを得る、自分の今後の課題を考える
テーマだけ見て考えていると効率が悪いので、材料を集めながらテーマの分析を進めていきます。
材料を集める
中央法規の『精神保健福祉の理論と相談援助の展開I』(第2版)第3章第3節第2項(p125~130)が「精神科リハビリテーションにおける精神保健福祉士の役割」になっています。
レポートの主な内容は、恐らくこの項の重要な部分を切ったり貼ったりして800字~1200字程度にまとめたものになるかと。
その作業をしながら、出題意図のカケラを拾い集めて、これまでになかった新たな気付きが得られることを目指します。
今回も、chatGPTに尋ねてレポートを作ってもらってみました。
悪くはないのですが、丸写しで提出できるレベルにはやっぱりならない。
質問のし方もあるんだろうけど、内容が表面的で非常に浅い。精神保健福祉に関してはネット上に薄っぺらい情報がたくさんあるのだろうと改めて思う次第。
丸写ししても自分の糧にはならないので、参考程度です。
目次を作る
材料を集めながら目次(構成)を考えていきます。
見出しを付けるかどうかは後で考えます。
- はじめに
- 精神科リハビリテーションにおける精神保健福祉士の役割
- おわりに
集めた材料メモ

なんだかたくさんになっちゃったよ。
切って貼って1000文字くらいにするよ。
- (128)精神保健福祉士が登場したことで、精神障害者の「社会的入院」の解決、退院に向けての環境整備をはじめ、さらには退院後の生活の質(QOL)の向上と自己実現、自立と社会参加など、様々な支援が人材面から裏付けられることになった。
- (128)精神科リハビリテーションと生活支援施策の進展は、精神保健福祉士に、精神障害者の社会的機能の回復や、人権擁護の働きを大きく求めるものである。
- (128)疾患と障害の併存という精神障害者の特性は、精神保健福祉士にソーシャルワーカーとしての働きを最も期待しており、社会福祉士と共通基盤をもつ。
- (128)精神保健医療と福祉の両面にまたがる新しい性格付けを精神保健福祉士に期待したものである。
その中心は精神科リハビリテーションと生活支援の推進にある。医学的リハビリテーションにおいては、精神科医療チームの一員としての働きが求められ、一方、社会・職業リハビリテーション分野では、日常生活への適応のために必要な訓練、社会復帰のための相談・助言・指導などの働きが求められる。具体的には、地域での自立生活に必要なセルフケア能力や生活技能、対人関係能力を高めることがあげられる。例えば、食事、入浴・洗濯等の個人生活衛生、身の回りの整理整頓、金銭の自己管理、健康や安全管理などのセルフケア能力、日常生活のマナー、公共交通機関の利用、対人関係能力、作業能力などの社会的能力、緊急時の対応などである。 - (129)精神保健福祉士は精神障害者に対する相談、助言、訓練、援助を中心業務とする。精神科リハビリテーションの視点では、精神障害者の問題とは、医学的リハビリテーションの範疇だけでなく、広く障害者福祉の領域に位置付けられる。しかし、それは従来の「社会福祉士」とは別に独自の働きを求められる領域でもある。
- (129)精神保健福祉士が主な対象とする精神障害者とは、疾患と障害の併存した利用者であり、そのアプローチの焦点は、生活のしづらさを見据えた生活問題に対応した展開である。しかし、この「生活のしづらさ」とは、(中略)継続した良質な治療をリハビリテーションを生活支援と併せて展開しなければ解決できない問題でもある。精神保健福祉士はその際、治療や精神科リハビリテーションチームの一員であり、精神疾患に配慮した相談業務や日常生活上の適応のための訓練の一端を担う「独自性」をその専門性の範疇に求められている。
- (129)こうした固有の専門性を有することを認められて誕生した精神保健福祉士は、精神科病院に入院中または自立支援のための施設を利用している精神障害者および在宅精神障害者の社会復帰と生活の質の充実に関する相談援助業務・訓練援助業務・環境整備の支援を行うものである。
- (130)精神保健福祉士の地域での働きが期待されている。精神保健福祉士には、退院促進と自立支援、精神科医療の改革、精神科リハビリテーションの推進、地域における社会資源の創出、司法や教育への関与、権利擁護の担い手、被災地支援や自殺予防などに向けて新たなメンタルヘルスへの対応など期待される役割も大きい。
- (131)精神科リハビリテーションでは、複数の援助者が同時に、あるいは継続的に連携したチームで援助を展開する特徴がある。
- (136)他の専門職との連携において精神保健福祉士には、保健医療と福祉にまたがる専門職ゆえに実質的なコーディネーターとしての役割がますます期待されている。
- (136)精神保健福祉士がソーシャルワーク・マインドを高めることが不可欠である。ソーシャルワーク・マインドとは、ソーシャルワーカーの実践の源となる価値観、視点、感じ方、利用者理解、確かな知識と技術の蓄積、解決能力、誇りと責任、センスを含んだ統合的な状況判断力などである。特に、精神医学的知識、豊富で活用可能な社会資源の知識や情報、精神障害者の権利擁護に敏感な感覚などを磨き、自らの専門性を高め、他の専門職と同等の力量をもつことが今後の課題となろう。
- (136)近年の世界的潮流は、リハビリテーションを病院や施設で行うのではなく、地域において行うべきであると強調している。
※日本ではその精神医療保健福祉の歴史的展開から、病院が治療だけでなくリハビリテーションから生活支援まですべてを担ってきた経緯があり、現在も精神科リハビリテーションについては病院やリハビリテーション施設が重要な役割を担っている。



6/11、一応できました。
しばらく温めます。
(つづく)