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《ノート4》精神医学の発展の歴史と人物|精神保健福祉士 国家試験 直前期対策

本を読むウサギのイラスト

こんにちは、ブジカエルです。

2024年2月の精神保健福祉士国家試験合格を目指しています。
試験を1か月と2日後に控え、得点UPを目論み、ノートを作ることにしました。

今回は、精神医学の発展の歴史と人物についてのノートです。
大体わかっているけれど、苦手なので。

ちなみに、苦手領域のノートを作るのは、学校の試験対策動画でも直前期の学習方法として勧められていました。

目次

18世紀

ピネル(Pinel, P.)

1793年、ピネル(1745~1826、フランスの精神医学者)はパリのビセートル病院、次いでサルペトリエール病院で精神障害者を鎖から解放し、人道的な処遇を提唱した。

背景に、18世紀後半から盛んになったヒューマニズム思想(人間性を称揚し、さまざまな束縛や抑圧による非人間的状態から人間の解放を目ざす思想。17~18世紀にイギリス・フランスで、普遍的な人間性を認め、いくつかの市民革命の指導理念となった思想。市民的ヒューマニズム)。

フランス革命は1789年~。

19世紀~20世紀はじめ

カールバウム(Kahlbaum, K.)

カールバウム(1828~1899、ドイツの精神医学者)は、精神現象を先入観なしに正確に記述する記述精神医学の立ち場から、思春期に発症し急激に人格水準が低下する精神病の一群を「破瓜病」と名付けた。全身の筋肉が硬直する独特な病態を呈する一群の症例をまとめて「緊張病」と名付けた。後にクレペリンが早発性痴呆(統合失調症)の概念を導くにあたり、カールバウムによる破瓜病と緊張病の報告が大きく影響を与えた。

クレペリン(Kraepelin, E.)

クレペリン(1856~1926、ドイツの精神医学者)は1900年前後に、精神疾患を内因と外因に、内因性精神病を早発性痴呆(統合失調症)と躁うつ病(双極性感情障害)に大別して臨床的疾患単位とする考え方を示した。精神症状の正確な記述及び経過や予後から疾患を区分する考え方で、これが現在に至るまで臨床精神医学体系の基礎となっている。

選択肢5:フロイト( Freud, S.)

1856~1939。

(Sigmund Freud ジグムント━) オーストリアの神経科医。精神分析学の創始者。ヒステリー症の治療法の研究から、無意識の存在を確信し、カタルシスや自由連想法を用いる精神分析の方法を発見、深層心理学を樹立した。著「夢判断」「精神分析入門」など。

コトバンク

アルツハイマー(Alzheimer, A.)

アルツハイマー(1864~1915、ドイツの精神医学者)は、脳病理組織学の所見(脳の萎縮、特に大脳皮質における神経細胞の減少、神経原線維変化および老人班)を報告。現代のアルツハイマー型認知症につながる疾患概念が確立した。

呉秀三

呉秀三(1865~1932)は、日本の精神医学者、松沢病院第5代院長。
クレペリンの精神医学体系を導入することで、日本の精神医療・精神医学の基礎が整えられていった。
「我邦十何万ノ精神病者ハ実ニ此病ヲ受ケタルノ不幸ノ外ニ,此邦ニ生レタルノ不幸ヲ重ヌルモノト云フベシ」の人。早くから患者の人道的処遇を唱え、作業療法の普及や精神科病院の構造の改善などにも尽力した。

20世紀~

ピアジェ( Piaget, J.)

ジャン・ピアジェ(1896~1980、スイスの心理学者)は、認知発達理論、4つの発達段階を提唱した人。
共通科目「心理学理論と心理的支援」で詳しく学ぶはず。

児童の認知機能の発達を下記の4つに区分、それぞれの特徴をスキーマ構造の質的変化で説明した。

0歳~2歳:感覚運動期
2歳~7歳:前操作期
7歳~11歳:具体的操作期
11歳以降:形式的操作期

ジョーンズ( Jones, M.)

ジョーンズ(1907-1990)については中央法規「理論と展開I」テキストp40にチラと出てくる程度?

イタリアのバザーリアが活用した実践。
ジョーンズは南ア生まれ⇒イギリス移住の社会精神科医。
治療共同体は,閉鎖的で階層的な管理により硬直化していた精神科病棟の治療的限界を打破するための組織改革として提唱された。この体制の特質は、専門職の働きかけ以外に患者、家族の共同的役割遂行によって構築される治療環境構造にある。

カプラン( Caplan, G.)

カプラン(Gerald Caplan: 1917-2008)が精神医学の領域に初めて予防の概念を取り入れた。
主著書:
『予防精神医学』(1964)
『地域精神衛生の理論と実際』(1997)

リンデマンと共に1940年代から1960年代にかけて危機理論を構築。

ソンダース( Saunders, C.)

シシリー・ソンダース(1918~2005)は近代ホスピス運動の創始者。

ミニューチン( Minuchin, S.)

ミニューチン(1921~)はアルゼンチン生まれの小児科医、児童精神科医。
構造派家族療法の創始者。
摂食障害の治療によって家族療法の効果を知らしめ、家族介入の諸技法の開発の他、セラピストの訓練・スーパーヴィジョンの体系化にも大きく貢献。

(つづく・・かも)

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この記事を書いた人

このブログを運営しているブジカエル、カエル好きですがカエルにはあまり詳しくありません。精神障害者の地域生活を支援する精神保健福祉士、社会福祉士、国家資格キャリアコンサルタント。旅好き、学び好き、放送大学12年目のマルチポテンシャライト。科学的な幸福の研究に興味津々なポジティブ心理学実践インストラクター。健康管理好き、2013年に健康管理士、食生活アドバイザー3級&2級を取得。
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