社会福祉士養成課程

社会福祉士学習の記録|レポート(5) 第2回(1)『相談援助の理論と方法②』(a)専門的な援助関係とは

【この記事は書きかけです】

こんにちは、ブジカエルです。

2019年より就労移行支援事業所で支援員として勤務し、福祉の仕事の素晴らしさにすっかり感化されました。福祉についてもっと理解したいし、支援の幅を広げたく、社会福祉士の資格を取得することにしました。

その学習の記録です。

この記事は、社会福祉士養成課程(通信)の5番目のレポートに関することをまとめたものです。

以下の記事にまとめた手順に沿ってレポートを作成する準備を進めました。

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社会福祉士養成通信課程で提出するレポートとその作成方法について【土台=基礎編】

社会福祉士養成課程ではレポートをたくさん書いて及第点を得る必要があります。最初に土台をある程度しっかり固めて、レポートを効率良く大量生産するために、レポート作成の基本をまとめました。これから養成課程でレポートの課題を前に途方に暮れそうな方の参考になったら幸いです。

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社会福祉士養成通信課程で提出するレポートの作成方法について【イシューから始める編】

社会福祉士養成課程ではレポートをたくさん書いて及第点を得る必要があります。この記事では、より生産性を高めクオリティと効率を上げるためのポイントについてまとめました。

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レポートは2択

レポートの課題は、以下の2つから選べました。

(a) 専門的な援助関係とはどのような関係なのか「コミュニケーション」を取り上げて具体的に論述しなさい。

(b) 「コミュニケーション」を阻害する援助者の言動をひとつ取り上げて、具体的に論述しなさい。

どっちにするか結構迷って(どちらも出題意図がすぐには分かりかねたので)、結局(a)にしました。

レポート作成の手順

毎度恒例、「社会福祉士養成通信課程で提出するレポートとその作成方法について【土台=基礎編】」の「レポート作成の手順」に沿って作業を行っていきます。

テーマ分析

「専門的な援助関係とはどのような関係なのか「コミュニケーション」を取り上げて具体的に論述しなさい」というテーマは、どのような内容を期待して設定されたのかを考えます。

また、社会福祉士養成通信課程におけるレポートは、

  • 学習を進めているよ!ということを学校に知らせる
  • こんなふうに理解しているよ!ということを先生に知らせる

ということも目的としていると考えられるため(参考:社会福祉士養成通信課程で提出するレポートの意味)テキストの内容を踏まえつつ、少し発展させたレベル内容も盛り込めるとベターかと思います。

社会福祉士として相談者と「専門的な援助関係」を築けるようになること、そのために必要な知識を学び理解を深めることは、「相談援助の理論と方法」という科目の狙いに含まれているはず。「専門的な援助関係」を築くために必要なコミュニケーションのあり方等について書ければ及第点が取れるのでは。

参考資料としては、この科目のシラバスで、「相談援助における援助関係」という項目の内容として援助関係の意義と概念、援助関係の形成方法(コミュニケーションとラポール他)とあるので、この辺りを特にしっかり読解しておこうと思います。

また、バイステック『ケースワークの原則』序文に「専門的な援助関係」という言葉が出てくるので、これにも触れようかなと。

材料を集める

レポートを書くにあたって必要な材料を集めます。

学校指定のテキストの中や、テキストに出てきた資料から主に材料を探します。今回も、図書館を活用しました。

まずは、語句の意味・定義を明確にします。(次項にまとめておきます。)
例えば、

  • 援助関係とは

など。
これらを踏まえて、相談援助における援助関係に関する理解を深めてレポートに書けるようにします。

材料を集める

援助関係とは

援助関係とは、援助を求めている人(被援助者)と援助を与えることができる人(援助者)との関係である。

出典:『相談援助の理論と方法 I』128ページ

福祉における援助関係

福祉学は2つの次元がある。その次元とは、人間の生(life)を社会の側が設定した生を個人が生きる「適応的生」とする制度・政策的次元と、固有な人間関係の中で固有な生活世界を築く人間、いわば「社会的生」を扱うソーシャルワークによる次元である。ソーシャルワークが扱う障害の中心は、impairmentやdisabilityを抱えた人が社会的存在として社会生活を生きようとするときに現れてくる障害、つまり具体的他者や家族や組織との関係の中に現れてくる「社会的(社会関係上の)障害」である。ソーシャルワークでは、障害の問題を個体レベルや個人レベルの問題として扱うのではなく、全体的な自己の問題、共同世界の問題、生活世界の問題などすべてを含んだ「生きられる世界」の再構築化を支援するかかわりをしていく。

出典:『相談援助の理論と方法 I』128ページ

ソーシャルワークにおける援助関係は、アドバイスや何らかの解決策を提示するような関係ではない。被援助者自身が自分で自分を見つめ、自己変革していき、自らを助けるようになるために、援助者は伴走者となる関係なのである。

出典:『相談援助の理論と方法 I』130ページ

援助関係におけるコミュニケーション

(前略・コミュニケーシについての一般論があり)。このことから、援助関係におけるコミュニケーシも、言語によって伝達しあう情報は、全体からみればさほど多くはないと考えられる。しかしながら、情報の発信者と受信者との間で伝達しあう情報は、それぞれの価値観や所属する社会の文化の違いなどによって、イメージするものや意味にずれが生じることもある。そこで、情報の発信者と受信者、すなわち援助者と被援助者との間を埋め合わせる必要がある。(中略)援助者は、自分の耳や目といった自分自身のあらゆる部分を使って、被援助者の発しているすべてを聴こうとすることが求められているのである。知らないことに対して真摯で、好奇心に満ち、粘り強く向かっていくからこそ、被援助者を大切にし、それぞれの共感性と独自性が発揮される関係を築けるのである。このように、よく聴くことによって、援助者と被援助者の間に信頼が生まれ、関係が築かれていく。そうした信頼関係(ラポール)は、ソーシャルワークやカウンセリングでは援助活動を展開していくために必要なものである、そのため、援助関係を築く初期の段階では、信頼関係を築くことに重点が置かれている。

出典:『相談援助の理論と方法 I』131~132ページ

援助者の基本的姿勢

ロジャーズの3要素

  1. 無条件の積極的関心
  2. 共感的理解
  3. 純粋さ/自己一致(自己覚知)

参考:『相談援助の理論と方法 I』131~132ページ

援助関係における課題

下記記述の参考:『相談援助の理論と方法 I』135~137ページ

援助関係は、援助の対象となる問題をある程度限定し、明確にした上で築かれていく。

初期

被援助者の訴えている問題について、その後どのようなことを考えていくのかの目安を立てる。
その背景となることから問題とし、取り組まなければならないこともある。そのことに気づいていない被援助者には、まず生きがたいと感じている訴えにそって、関心と共感を示しながら聴いていく。援助者は被援助者の問題解決の方向に仮説を立てながら、被援助者のタイミングを見極めて自己探索を促していく。被援助者のタイミングを見誤ると、被援助者は新たな困難を感じたり、反発したくなる。タイミングがよければ、被援助の内面を差靴作業が活発になる。タイミングを図るには、援助者の傾聴と共感が不可欠である。ここがうまくできるかどうかが、援助関係の進行に影響を及ぼす。

中期

被援助者が自己洞察を深め、具体的な問題簡潔を始め、それまでのものとは違ったものを見いだしていく。援助が停滞したり、不調になりつつある場合は、既存の援助関係を見直し、再構築していくことが求められる。
(中略)
援助関係という独特な関係にあっては、被援助者が積極的かつ協力的に解決や変化に臨むと思われがちである。しかし、多くの人は変わることへの期待以上に不安を抱きがちになる。こうした気持ちの表れは、ごく普通のことである、被援助者の不安や恐れを表したものと捉え、意識化して、援助者と共に考えていくことが必要である。
(中略)
援助関係は、援助者と被援助者、互いに自分自身の気づきによって成長し発展する。援助者の関心や共感が被援助者の気づきを促し、自己覚知やスーパービジョンが援助者自身の気づきを促す。援助者が訴えている問題だけでなく、援助関係の場で起こっていることについても援助者と被援助者で話し合うと、関係の中で気づきが促進され、問題の背景にある事柄に援助者が向き合う機会となり得る。

終結

特別な関係を築いてきただけに、援助者と被援助者の双方に「分離不安」が現れる可能性がある。双方がこの不安に気づき、克服していく過程が終結に向けての課題となる。

バイステック『ケースワークの原則』から

バイステックは、「援助を求めてやってくる人びととケースワーカーとのあいだに形成される専門的な援助関係」「ケースワーカーとクライエントの両者が形成する援助関係は、ケースワークの魂(Soul)である」「援助関係が重要であることは、いくら強調してもよい」などと記して援助関係の重要性を強調しています。

(つづく)

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