書評ブログは稼げないと言われます。
でも、本好きなブロガーさんの中には書評記事を書きたいと思う人が多いのではないでしょうか。
書きたい、けどマネタイズ難しい、でも書きたい・・というわけで、書評ブログ運営の落としどころを考えました。
ちなみに、ブログを楽しく運営したい方向けです。
楽しくなくていいから稼ぎたい、という人には向きません。
ブロガーがブログで書評記事を書く理由
書評に特化した書評ブログでも、雑記ブログや何らかの特化サイトの中の書評記事にしても、ブロガーが書評記事を書く理由は、
- 本が好き
- 自分の好きな本や著者をもっと広めたい
- 感想を他の人と共有したい
といった好みや感情からくるものがまずあるのではないかと思います。
その次に、
- 記事のネタとして手頃
- マネタイズ
といった現実的な理由が付随してくるのではないでしょうか。
ブロガーも書評で稼ぎたい?
書評の基本は、書籍を紹介する、ということです。
リアルな(?)お仕事として書評を書く人たちは、新聞や雑誌等に書評として寄稿します。そこに記される論評や感想には当然、それなりのクオリティが要求されます。
一方、ブロガーは自由です。
自分のブログは自分のメディア。
その中においてブログの管理人はライターではないので、何を書こうが自由です。
だから、完全独自路線で書いている人が相当数います。
一方、「書評ブログで稼げれば」と思っているブロガーも相当多いと思います。
でも、書評ブログは稼ぎにくいジャンルの一つ。
少しでも稼ごうと思ったら、かなりの戦略が必要となるわけです。
書評ブログマネタイズの問題点、課題
書評ブログが稼げない理由としてクロネさんが挙げているのが、以下の6つの理由。
- そもそもアクセスが少ない
- 差別化がしにくい
- ライバルが多すぎる
- 情報価値がすぐに劣化する
- 検索者は「読んだ人」
- 本は売れても数十円
いずれも、なるほど、と思う納得の理由です。
書評ブログで収益を上げている人から学ぶマネタイズの戦略
書評ブログや書評記事で取り得る戦略は、
【長文】書評ブログ収益化のリアル。2年間運営して学んだ5つの戦略|飄々図書室
このページに凝縮されていると思いました。
今後、時代が変わればというか、Googleが変わればまた戦略も変わっていくのでしょうが・・
どのような戦略をとるかは、ブロガーそれぞれ異なります。
読む本も、ブログの種類も、戦略の好みもそれぞれだから。
「戦略なんてクソ食らえ」もありだと思う
でも、そんなにマネタイズばかり考えて記事を書いて面白いのかな?
というのも正直なところ。
多くの人は読書を趣味として楽しんでいるのだろうし(私もその部類)、その楽しみをお金にしようと思ったその時から、読書の楽しみが減ってしまうような気がします。
なので、マネタイズのための記事を書くことと、書評記事をかくことはわけて考えた方がいいのではないかと思うのです。
そこで、ブロガーが書く書評を3タイプに分けました。
書評ブログ・書評記事の3タイプ
正統派書評
新聞や雑誌に載るような書評に準じるタイプ。
メリット
目的に沿って文章をきっちり書く練習になります。
また、かなり真剣に読まないと書けないので(さらっと流し読みで書いたら恥ずかしいことになるかも)、内容の理解が深まります。
デメリット
量産は難しいかも。
私はこのタイプの記事を書こうとして、あまり進まず、結果、あまり数を書けていません。
マネタイズ系書評
メリット
お金になる!
デメリット
手間の割には収益が低いかも。
自己満足系書評
メリット
読んだ本の記録、読書歴になります。
また、自分の思考や気持ちの整理として、書くという行為は最適です。
など、色々あり、これについてはクロネさんがまとめてくれています。
デメリット
特にないかも。
楽しさ重視なら自己満足系書評に少しの戦略
書いていて一番楽しいのは、自己満足系の書評ですよね。
アフィリエイト的に考えれば、自分だけが楽しい記事は儲かりませんが、記事を書いて楽しかったのなら、それで十分なのでは、と思います。
でも、このタイプの記事で、他人が読んで面白いと思える記事はたくさんあります。
ファンが増えたり、コメントやTwitterで感想を共有したり、といったきっかけになりやすいのは、このタイプではないかとも思っています。
正統派の書評を、苦労して手間暇かけて書いたとしても、クオリティが高いからってアクセスが伸びる保証はなく、ましてマネタイズできるかどうかもわかりません。
でも、書評記事を楽しく書いて、ページビュー数が少しでもあば、アドセンスでは多少プラスになります。
ベースはこの自己満足系のスタイルで、そこに多少のマネタイズ戦略を加えると、良いのだろうと思います。
私も、今は正統派書評を書きたいと思いつつなかなか書けないでいますが、自己満足系書評も書いてみたいので、そのうちやってみます。
ブロガーの書評記事に関する憂慮
アマゾンや楽天でなかなか買ってもらえないからか?
本を買って読まなくても内容がわかったような気になれるように、内容を要約してページビューを稼ぐとか、Googleアドセンスの方の収益狙いで記事にしている記事が多くあります。
本を読むのは面倒くさいから読みたくないけど、役に立つことは知りたい!
しかも手間暇かけず、手っ取り早く!
と考える人が世の中にはたくさんいるので、そういう人の需要を満たしているのでしょう。
しかしこの種の記事は、書評の本来の意味(=書籍を他の人に紹介する)を飛び越えて、ネタバレどころか、書籍の著者や出版社、書籍販売店の利益を損じる存在になっているのではないでしょうか。
仮に著作権に明確に違反していなくても、著作者やその周辺で事業をしている人たちの利益を損ねる行為は、その著作者や出版社を含めた業界全体が痩せ細らせてしまいます。
招く結果が、まんが村と同じです。
どんな書評記事を書こうがブロガーは自由だけれども、せっかく書くなら、自分に気付きや成長を与えてくれた本や著者、出版社に対して、恩返しができるような書評を書くブロガーが増えたらいいなぁと思います。
おわりに:私の現状
で、私はと言えば、前述の通り正統派の書評を書こうとしていて、
と思っています。
結果、書評記事はあまり書いていません。
別のサイトで数記事書いたけど、納得のいく内容にはなかなかなりません。
恐らくコツがあって、数をこなせば書けるようになるとは思うのです。が、今のところ現実的に考えて、書きやすいテーマで記事を増やしていくのが優先。
書評記事の現状はトホホです。