こんにちは、ブジカエルです。
2023年2月に社会福祉士国家試験に合格したので、2023年3月に精神保健福祉士養成短期コースに申し込みました。
その学習についての記録です。
この記事では、精神保健福祉士養成課程通信科(短期)の、9つめのレポート課題の作成過程についてまとめます。
レポート作成の準備
今回も、社会福祉士の養成課程で学ぶ際に考えた、合格するレポートの書き方を活用しつつ進めます。
テーマ分析
今回のレポート課題、テーマはこれ。
「現代日本の労働環境を踏まえて職場内の問題を解決するために精神保健福祉士がとるべき支援について持論を述べなさい。」(800字~1200字以内)
箇条書きにして少し言い換えると、
・職場内の問題を解決するために精神保健福祉士がとるべき支援についての持論を
・現代日本の労働環境を踏まえて書く
というもの。
課題設定の狙いとしては、職場における精神保健の課題に精神保健福祉士が関与する際の視点を磨くことが求められていると考えられます。
材料を集める
中央法規の当該科目のテキスト(第3版)では、主に「第6章 精神保健の視点からみた勤労者の課題とアプローチ」の箇所を使います。精神保健福祉士の業務指針p55「雇用に関する支援」も役立ちそう。
精神保健福祉士がとるべき支援、私の持論を箇条書きにすると下記のようになりました。
●個別支援
・傾聴と自己決定を尊重する関わり
・本人の労働観、職業観の理解
・生活問題の発見、介入、支援
・家族問題の発見、介入、支援
・情報提供、教育的役割
●職場への働きかけ
・聞き取り等
本人の様子、所属部署の空気感、勤務先組織の風土
・所属部署の人の精神状態・問題課題、勤務先組織の課題の発見、介入
・精神障害の発症や悪化と職場環境とに関連が認められる場合、クライエントの権利を保障し、問題解決のための提言
・精神疾患や障害についての偏見緩和、普及啓発と予防、
・医師・医療スタッフ、支援機関と職場のコーディネート、連携促進
●社会への働きかけ
・すべての職場に対して、新たにメンタルヘルスの課題を抱える労働者を生まないよう、雇用者や組織に対して労働環境の改善に対する普及啓発
・雇用における差別の解消や合理的配慮に関する人々の理解を促進し、雇用を求める人のニーズに応える資源創出のはたらきかけ
・精神障害のある人の雇用問題に対応する制度/施策を評価し、不備の改善のために政策提言
・精神障害のある人が職場にいるのが当たり前の社会へ
●支援の前提として有しておきたい知識
・現代日本の労働環境の現状、変化の傾向
・障害者の権利条約(差別の定義・合理的配慮等)に関する知識
・国際労働機関(ILO)におけるディーセント・ワークの概念理解
・労働基準法、労働安全衛生法、労働契約法、労働施策の総合的な推進並びに労働者の雇用の安定及び職業生活の充実等に関する法律(労働施策総合推進法(パワーハラスメント防止))、雇用保険制度、障害者雇用促進法、職業リハビリテーションの概念と理論(リワーク支援、ジョブコーチなど)、EAP(従業員支援プログラム) に関する知識
8/18、一応書き終えたのでしばらく温めます。
(つづく)