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めまい・吐き気は突然に―良性発作性頭位めまい症がやってきた

良性発作性頭位めまい症の小冊子の画像

こんにちは、ブジカエル(@buji_kaeru)です。

先週、良性発作性頭位めまい症になりました。

耳石が半規管に入り込むなどして、半規管内のリンパの流れを乱すものが生じると起こるめまいで、元サッカー選手の澤さんが現役時代に発症したというアレです。

風呂上がりに多少ふらつくくらいのことはあっても、本格的なめまいに襲われたことはなかったので、結構びびりました。

しかも吐き気付き。
2日間食べられず、白湯だけで過ごしました。

「良性発作性頭位めまい症」はめまいの中では多数派で珍しくもありませんが、この記事に私の経験をまとめました(転んでもただでは起きないのです)。闘病記、てほどのものではないですが。これから良性発作性頭位めまい症を発症する方のご参考になれば幸いです。

この記事の終わりに、良性発作性頭位めまい症の関連記事をまとめてあります。そちらもぜひご覧ください。

目次

症状、経過

1日目:2月15日(金)
夜、なんとなく胃が気持ち悪い。
でもジムに行って運動して、普通に寝た。

2日目:2月16日(土)
朝、立ちあがったらフラフラする。
なんだか吐き気がするようで気持ち悪く、とりあえず白湯だけ飲んで二度寝。

午後起きて白湯を飲み、じっとしていたら吐き気が落ち着いたので歩いてみたら嘔吐。
一旦吐いたら歩けるようになったので、食中毒を疑い内科を受診(昨日、賞味期限をとっくに過ぎた古い酒粕で甘酒を作って飲んでいたので)。

でも、医師の見解は食中毒の症状には当たらず、「めまいによる吐き気」。めまいは耳鼻科だよ、もしくは救急に行ってと言われた。
この時点で夕方6時、診察受付中の耳鼻科はなかったので帰宅。

この日は気圧が下降気味で要注意の日だったので、当初は気象病を疑った。

3日目:2月17日(日)
起き上がるにも一苦労。
立ちあがったらめまいでフラフラ、まっすぐ歩けず、歩いたらやっぱり嘔吐。
とりあえず寝ていることにして、時折白湯を飲み、少ししたら座ることはできるようになった。

この日は気象病的に要注意な日ではなかったので、別の原因を探るべくめまいについて調べた。

症状から「良性発作性頭位めまい症」のような気がしたので、良性発作性頭位めまい症に良いとされる動きを、座ったままあるいは寝転がって繰り返した。

4日目:2月18日(月)
前日よりも楽に起き上がれた。
立ち上がったときのめまいが前日ほどではない。
歩いても吐き気が襲ってこない。

耳鼻科のクリニックに行ったら、「良性発作性頭位めまい症」との診断。
少し食欲が出てきたので、アミノバイタルを食べた(飲んだ?2日ぶりの食事)。

5日目:2月19日(火)

起き上がり、立ち上がりの際にふらつきはあるが、前日より楽。
立ち上がって歩いても吐き気なし。

白湯、昆布茶を飲み、処方された薬を飲む。
家の中を歩いても大丈夫だったので、散歩に出た。
若干無謀?と思いつつ、約8kmを1時間半かけてゆっくり歩いた。

6日目:2月20日(水)

起き上がり、立ち上がりの際にふらつきはあるが、前日よりさらに楽。
食欲が出てきたので、消化の良さそうなものを摂る。

歩くとき多少のふらつきはあるが、この日も散歩(約9km)。
自動車がすぐそばを通る時が怖いのと、道を渡るのに右を見て左を見てもう一度右を見て、とやっているとふらつく。

8日目:2月22日(金)

普通に食事できる。
ふらつきはあるが、10km以上散歩。

ジムでの運動を再開。
腹筋、背筋、クロストレーナーなど、頭部をよく動かす運動をしても大丈夫。

10日目:2月24日(日)

かなり良い感じ。
普通に歩けるようになるまで2週間程度はかかると思っていたけど、思ったより早く回復。

発症から1か月:3月18日(月)

その後再発なし。
1日に必要なカルシウムを摂取量を毎日摂れるように、味噌汁に煮干しを入れ、おやつにも煮干し。

振り返りとポイント

めまいはまず耳鼻科

自分に一体何が起こったのか、最初はわけがわからないので、内科に行きました。

というのも、前述の通り気持ち悪くなる直前に、賞味期限のとっくに切れた古い酒粕で甘酒を作って飲んでいたんです。そのせいで食中毒になったかな?そうするととりあえず内科でいいかな?

と思って受診したのですが、先生が開口一番に言いました。
「めまいならまず耳鼻科だよ」

ブジカエル
あ、そうですか。。

この時点で土曜の夕方6時。
開いている耳鼻科はないので、帰宅しました。

でも今後は、めまいが起きたら耳鼻科に行きます。
これを読んだみなさんもぜひ、最初から耳鼻科に行くのがいいかもしれません。

めまいの原因を考えた

気象病の可能性

初めてひどいめまいと吐き気に襲われた日はちょうど、気象病的に要注意の日だったので、低気圧のせいかな?と最初は考えました。これまで、気圧の変化等でめまいがしたことはなかったのですが。

でも翌日は気象病的にはそんなに要注意の日ではなかったのに私の症状は残っていたので、気象病の線は薄そうと考え、別の原因を探ることに。

婦人科系も疑った

そろそろ更年期と言ってもよい年になってきたので、婦人科系の可能性も考えました。ホルモンが乱れているのはわかるのでそのせいかと思ったのですが、この点については後日改めて書きます。

栄養の状態やバランスが悪かったり、骨粗しょう症になったりすると、耳石がはがれやすくなるらしいので、これは要注意ですね。

良性発作性頭位めまい症を疑ったポイント

  • 頭を動かすとめまいがする
  • しばらくじっとしているとめまいが治まる
  • 頭痛を伴わない
  • 吐き気を伴う
  • 加齢、更年期、骨粗しょう症により発症することがある

特に最近カルシウム不足気味なのは、自覚していたのでした。。

良性発作性頭位めまい症とは

頭の位置が変化して内耳にある後半規管が刺激されると、それに反応して、短時間の回転性めまい(動いたり回転したりしているような感覚)が生じます。

MSDマニュアル家庭版

めまいで受診する患者さんの中では最も多い病気であると、どのWebサイトを見ても書いてありました。かつ、治りやすいめまいだそうです。

耳鼻科のクリニックでもらった小冊子にもそう書いてあります(表紙をこの記事のアイキャッチ画像にしました)。

「良性発作性頭位めまい症」は悪化することはなく、放っておいても2週間から1か月ほどで良くなる人が多いということなので、深刻にならず動くようにすれば大丈夫なのかなと思いました。めまいや吐き気は辛いですけど。

深刻に受け止めて寝て過ごしてばかりいると、回復は遅くなるらしいので要注意です。

むしろ、めまいの起きると規定の姿勢を繰り返して慣れることで、だんだんめまいの発作がおきないようにしていく運動療法が治療の現場では実施されているそうです。

参考サイト

自分の症状が「良性発作性頭位めまい症」ではないかと見当をつけるのに参考になったウェブページを以下に紹介します。

健康長寿ネット
良性発作性頭位めまい症
https://www.tyojyu.or.jp/net/byouki/jibikashikkan/ryohossaseitoimemaisho.html
公益財団法人長寿科学振興財団が運営しているウェブサイト。

公益社団法人金沢市医師会
広報誌「すこやか」02.良性発作性頭位性めまい
http://www.kma.jp/kouhou/no136/2.html

医療法人社団 うえはら耳鼻咽喉科クリニック
めまい Q&A
http://www.ueharaoto.com/hitokuchi-memai.html

やっぱりお医者さんは、病気の専門家だなぁ・・と思ったのでした。

自分でできる良性発作性頭位めまい症の改善&予防策

加齢や生活習慣が関係あるようだったので、気を付けられる点があるなら気を付けようと思いました。

加齢そのものは避けられませんが、生活習慣としては、同じ姿勢を長時間続けること(パソコンでの作業等)や、いつも同じ方を向いて寝ること等、同じ方向に頭を傾けていることは悪影響を及ぼすらしいので、今後気を付けます。

ブジカエル
どっちも思い当たる節がある。。

また、今あるめまいを改善する策もあるようだったので、それがわかりやすく紹介されているサイトを以下に記します。出所はNHKと日経なので、それなりに信用できるかと思います。

前述の通り、ひどいめまいを感じた翌日は日曜日で耳鼻科はどこも開いていないので、とりあえず自分でできることをやっておこう。と思って、これらのページにあったように、ひたすらゴロゴロしておきました。

その成果があったのか?翌日はかなり良くなっていました。

NHK健康チャンネル

耳石の位置が特定されていない場合でもできる!めまい解消と予防の寝返り体操
https://www.nhk.or.jp/kenko/atc_592.html

良性発作性頭位めまい症の病院での治療と自分でできる予防・対処法
https://www.nhk.or.jp/kenko/atc_620.html

NIKKEI STYLE

めまいの半数、「耳石」の仕業 運動で症状改善 三半規管やリンパ液に乱れ
https://style.nikkei.com/article/DGXKZO00214220Y6A420C1TZQ001

おわりに

加齢は避けられませんが、栄養の取り方や生活習慣によって、良性発作性頭位めまい症になりにくくなったり、症状が改善できるとのことなので、今後気を付けようと思います。

ちょっとした立ち眩み程度の経験はあっても、吐くほどのめまいは初めてだったので、最初は何が起こったのか訳が分からず不安でしたが、経験としては良かったです。めまいがある人の辛さが多少なりともわかるようになりました。また、健康管理士としても学びがあったように思います。

加齢による体の変化は今後も色々とあることと思いますが、都度学びつつ、自分の体とうまく付き合っていきたいものです。

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この記事を書いた人

このブログを運営しているブジカエル、カエル好きですがカエルにはあまり詳しくありません。精神障害者の地域生活を支援する社会福祉士、国家資格キャリアコンサルタント。旅好き、学び好き、放送大学11年目のマルチポテンシャライト。科学的な幸福の研究に興味津々なポジティブ心理学実践インストラクター。健康管理好き、2013年に健康管理士、食生活アドバイザー3級&2級を取得。
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