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社会福祉士学習の記録|レポート(21) 第5回(3)『保健医療サービス』

レポート課題に取り組むカエルのイラスト

この記事は、社会福祉士養成課程(通信)の21番目のレポート(科目は「保健医療サービス」)に関することをまとめたものです。

以下の記事にまとめた手順に沿ってレポートを作成する準備を進めました。

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目次

レポートは2択

レポートの課題は、以下の2つから選べました。

(a) 「被用者保険(職域保険)」の健康保険と「地域保健(住民保険)」の国民健康保険(後期高齢者医療制度を除く)との違いについてあなたの考えを踏まえて論述しなさい。
※筆者注:この論題における「地域保健」は「地域保険」のこと・・かな?

(b) 「高額介護合算療養費」「高額医療合算介護サービス費」についてあなたの考えを踏まえて論述しなさい。

法律とか制度が苦手な私にとっては、どっちも相当面倒臭そう・・。
介護のこと、特にお金のことを全然知らないので、試験対策を兼ねて(b)にしました。

レポート作成の手順

毎度恒例、「社会福祉士養成通信課程で提出するレポートとその作成方法について【土台=基礎編】」の「レポート作成の手順」に沿って作業を行っていきます。

テーマ分析

「「高額介護合算療養費」「高額医療合算介護サービス費」についてあなたの考えを踏まえて論述する」という課題が、どのような内容を期待して設定されたのかを考えます。

また、社会福祉士養成通信課程におけるレポートは、

  • 学習を進めているよ!ということを学校に知らせる
  • こんなふうに理解しているよ!ということを先生に知らせる

ということも目的としていると考えられるため(参考:社会福祉士養成通信課程で提出するレポートの意味)テキストの内容を踏まえつつ、少し発展させたレベル内容も盛り込めるとベターかと思います。

今回のレポートは、「高額介護合算療養費」と「高額医療合算介護サービス費」について以下が書けていれば及第点はもらえると思われます。

  • 制度の内容
  • 制度やその周辺のことについての自分の考え
    特に、医療・介護の制度や費用をめぐる課題、これらの制度や課題におけるソーシャルワーカーの役割等について

制度の内容や課題については端的に書くよう心がけます。
そして自分の考えは、オリジナリティを大切に。

小技として、最近の社会福祉士国家試験で出題されたポイントを盛り込んだら多少ポイントがアップするかもしれません。

材料を集める

レポートを書くにあたって必要な材料を集めます。

学校指定のテキストの中や、テキストに出てきた資料から主に材料を探します。

それにしてもやはり制度は苦手です。
言葉がわかりにくい。
自分の頭が一層悪くなったように感じます。

高額介護合算療養費とは

厚生労働省:高額介護合算療養費制度について(PDF)

高額介護合算療養費制度とは、医療保険と介護保険における1年間(毎年8月1日から始まり翌年7月31日まで)の医療保険と介護保険の自己負担の合算額が著しく高額であった場合に、自己負担額を軽減する制度のことをいいます。申請をすることによって負担額の一部が払い戻されます。

※ 介護においては、同様の制度を「高額医療合算介護(予防)サービス費」としている。

  1. 支給要件
    ①医療保険上における世帯内であること
    ②1年間の医療保険と介護保険の自己負担合算額が、各所得区分に設定された限度額を超えた世帯であること
  2. 限度額
    被保険者の所得・年齢に応じて設定
  3. 費用負担
    医療保険者と介護保険者(市町村)の双方が、自己負担額の比率に応じて負担。

色々な自治体のウェブサイトにも説明するページがありますが、健康長寿ネットのこのページが比較的よくまとめられていてわかりやすかったです。

大阪市のこのページも好き。

制度をめぐる課題

  • 急速に進む少子高齢化の中、高齢者や要介護者に対する医療保障は大きな課題であり、介護と共に更なる制度改革が進められている。
  • 病院での入院・治療のあり方やその負担については大きな転換期を迎えており、それは高齢者だけの問題ではない。
  • 近年、70歳以上でも現役並み所得者については、現役世代と同様に、細分化した上で限度額を引き上げるなど、高齢者の負担を増す方向での見直しが行われている。
  • 75歳以上でも現役並みに所得がある場合は一部負担金を3割とするなど、医療をできるだけ受けないことを目指した予防・健康づくりに関する被保険者の自助努力への支援に力を入れて行こうとする取り組みを含めて、医療保険の財政基盤を維持し、持続可能性を高める重要な取り組みとなっている。

医療と福祉の連携

学校指定の本科目テキスト90ページ

  • 医療および福祉のサービスは、利用者のQOLの向上や低下予防に深く関わるもので、専門性が高く、複雑になりがちなため、「情報の非対称性」が存在する。
  • 医療福祉サービスに伴う高度な専門性や複雑さは必然的に、サービスの利用者と提供者がそれぞれに持つ情報の偏在を招く。利用者が自分のニーズに見合うサービスについて的確な情報を得るのは容易ではない。
  • 医療福祉サービスの利用者と提供者間の情報の非対称性を軽減し、利用者が必要かつ十分な情報に基づいて主体的にサービスを利用できるようになるために、利用者と提供者の情報共有を促進させるコーディネート機能が重要な役割を担う。

医療ソーシャルワーカーの役割

学校指定の本科目テキスト132ページ

日本医療ソーシャルワーカー協会:医療ソーシャルワーカー業務指針(PDF)

保健医療分野のソーシャルワーカーの役割は、「病院等の保健医療の場において、社会福祉の立場から患者のかかえる経済的、心理的・社会的問題の解決、調整を援助し、社会復帰の促進を図る」とされています。

二 業務の範囲>(5) 経済的問題の解決、調整援助
入院、入院外を問わず、患者が医療費、生活費に困っている場合に、社会福祉、社会保険等の機関と連携を図りながら、福祉、保険等関係諸制度を活用できるように援助する。

結局のところ・・

テーマに関係しそうなことを調べてみましたが、「で?だから何?」状態です。
制度が苦手だからか、あまり関心がないのか、いま一つ頭に入ってこない。腑に落ちない。

それでも「あなたの考えを踏まえて論述」せよと言われているので、自分の考えを無理やり捻り出さなければならないわけで・・理解していない状態で自分の考えもクソもないんですけど。

こんな時は、必殺(?)技「見切り発車で書き始めてしまって、書きながら考える」。

イシューから始める場合と違って、書いたことを後で削りまくることになりがちなので効率は良くないのですが、レポートをいつまでも書き出せないでいるよりはマシなはず。

本レポートのポイント

私の提出したレポート評価はBでした。
合格点ではありますが、テーマを深読みしすぎた感があります。
さらに、苦手感も反映されたような・・。

ご担当の先生からは、

  • 両制度は、各医療保険における世帯内で、医療及び介護保険の両制度における自己負担の合計額が著しく高額となった場合に、一定の自己負担限度額を超えた部分を支給する制度であること
  • ①対象期間
    ②要申請
    ③医療保険別・所得区分別自己負担限度額
    ④現行の高額療養費と同様のホテルコストや差額ベッド代等は非該当となる点

などを網羅すると良かったという旨のコメントがありました。

私の提出したレポートの内容は、レポート課題にある「あなたの考えを踏まえて」という部分に影響されすぎてしまったかな、というところです。

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この記事を書いた人

このブログを運営しているブジカエル、カエル好きですがカエルにはあまり詳しくありません。精神障害者の地域生活を支援する社会福祉士、国家資格キャリアコンサルタント。旅好き、学び好き、放送大学11年目のマルチポテンシャライト。科学的な幸福の研究に興味津々なポジティブ心理学実践インストラクター。健康管理好き、2013年に健康管理士、食生活アドバイザー3級&2級を取得。
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