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第31回 社会福祉士国家試験 問100(相談援助の理論と方法)

試験合格を祈るカエルの画像

2019年2月に行われた、第31回社会福祉士国家試験の問100について。

社会福祉士国家試験対策、過去問題の一問一答。

一発合格を目指します。

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目次

問題文

問題100

ピンカス(Pincus, A.)らによる「4 つの基本的なシステム」の中の,ターゲット・システムとチェンジ・エージェント・システムに関する次の記述のうち,最も適切なものを1 つ選びなさい。

  1. ターゲット・システムは,役割を遂行するソーシャルワーカーを指す。
  2. ターゲット・システムは,ソーシャルワーカーが所属している機関を指す。
  3. ターゲット・システムは,変革努力の目標達成のためにソーシャルワーカーが影響を及ぼす必要のある人々を指す。
  4. チェンジ・エージェント・システムは,契約の下,ソーシャルワーカーの努力によって利益を受ける人々を指す。
  5. チェンジ・エージェント・システムは,目標達成のために,ソーシャルワーカーと協力していく人々を指す。

正解

3

この問題の解き方

ポイント

ピンカスとミナハンが提唱した「4つの基本的なシステム」について知り理解しておくこと。

選択肢1:× ターゲット・システムは、役割を遂行するソーシャルワーカーではなく、クライエントとワーカーが問題解決のために影響や変化を及ぼす人々や組織。

選択肢2:× ターゲット・システムは、ソーシャルワーカーが所属している機関ではなく、クライエントとワーカーが問題解決のために影響や変化を及ぼす人々や組織。

選択肢3:○

選択肢4:× チェンジ・エージェント・システムは、契約の下、ソーシャルワーカーの努力によって利益を受ける人々ではなく、援助を行うソーシャルワーカーとワーカーの所属する施設や機関。

選択肢5:× チェンジ・エージェント・システムは、目標達成のためにソーシャルワーカーと協力していく人々ではなく、援助を行うソーシャルワーカーとワーカーの所属する施設や機関。

第31回社会福祉士国家試験問題

現代社会と福祉 問22 問23 問24 問25 問26 問27 問28 問29 問30 問31

地域福祉の理論と方法 問32 問33 問34 問35 問36 問37 問38 問39 問40 問41

相談援助の基盤と専門職 問91 問92 問93 問94 問95 問96 問97

相談援助の理論と方法 問98 問99 問100 問101 問102 問103 問104 問105 問106 問107 問108 問109 問110 問111 問112 問113 問114 問115 問116 問117 問118 

学習メモ

ピンカスとミナハンによる「4つの基本的なシステム」

ピンカス(Pincus, A.)とミナハン(Minahan, A.)は、ソーシャルワークを1つのシステムと捉え、そのシステムを構成する4つのサブシステムを示した。

チェンジ・エージェント・システムワーカー・システムとも。
サービスを利用し、問題解決に取り組んでいくことができるように援助を行うソーシャルワーカーと、ワーカーの所属する施設・機関。
クライエント・システムサービスを利用している、もしくは利用する必要があり、援助を通して問題解決に取り組んでいる(取り組もうとしている)個人や家族、小集団
ターゲット・システムクライエントとワーカーが、クライエントの問題解決のために標的として対応し、影響や変化を及ぼすべき人々や組織。
アクション・システム変革に影響を与え、問題解決に取り組んでいくために、援助に参加・協力する人々や資源

下記も併せて覚えておきたい。

  • ソーシャルワークの機能
  • 社会資源の供給主体
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この記事を書いた人

このブログを運営しているブジカエル、カエル好きですがカエルにはあまり詳しくありません。精神障害者の地域生活を支援する精神保健福祉士、社会福祉士、国家資格キャリアコンサルタント。旅好き、学び好き、放送大学12年目のマルチポテンシャライト。科学的な幸福の研究に興味津々なポジティブ心理学実践インストラクター。健康管理好き、2013年に健康管理士、食生活アドバイザー3級&2級を取得。
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