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第31回 社会福祉士国家試験 問106(相談援助の理論と方法)

試験合格を祈るカエルの画像

2019年2月に行われた、第31回社会福祉士国家試験の問106について。

社会福祉士国家試験対策、過去問題の一問一答。

一発合格を目指します。

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目次

問題文

問題106

事例を読んで,Q市にある地域包括支援センターのC社会福祉士が行う援助過程において,この段階における対応として,適切なものを2 つ選びなさい。

〔事 例〕

大震災から年月が経過し,V災害復興住宅では高齢化が進み,生活課題も多様化し,孤立してしまう住民が多い。そのため,V災害復興住宅内での住民同士の助け合い活動はほとんど行われていない。ある日,この地域を担当するD民生委員がC社会福祉士の下に相談に訪れ,「先週発生した孤立死のことが悔やまれ,民生委員として無力さを痛感している。もう二度とこのようなケースが起きないように一緒に考えてくれないか」と訴えた。

  1. V災害復興住宅周辺の住民も一緒に,孤立死の背景について話し合う機会を持つ。
  2. 見守り支援活動をV災害復興住宅内の住民に任せる。
  3. V災害復興住宅内の掲示板に見守り支援を受けたい人を募るチラシを掲示して様子を見る。
  4. V災害復興住宅の全戸を対象とした訪問活動を行う。
  5. D民生委員の負担に配慮し,担当地域を変更することを提案する。

正解

1、4

この問題の解き方

ポイント

災害復興住宅の生活課題に対応するソーシャルワーク支援について知り理解しておくこと。

選択肢1:○ 地域内で起きた孤立死は他人事ではなく、それについての思いを住民同士が共有する場は必要。今後の取り組みを住民主体で考えることにもつながり有用。

選択肢2:× 事例では「住民同士の助け合い活動はほとんど行われていない」ので、見守り支援活動を住民に任せられる段階ではない。また高齢化が進んでいると住民だけの活動には限界があり、行政や関係機関と連携した支援体制づくりが求められる。

選択肢3:× 閉じこもっている人は掲示板を見ないし、助けを求められない人には効かない。

選択肢4:○ 既に孤立死は起きており状況は深刻、背景となるニーズを把握するためにも全戸訪問はアウトリーチとして適切。

選択肢5:× 事例中にD民生委員の負担を示す記述はなく、むしろ担当地域内に関して意欲を見せている人を外すのは不適切。

第31回社会福祉士国家試験問題

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相談援助の基盤と専門職 問91 問92 問93 問94 問95 問96 問97

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学習メモ

ブジカエル
例えば、
アウトリーチ
ニーズ発見
住民組織化
支援体制を含めたコミュニティづくり
など
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この記事を書いた人

このブログを運営しているブジカエル、カエル好きですがカエルにはあまり詳しくありません。精神障害者の地域生活を支援する社会福祉士、国家資格キャリアコンサルタント。旅好き、学び好き、放送大学11年目のマルチポテンシャライト。科学的な幸福の研究に興味津々なポジティブ心理学実践インストラクター。健康管理好き、2013年に健康管理士、食生活アドバイザー3級&2級を取得。
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