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第31回 社会福祉士国家試験 問34(地域福祉の理論と方法)

試験合格を祈るカエルの画像

2019年2月に行われた、第31回社会福祉士国家試験の問34について。

社会福祉士国家試験対策、過去問題の一問一答。

一発合格を目指します。

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目次

問題文

問題34

社会福祉協議会に配置された生活支援相談員による仮設住宅の入居者等の被災者を支援するための取組に関する次の記述のうち,適切なものを2 つ選びなさい。

〔事 例〕
震災後に設営されたN町の仮設住宅では,社会福祉協議会を通して,ボランティアを受け入れ,入居者へイベントや会食会などによる支援を行ってきた。1 年がたった頃から,ボランティアが主催する行事への参加者も少なくなってきた。そこで,生活支援相談員が入居者に尋ねたところ,一部の入居者から自分たちが集うアイディアを持ち掛けられた。

1 入居者のアイディアをボランティアに伝えて,生活支援相談員とボランティアとで行事を企画した。
2 アイディアを出した入居者とボランティアとの懇談会を開き,行事などの企画を一緒に考えた。
3 住民懇談会を開催し,入居者が自立して自ら交流すべきであると訴えた。
4 入居者同士の日頃の交流状況を把握するため,聞き取り調査を入居者有志と実施した。
5 アイディアを出した入居者に交流は任せて,安否確認の個別訪問活動に専念することにした。

正解

2、4

この問題の解き方

ポイント

必ず2つ選ぶこと。この問題で問われているのは「地域コミュニティ活動を活用した被災者生活支援事業」についてであることピンときたい。この事業のねらいと、生活支援相談員の務めを理解していると、解きやすい設問。

選択肢1:× 行事の企画に入居者が参加しておらず、アイディアを出した入居者の主体性が支援されていない点が不適切。

選択肢2:○ 懇談会を活用して、アイディアを出した入居者とボランティアの協働を図ったので。

選択肢3:× 住民懇談会を開催するのはいいが、「入居者が自立して自ら交流すべき」ではない。入居者自身で運営するために、生活支援相談員が支援を行うべき。

選択肢4:○ 聞き取り調査を、入居者に参加してもらって、入居者と協働で課題の共有を行ったので。生活支援相談員には、地域住民の生活実態や地域コミュニティの活動実態などを把握するための調査の実施も求められている。

選択肢5:× アイディアを出した入居者に交流は任せてしまい、交流機会の支援を行っていない点が不適切。被災者の個別支援だけでなく、住民同士の交流機会の提供など、コミュニティづくりの支援も生活支援相談員の務め。

第31回社会福祉士国家試験問題

現代社会と福祉 問22 問23 問24 問25 問26 問27 問28 問29 問30 問31

地域福祉の理論と方法 問32 問33 問34 問35 問36 問37 問38 問39 問40 問41

相談援助の基盤と専門職 問91 問92 問93 問94 問95 問96 問97

相談援助の理論と方法 問98 問99 問100 問101 問102 問103 問104 問105 問106 問107 問108 問109 問110 問111 問112 問113 問114 問115 問116 問117 問118 

学習メモ

最近、甚大な被害の生じる天災人災が多いから、この問題の事例も、明日は我が身か・・。

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この記事を書いた人

このブログを運営しているブジカエル、カエル好きですがカエルにはあまり詳しくありません。精神障害者の地域生活を支援する精神保健福祉士、社会福祉士、国家資格キャリアコンサルタント。旅好き、学び好き、放送大学12年目のマルチポテンシャライト。科学的な幸福の研究に興味津々なポジティブ心理学実践インストラクター。健康管理好き、2013年に健康管理士、食生活アドバイザー3級&2級を取得。
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