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第31回 社会福祉士国家試験 問94(相談援助の基盤と専門職)

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2019年2月に行われた、第31回社会福祉士国家試験の問94について。

社会福祉士国家試験対策、過去問題の一問一答。

一発合格を目指します。

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目次

問題文

問題94

日本のソーシャルワークの発展に寄与した人物に関する次の記述のうち,正しいものを1 つ選びなさい。

  1. 仲村優一は,著書『グループ・ワーク 小團指導入門』において,アメリカのグループワーク論の大要を著した。
  2. 竹内愛二は,著書『社會事業と方面委員制度』において,ドイツのエルバーフェルト制度を基に方面委員制度を考案した。
  3. 永井三郎は,著書『ケース・ウォークの理論と實際』において,アメリカの援助技術について論じた。
  4. 小河滋次郎は,論文「公的扶助とケースワーク」において,公的扶助に即したケースワークの必要性を示した。
  5. 三好豊太郎は,論文「『ケースウォーク』としての人事相談事業」において,ケースワークを社会事業の技術として位置づけた。

正解

5

この問題の解き方

ポイント

日本のソーシャルワークの基礎を築き、発展に寄与した人物について知り理解しておくこと、日本のソーシャルワーク発展の歴史を学んでおくこと。

選択肢1:× 仲村優一は、主に公的扶助とケースワークについて検討し、『公的扶助とケースワーク』を著した。「岸・仲村論争」も押さえておきたい。

選択肢2:× 竹内愛二は、日本で最初のケースワークの体系的な著書と言われる『ケース・ウォークの理論と實際』を著した、アメリカのケースワーク理論を日本に導入した最初の研究者。科学的な実践の展開の必要性を主張。

選択肢3:× 永井三郎はグループワークで有名で、『グループ・ワーク 小團指導入門』の著者。トレッカー『ソーシャル・グループ・ワーク』の翻訳も。日本におけるグループワークの発展に貢献した。

選択肢4:× 小河滋次郎は方面委員制度の創設に尽力した人で代表著書は『社会事業と方面委員制度』。ドイツのエルバーフェルト制度を基に方面委員制度を考案した。

選択肢5:○ 三好豊太郎はケースワーク導入期に活躍、代表論文は「『ケースウォーク』としての人事相談事業」(1924・大正13年)。日本における従来の慈善事業や救済事業とは思想的に異なる社会事業への転換時期で、同時期に生江孝之『社会事業綱要』(1923年)、田子一民『社会事業』(1922年)など。

第31回社会福祉士国家試験問題

現代社会と福祉 問22 問23 問24 問25 問26 問27 問28 問29 問30 問31

地域福祉の理論と方法 問32 問33 問34 問35 問36 問37 問38 問39 問40 問41

相談援助の基盤と専門職 問91 問92 問93 問94 問95 問96 問97

相談援助の理論と方法 問98 問99 問100 問101 問102 問103 問104 問105 問106 問107 問108 問109 問110 問111 問112 問113 問114 問115 問116 問117 問118 

学習メモ

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この記事を書いた人

このブログを運営しているブジカエル、カエル好きですがカエルにはあまり詳しくありません。精神障害者の地域生活を支援する精神保健福祉士、社会福祉士、国家資格キャリアコンサルタント。旅好き、学び好き、放送大学12年目のマルチポテンシャライト。科学的な幸福の研究に興味津々なポジティブ心理学実践インストラクター。健康管理好き、2013年に健康管理士、食生活アドバイザー3級&2級を取得。
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