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第31回 社会福祉士国家試験 問101(相談援助の理論と方法)

試験合格を祈るカエルの画像

2019年2月に行われた、第31回社会福祉士国家試験の問101について。

社会福祉士国家試験対策、過去問題の一問一答。

一発合格を目指します。

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目次

問題文

問題101

事例を読んで,この場面におけるナラティブ・アプローチに基づくA生活相談員(社会福祉士)の応答として,最も適切なものを1 つ選びなさい。

〔事 例〕

Bさん(85歳,男性)は,特別養護老人ホームに入所している。妻は10年前に亡くなっており,子どももいないため身寄りがない。Bさんは,話し相手もおらず,部屋に閉じ籠もりがちである。ある時,A生活相談員に対して,「生きていても仕方がない。早くお迎えがくればいいのに」と語った。

  1. 「そのような悲しいことは言わないでください」
  2. 「何があなたをそのような気持ちにさせるのか教えてください」
  3. 「奥さんの死がBさんの孤独を深めているのかもしれません」
  4. 「グループ活動に積極的に参加するといいと思います」
  5. 「この先,きっといいこともありますよ」

正解

2

この問題の解き方

ポイント

ナラティブ・アプローチについて知り理解しておくこと。

選択肢1:× クライエントが今、主観的に認識している事実を、まずは傾聴するべき。

選択肢2:○ クライエントが今、主観的に認識している事実や感じている意味を、クライエント自身が語る物語としての過去の人生を傾聴した上で理解することにつながる応答。

選択肢3:× クライエントの孤独感を、ワーカーが解釈・判断するのは適切ではない。クライエントの発言の意味を共に探り、クライアントが新しい意味付けをできるように促すことが重要。

選択肢4:× クライエントがなぜ孤独感を抱いているのか、ワーカーはクライエントと共に探り、クライアントの気づきを促すことが重要。クライエントの孤独感の対処法としてグループワークを勧めるのは、ナラティブアプローチとしては不適切。

選択肢5:× ワーカーはクライエントと共に新しいストーリーを描き出すのが重要なのであり、その場しのぎの気休め的な内容の発言は不適切。

第31回社会福祉士国家試験問題

現代社会と福祉 問22 問23 問24 問25 問26 問27 問28 問29 問30 問31

地域福祉の理論と方法 問32 問33 問34 問35 問36 問37 問38 問39 問40 問41

相談援助の基盤と専門職 問91 問92 問93 問94 問95 問96 問97

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学習メモ

ブジカエル
キャリコン試験のときもナラティブアプローチについて勉強したけど、そのときよりはるかに深い広い学びが必要だな。
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この記事を書いた人

このブログを運営しているブジカエル、カエル好きですがカエルにはあまり詳しくありません。精神障害者の地域生活を支援する精神保健福祉士、社会福祉士、国家資格キャリアコンサルタント。旅好き、学び好き、放送大学12年目のマルチポテンシャライト。科学的な幸福の研究に興味津々なポジティブ心理学実践インストラクター。健康管理好き、2013年に健康管理士、食生活アドバイザー3級&2級を取得。
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