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第31回 社会福祉士国家試験 問24(現代社会と福祉)

試験合格を祈るカエルの画像

2019年2月に行われた、第31回社会福祉士国家試験の問24について。

社会福祉士国家試験対策、過去問題の一問一答。

一発合格を目指します。

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目次

問題文

問題24

イギリスにおける福祉政策の歴史に関する次の記述のうち,正しいものを1 つ選びなさい。

  1. エリザベス救貧法(1601 年)により,全国を単一の教区とした救貧行政が実施された。
  2. 労役場テスト法(1722 年)は,労役場以外で貧民救済を行うことを目的とした。
  3. ギルバート法(1782 年)は,労役場内での救済に限定することを定めた。
  4. 新救貧法(1834 年)は,貧民の救済を拡大することを目的とした。
  5. 国民保険法(1911 年)は,健康保険と失業保険から成るものとして創設された。

正解

5

この問題の解き方

選択肢1:× エリザベス救貧法(1601 年)のもと実施されたのは、全国を単一の教区とした救貧行政ではなく、地域の教区ごとに救貧行政でした。全国を単一として救貧行政を実施したのは、1834年の新救貧法。

選択肢2:× 労役場テスト法(1722 年)が目的としたのは、労役場以外で貧民救済を行うことではなく、労役場内で貧民行政を行うこと。

選択肢3:× ギルバート法(1782 年)が定めたのは、労役場以外での救済。エリザベス救貧法による混乱や矛盾の改善を目指し、労働能力のある貧民に対して院外での救済を実施した。

選択肢4:× 新救貧法(1834 年)が目的としたのは、貧民の救済を縮小すること。人道主義に基づく救貧行政による納税者の貧困などの問題を解消するため、新救貧法では「劣等処遇の原則」に基づき救済び縮小化を目指した。

選択肢5:○ 国民保険法(1911 年)は、1880年代ドイツにおけるビスマルクの社会保険政策を参考に創設されたもので、第一部の健康保険と第二部の失業保険から成るもの。

第31回社会福祉士国家試験問題

現代社会と福祉 問22 問23 問24 問25 問26 問27 問28 問29 問30 問31

地域福祉の理論と方法 問32 問33 問34 問35 問36 問37 問38 問39 問40 問41

相談援助の基盤と専門職 問91 問92 問93 問94 問95 問96 問97

相談援助の理論と方法 問98 問99 問100 問101 問102 問103 問104 問105 問106 問107 問108 問109 問110 問111 問112 問113 問114 問115 問116 問117 問118 

学習メモ

イギリスの救貧政策、特にエリザベス救貧法(1601年)からベバレッジ報告(1942ねん)までの取り組みや出来事は時系列で整理しておきたい。おきたいところだが、大変だ・・

いやー、社会福祉士の試験範囲は、広い・・。

ていうかさ、この問題は「現代社会と福祉」の問題だけど、完全に「歴史」じゃねーかって思ったさ。ま、いいんだけどね。。

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この記事を書いた人

このブログを運営しているブジカエル、カエル好きですがカエルにはあまり詳しくありません。精神障害者の地域生活を支援する精神保健福祉士、社会福祉士、国家資格キャリアコンサルタント。旅好き、学び好き、放送大学12年目のマルチポテンシャライト。科学的な幸福の研究に興味津々なポジティブ心理学実践インストラクター。健康管理好き、2013年に健康管理士、食生活アドバイザー3級&2級を取得。
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